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橿原市・四条1号墳 南北の全体規模は約60mと判明

2017年11月21日 | Weblog
 橿原考古学研究所が20日、多数の木製埴輪が出土した同市の四条1号墳(方墳、5世紀末)の二重の周濠を含めた古墳の南北規模が約60mと判明したと発表した。
 昭和62年の橿考研の発掘調査で、古墳本体(南北約32m、東西約40m)のほか、最大幅約14mの内濠から鳥形や盾形、笠形など多数の木製埴輪が出土し、注目を集めたが、外濠は東側と南側でしか見つからず、全体規模が不明だった。 四条古墳群は5世紀後半から6世紀中ごろにかけて約600m四方に10基の古墳が築かれたとみられる。
 今回、30年ぶりにほぼ全面的な発掘調査を実施し、結果、北側に外濠(最大幅約6m)の存在を確認し、南北が約60mだったことが判明した。 東西は約75mと推定している。 古墳は藤原京造営時に壊され、埋葬施設は残っていない。
 現地説明会は23日午前10時~午後3時に開かれる。
[参考:産経新聞、朝日新聞]

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