城山三郎さんの本も よく読ませていただいています
原作のテレビドラマ化が本日あると聞き
以前から楽しみにしていました
ところが
テレビ番組欄のコピーの文言を見た途端
心が萎えて 興味半減
いや それ以上のショック
ガッカリ
・・・昭和最大の 夫婦愛・・・・
こういう場合の 愛情 という表現に
最大とか 最高とか 他にはない より大きなとか
というような感覚を想起させかねないような
他と 内容をことさらに比較吟味するような
比較級の言葉は登場するものでしょうか
昭和という時代 いや 時 所を問わず
こういう局面場面での愛というものに
軽重 高低をいうべき差はあるのでしょうか
愛の個性ともいうべきものはあっても
あの昭和の時代の
庶民であろうが 首相であろうが 知識人であろうが
一介の小作農民 薄給のサラリーマンであろうが
どうにも情けない人生であろうが
それぞれの家に それぞれの
家庭愛 夫婦愛 親子愛 友情 などなどがあり・・・
上手に表現できそうにありませんし
しょうしょう おおげさ 神経質すぎるかな とは思いますが
今の 広くマスコミ 文化界 特にテレビ放送界全体の質を
感じ
言語感覚に対する大雑把さのいい見本のような表現に
大きく言えば虚しさを覚えたのです
たまたま 歴史上の著名人の物語であるので
著名人ゆえの
単にそうであるということだけでの賛辞らしき意味
ということもあります(ほとんど他意はなかったのだ と)
であればこそ 繊細さが より要求された番組宣伝文句
であって欲しかった
わたしのような者に 誤解されることなんぞ無いように
(もっとも 誤解されたとして どうってことはないでしょうが)
城山三郎さん
とても真摯に自作品に取り組む方とお見受けしてたので
さぞや 彼の地でこのことを知ったら 悲しむのでは・・・
と 勝手に想像してしまいました
作家にとって自作の主意を誤られる以上の苦痛はない
でしょうから(私のようなヘソマガリが要らぬ誤解をして)
というわけで 超主観的な内容の記事になってしまい
申しわけありません
こういう風に捉える人間もいるということで
たわごとを
ご容赦を願いたいものです
さて もう一仕事
晩に このドラマを観させていただくかどうかは
そのときの夜風次第
気まぐれ男ですから けっこう
時が解決して気分もいい加減になり
結局最後まで そのチャンネルのままかも・・・
ほんとに いい加減なところのある人間ですから
私という奴は