弥生時代中期~後期の薬師ノ上(やくしのうえ)遺跡(福岡県筑前町)で、弥生時代では初めてとなる完全な形の硯(すずり)が出土していたことが、同町教育委員会の調査でわかった。
弥生時代の日本で文字が書かれていた可能性を示す発見としている。
硯は2003年に集落跡から出土し、用途不明の板状石製品とされてきた。長さ15・3cm、幅6・3cm、厚さ0・9cmで、真ん中で二つに割れている。朝鮮半島で出土した硯と同じ砂質頁岩(けつがん)製で形などが似ており、硯と判断した。一緒に出土した土器などから、1~2世紀のものと推定している。
田和山遺跡(松江市)や三雲・井原(いわら)遺跡(福岡県糸島市)に続く弥生すずりの発見で、墨が残る完全な形での出土は初めて。
[参考:2017.11.9西日本新聞、2017.11.14朝日新聞、2017.11.15読売新聞]
過去の関連ニュース・情報
弥生硯
キーワード: 弥生硯、薬師ノ上遺跡
弥生時代の日本で文字が書かれていた可能性を示す発見としている。
硯は2003年に集落跡から出土し、用途不明の板状石製品とされてきた。長さ15・3cm、幅6・3cm、厚さ0・9cmで、真ん中で二つに割れている。朝鮮半島で出土した硯と同じ砂質頁岩(けつがん)製で形などが似ており、硯と判断した。一緒に出土した土器などから、1~2世紀のものと推定している。
田和山遺跡(松江市)や三雲・井原(いわら)遺跡(福岡県糸島市)に続く弥生すずりの発見で、墨が残る完全な形での出土は初めて。
[参考:2017.11.9西日本新聞、2017.11.14朝日新聞、2017.11.15読売新聞]
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キーワード: 弥生硯、薬師ノ上遺跡