歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

光州南区良瓜洞 6世紀の葺石封土墳3基を発見

2011年02月15日 | Weblog
 大韓文化遺産研究センターは、光州広域市南区良瓜洞(광주 양과동)で6世紀頃の三国時代に墳墓の上に石を敷いて覆った葺石封土墳(즙석봉토분)3基が群れをなして築造されていることが確認されたと発表した。
 3基ともかなり破壊が深刻であるが、空から見下ろした平面形状は、それぞれ円形、方形、そして梯形の3つであった。
 1号墳は、円形形状で封土半分程度が毀損されているが、その下に埋葬施設が残っている可能性が大きいとしている。また、葺石列を基準とすると、直径が約20mに達し、その周辺から周溝跡も確認された。
 2~3号墳は封土大部分が破壊されていたが内部から破損された状態の土器類が発見された。 
 今回の調査で収集した土器類は107点で、壺形土器が半分近くあり、ほかに受け台、短脚高杯、杯など祭祀と関連した土器が多いという。
[参考:聨合ニュース]
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落合文化村 佐伯祐三と中村彝のアトリエ

2011年02月15日 | Weblog
 
上段、新しく整備された「佐伯祐三アトリエ記念館」(2011.2撮影)
下段 旧佐伯公園 (2007.9撮影)

 久しぶりに、佐伯祐三公園(新宿区中落合2-4-21)に行ってみた。
 昨年4月に、残っていたアトリエを「佐伯祐三アトリエ記念館」として整備されていた。
 風情としては、ちょっと下がった感があるが、保存と見学を目的としているので止むをえないのであろう。
 佐伯祐三(1898-1928)は、中村彝(1887-1924)を慕って落合に住むわけだが、中村彝のアトリエ(下写真)もまだ近くに残っている。長年保存運動が続いていたが、その努力が実って昨年7月に保存が決定したという。実にうれしいことである。来年のオープンを目指しているらしい。

[落合文化村map]

 また、この2月19日(土)より、新宿区立歴史博物館で行われる「新宿中村屋に咲いた文化芸術」で、中村彝の作品が2点展示される。一つは重要文化財になっている『エロシェンコ氏の像』と当時の中村屋の創業者夫妻の長女俊子を描いた『少女』である。同じ落合にアトリエを持った鶴田吾郎の『盲目のエロシェンコ』も展示される。出展数は多くはないかもしれないが、実に楽しみである。
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