tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

マーサの幸せレシピ

2007-06-12 20:30:00 | cinema

あの厳格なドイツ人がこんなイタリアンテイストの映画をつくったんだと思ったら、脚本も担当した監督のサンドラ・ネットルベックはTV出身の若い女性監督だった・・・・・・orz。どうりで、完ぺき主義をもってフランス料理店を切り盛りする、キャリアウーマン的な女性シェフが出てくるのもうなづける。ただ、料理に「うとい」オレっちにしてみれば、シェフが女性でも男性でもどちらでも良いこと。愛なんてこもってなくても、年季の技と心がこもっていりゃ何でもいいやと思ってしまうけど・・・・・・。(なんでもいいやってのは、投げやりなんじゃなくてEverything is OKって意味ッス)
気に食わない客がいたら、「てめえ、江戸前のすしを食うなんて10年はええよ(早いよ)。おととい来やがれってんだ」でいいと思うんだけどね。
でも、オーナー兼、料理人の個人経営の店ならいざしらず、雇われシェフだったらそうも言ってられないのかね。愛がどうたらこうたら要求する客の方が間違っているような気がするけど・・・・・・。
この反論に、こどもを使うってのは、卑怯なやり方だ。子供は正直だから、簡単な料理でも愛情がこもっていれば食べるなんて、それは大人が勝手に考えた一方的な幻影ぢゃないの?だって、ウチの子は すし(100円じゃないヤツ)>>>パスタ類>>>愛情こもった焼き魚。ただ、これ、どういうわけだか、年齢とともに好みの順番が逆転していく。もう、毎日でも焼き魚でいいス。なんせヘルシーだし。

なんてね。こざかしいことを言って文句付けてみても、良い映画は良い。この女性監督、やはり自分の脚本で「サージェント・ペッパー ぼくの友だち」を後年に撮っている。ともに、だれかに教えてあげたいと思えるような心が温まる映画。映画も完璧ぢゃなくても、愛が詰まってればいいってことッス。