歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

指宿市・敷領遺跡 亀卜の収納容器・鉄製甲臺が出土

2019年06月04日 | Weblog
 指宿市十町の敷領(しきりょう)遺跡で、874年の開聞岳噴火に伴う火山灰の下の8~9世紀の地層から「亀卜(きぼく)」の収納容器とみられる五角形の「鉄製甲臺(こうだい)」(幅約15cm、厚さ約4mm、残存部分の長さ約20cm)が見つかった。同遺跡からの出土は1996年に続いて2例目。
 亀卜は国の政策を決める際の占いに使用されるため、敷領遺跡に古代の役所「郡家(ぐうけ)」が置かれていた可能性が高まったとしている。
[参考:5.22南日本新聞、6.3 KTS鹿児島テレビ]

過去の関連ニュース・情報
2008.9.10敷領遺跡 開聞岳噴火埋没の住居跡出土
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茨城県・城里町 徳化原古墳 7世紀半ば以降の古墳時代終末期の東西37mの長方墳

2019年06月04日 | Weblog
 城里町と茨城大学考古学教室が5月31日、2018年度から連携して実施している同町指定史跡 「徳化原(とっけはら)古墳」(同町北方)の発掘調査の成果報告を行った。
 古墳の規模は東西約37m、南北約23m以上の長方墳。築造時期は7世紀半ば以降の古墳時代終末期。
 トレンチの中に柱穴列が確認され、柱が施工時土留め境界杭(あるいは割り付け杭)に使われていたことが考えられ、階段ピラミッドのような形状だった可能性がある。
 石室は横穴式石室で、玄室と羨道の部分からできている。地元産の凝灰質石材の切石を組み合わせており、栃木県にみられる構造。羨道部の石が上下逆さまになっていることも分かった。
[参考:茨城新聞、茨城大学HP、城里町HP]

徳化原古墳=頓化原古墳とも

過去の関連ニュース・情報
 都塚古墳


城里・「徳化原古墳」発掘 東西37メートルの長方墳 柱穴列確認 階段ピラミッド形状か

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