総社市教委が11日までに、古代吉備中心部の前方後円墳(全長120m)の1つである宿寺山古墳(総社市宿)の初の発掘調査で、前方部の葺石や盛り土の断面を確認した。
全国第4位の造山古墳(岡山市新庄下)、同9位の作山古墳(総社市三須)などが集まる吉備路の中心部に位置する宿寺山古墳は、県内で大型古墳が姿を消す時期に造られており、吉備の古墳築造の転換期を探る手掛かりになると期待する。
両巨墳に続く5世紀後半の築造だが、墳丘の大部分は開発で失われ、発掘調査は手つかずであった。今回は民家改修に伴い、前方部南西端の南北2m、東西30mを調査。西端で幅2m、高さ1・4mにわたり葺石が出土したほか、墳丘の断面から、造成の際に砂質土と粘土を交互に、非常に強く突き固めている様子が確認された。
前方部幅はこれまで約75mと推定されていたが、墳端と考えていた部分で、盛り土がさらに続く様子が確認されえた。前方部幅は100m近くまで広がる可能性があると推測している。
[参考:山陽新聞]
全国第4位の造山古墳(岡山市新庄下)、同9位の作山古墳(総社市三須)などが集まる吉備路の中心部に位置する宿寺山古墳は、県内で大型古墳が姿を消す時期に造られており、吉備の古墳築造の転換期を探る手掛かりになると期待する。
両巨墳に続く5世紀後半の築造だが、墳丘の大部分は開発で失われ、発掘調査は手つかずであった。今回は民家改修に伴い、前方部南西端の南北2m、東西30mを調査。西端で幅2m、高さ1・4mにわたり葺石が出土したほか、墳丘の断面から、造成の際に砂質土と粘土を交互に、非常に強く突き固めている様子が確認された。
前方部幅はこれまで約75mと推定されていたが、墳端と考えていた部分で、盛り土がさらに続く様子が確認されえた。前方部幅は100m近くまで広がる可能性があると推測している。
[参考:山陽新聞]
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