歴歩

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仙台市・法領塚古墳 古墳時代終末期では東北最大の円墳

2010年11月03日 | Weblog
 仙台市教委の調査で、同市若林区一本杉町の法領塚(ほうりょうづか)古墳が、古墳時代終末期(7世紀前半ごろ)では東北最大の円墳とみられることが分かった。
 これまで発掘された古墳の外側に、新たに下段部分の裾が見つかった。古墳は直径が50m以上、高さは6mになるとみられる。
 1970年の調査では、周溝を持つ墳丘径32m前後と推定され、主体部は玄室(長さ約5.7m、高さ約1.9m)、玄門、前庭からなる巨大な横穴式石室が確認されていた。
 同時期の円墳はこれまで、須賀川市の蝦夷穴古墳(円墳、直径36m)、いわき市の甲塚古墳(円墳、直径37m)などが東北で最大とされていた。
 法領塚古墳は、広瀬川によって形成された自然堤防上、標高12mの地点に立地している。また、北方約500mには陸奥国分寺跡・国分尼寺跡がある。市教委文化財課は遠見塚古墳(前方後円墳、全長110m、4世紀末~5世紀初め)や郡山遺跡などと合わせ、仙台平野が古代でも重要な地域で、有力者が支配していたことがうかがえると話している。
[参考:河北新報、仙台市HP]

仙台・法領塚古墳 東北最大の円墳と判明 有力者支配か(河北新報) - goo ニュース


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