桜井市教育委員会が6日、同市の纒向遺跡にあるメクリ1号墳(全長約28mの前方後方墳、3世紀前半~中ごろ)の東側(平成21年に見つかった大型建物跡の南約220m)で、3世紀の方形周溝墓が新たに3基見つかったと発表した。
過去の調査結果から、少なくとも6基が周囲に造られていたことが判明。 一帯が同遺跡の墓所区域のひとつだったとみている。
3基は3世紀前半から後半にかけて順番に築造されたとみられ、最も大きいもので南北約8・5m、東西約9m、周囲は幅約1・3mの溝で囲われている。墳丘は削られて、いずれも埋葬施設は残っていなかった。
同遺跡では、纒向石塚古墳(全長94mの前方後円墳)周辺でも方形周溝墓が出土している。今回の墓域の被葬者について、纒向石塚古墳のグループよりは格下に当たる人たちとみており、当時、すでに王権の中でも階層が存在していたことを改めて示す史料になりそうだという。
[参考:共同通信、産経新聞、奈良テレビ放送]
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邪馬台国の有力候補地「纏向遺跡」に墓域か 方形周溝墓3基 奈良・桜井市
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3基は3世紀前半から後半にかけて順番に築造されたとみられ、最も大きいもので南北約8・5m、東西約9m、周囲は幅約1・3mの溝で囲われている。墳丘は削られて、いずれも埋葬施設は残っていなかった。
同遺跡では、纒向石塚古墳(全長94mの前方後円墳)周辺でも方形周溝墓が出土している。今回の墓域の被葬者について、纒向石塚古墳のグループよりは格下に当たる人たちとみており、当時、すでに王権の中でも階層が存在していたことを改めて示す史料になりそうだという。
[参考:共同通信、産経新聞、奈良テレビ放送]
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