平成22年4月8日付「判例検索システム『最高裁判所判例集』」
「『裁判例情報』に平成18年2月以前の最高裁判所裁判集登載判例(約2万件)を新たに追加しました」の意味をよく理解していなかったようだ。
どうやら,判例検索システム「最高裁判所判例集」の民事に関しては,従来,「最高裁判所民事判例集」掲載の判例及び平成18年2月以降の「最高裁判所裁判集民事編」掲載の判例が掲載されていたが,今回,平成18年2月以前の「最高裁判所裁判集民事編」掲載の判例が追加されたということのようである(刑事に関しても同様。)。
いわゆる「民集」と呼ばれているのは,「最高裁判所民事判例集」(「最高裁判所判例集」の「民事編」)のことであり,最高裁判所判例委員会編集で,財団法人判例調査会からほぼ月1回ペースで刊行されている。そして,「民集」に登載するほど重要でないと判断された判例については,「最高裁判所裁判集民事編」(「集民」と呼ばれる。)に登載されるが,こちらは「内部資料」扱いで公刊されてない。
「民集」不登載で,「集民」に登載された判例についても,判例タイムズ,判例時報又は金融法務事情等の判例誌に掲載されていれば,一般に入手可能ではあったが,それらの平成18年2月以前のものについては,これまで,「判例検索システム『最高裁判所判例集』」には掲載されていなかったものである。
今回は,「民集」不登載で,「集民」に登載された判例につき,平成18年2月以前の分が追加されたということのようである。
「『裁判例情報』に平成18年2月以前の最高裁判所裁判集登載判例(約2万件)を新たに追加しました」の意味をよく理解していなかったようだ。
どうやら,判例検索システム「最高裁判所判例集」の民事に関しては,従来,「最高裁判所民事判例集」掲載の判例及び平成18年2月以降の「最高裁判所裁判集民事編」掲載の判例が掲載されていたが,今回,平成18年2月以前の「最高裁判所裁判集民事編」掲載の判例が追加されたということのようである(刑事に関しても同様。)。
いわゆる「民集」と呼ばれているのは,「最高裁判所民事判例集」(「最高裁判所判例集」の「民事編」)のことであり,最高裁判所判例委員会編集で,財団法人判例調査会からほぼ月1回ペースで刊行されている。そして,「民集」に登載するほど重要でないと判断された判例については,「最高裁判所裁判集民事編」(「集民」と呼ばれる。)に登載されるが,こちらは「内部資料」扱いで公刊されてない。
「民集」不登載で,「集民」に登載された判例についても,判例タイムズ,判例時報又は金融法務事情等の判例誌に掲載されていれば,一般に入手可能ではあったが,それらの平成18年2月以前のものについては,これまで,「判例検索システム『最高裁判所判例集』」には掲載されていなかったものである。
今回は,「民集」不登載で,「集民」に登載された判例につき,平成18年2月以前の分が追加されたということのようである。