総社市教委が発掘調査している窪木遺跡(同市窪木)で15日までに、格式の高い庇付きの大型建物を中心に大溝などが規則的に配され、鍛冶工房跡も付属した藤原京期(7世紀末〜8世紀初め)の遺構群が出土した。所在地不明だった賀夜郡衙跡とみられるという。
同遺跡は郡名寺院である栢(かや)寺廃寺の約200m東にあり、北に鬼ノ城を望める場所にある。
古代・備中国は、『和名類聚抄』では都宇・窪屋・賀夜・下道・浅口・小田・後月・哲多・英賀の九郡があったとされる。賀夜郡は、南は現在の岡山市西部から北は高梁市まで及び、備中国全体の行政府・国府も所在したと記録される。だがこれまで、同時期の官衙遺跡は確認例がなかった。
[参考:山陽新聞、岡山県古代吉備文化財センターHP]
過去の関連ニュース・情報
2008.6.21 総社市・大文字遺跡・栢寺廃寺 岡山県内最古の文字瓦出土
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古代・備中国は、『和名類聚抄』では都宇・窪屋・賀夜・下道・浅口・小田・後月・哲多・英賀の九郡があったとされる。賀夜郡は、南は現在の岡山市西部から北は高梁市まで及び、備中国全体の行政府・国府も所在したと記録される。だがこれまで、同時期の官衙遺跡は確認例がなかった。
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