所変われば面白いものがあるものだ。
フレーバーコーヒー。コーヒー豆に様々な香りがつけられているというもの。オーストラリアに住む姪っこが、「試しに飲んでみて。いけそうだったら日本でも売りたい」と、とりあえずサンプルでバニラ、ティラミス、ヘーゼルナッツ、マカダミアンナッツ、チョコレートの5種類を送ってくれた。他にも20種類くらいの香りがあるそうだが、今回は日本人にも好まれそうだと思うものをみつくろってくれたそうだ。
豆を挽くとき、ほのかにバニラっぽい甘い香りが漂う。が、淹れてみると豆を挽いているときほど香りは感じない。ただ、コーヒーそのものが日本で売られているコーヒーよりはウマイ。偽装ばやりの昨今、日本で売られているコーヒーは、「日本人にはどうせコーヒーの味なんて分からない」と品質の劣るものを売りつけられているのかも?と疑ってしまう。それはさておき、フレーバーコーヒーの本領は実は冷めてからだった。冷めてもウマイ、というか「冷めてからの方がウマイ」のだ。もっとも、これは私の個人的好み、主観だから誰もがウマイと感じるとは限らない。
日本人にも御香などの香りを楽しむ文化はある。最近では、ハーブティーなどもブームになったことがある。しかし、コーヒーではどうか。モカ、コロンビアなどコーヒー自体の種類やシナモンコーヒーなどというのはあるが、様々な香りつきコーヒーを楽しむという文化は日本で受け入れられるだろうか?
環境省が、里地里山保全再生活動ボランティアの交流、情報サイト「里なび」を開設した。私も以前から「そのようなサイトがあったらよいのに」と思っていたので大歓迎だ。早速のぞいて見たが、まだまだショボかった。団体登録申請も活動レポートも工事中だった。まあ、今後に期待したい。
私も「まつたけ十字軍」や「田舎暮らし応援団」など関連する活動に参加させてもらっているが、最近、全国にはそのような団体・グループ・個人が、言葉は悪いが雨後の竹の子よろしく無数に発生している。「里地里山保全再生」あるいは「地域活性化」という掲げる目的はほぼ共通しているものの、個々の活動エリアは狭く、その立場や方法論は様々で混沌としていて、短命、自己満足的なきらいのものや、中には首を傾げざるを得ない活動もある。
例えば、里山保全にしてもわが「まつたけ十字軍」のように「痩せたアカマツ林」再生を目指すところもあれば、「栄養豊かな?広葉樹林」を目指すところもある。里山の地勢によって保全・再生の方法論や目指すゴールも違って当然だとは思うが。
森林がCO2吸収削減に「効果あり」とする主張がある一方で「効果なし」とする議論もある。「自然・環境を学ぶ施設」を「莫大な金を遣い、自然・環境を壊して作っている」ような?の付くところもある。
「もう少し協議・協力・調整し合える場があればもっと大きな力になるだろうに」と思っていたところで、タイムリーではある。ただ一つ気になるのは、事務局となっている「(財)水と緑の惑星保全機構里地ネットワーク」。やっぱり環境省の天下り先?