おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

汚れなき悪戯

2011-07-14 | ▽ タワイモナイようなお話も あるけれど


私の5大趣味? は
JAZZ
温泉
古典落語
映画
読書
です
それ以外の趣味は 挙げると きりがない?


それぞれに ベスト5(あるいはベスト8)があり
ある箇所で それを示させていただいています



さて なんとなく疲れ気味(特に 精神的に) というようなときに
お世話になるのが
映画 汚れなき悪戯
1955年カンヌ映画祭登場
日本では1957年封切り とか

多分 日本封切り直後くらいのときに観たという記憶あり
小学生低学年のとき

まず テーマ音楽にノックアウトをくらい
その瑞々しい というか 清らかさというか 神秘さというか
子供ながら “人って なんなのだろう” という 強烈な疑問(もちろん その当時は 特に 格別高尚な意味なんかではなくとも)を持たざるを得なかったような 感動と感傷を 同時に受けたような記憶があります


DVDという文明の利器の登場で 
観たい時に観られる 何とシアワセナことか 感謝 感謝
ビデオテープ時代にも 何度か会うことを試みましたがお目にかかれませんでした(ルートはあったのでしょうが)


とにかく 和むのです 
心が 一旦 限りなく透明に近いオレンジ色やエメラルド色 のようになってくれるのです



マルセリーノ坊やの 面立ちに ウットリ
神父さんたちの心の 優しさと 大きさに また ウットリ
フランス革命後のスペイン という設定と 風景と 映画の中の大気にも 雰囲気にも
ウットリ
もちろん 何度耳にしても なんとも言えない哀愁のメロディーに
ダブル ウットリ

大好き






でも 最初観たときから 観るたびに起きてしまう疑問

“ マルセリーノ坊やは 本当に幸せだったのだろうか
ママに会いたいのはわかるけど
神に召されてしまって・・・
ママのところに直ぐに行けたかもしれない
そこのところは
なんとなく 賛成できないわけじゃないんだけど 


この地上で 神父さんたちに見守られながら 
自分の人生を全うしてからママに会いに行くという途だって 坊やの為には
よかったんじゃないのかなー

でも 神様がしてあげたことなんだから 
そんなことを言っては ばちがあたってしまうことになるんだろうか・・・・ ”

50年以上たった今でも この宿題は解けないでいます




それにしても マルセリーノ坊や  誰かさんにソックリ
なので 息苦しいほど なつかしく 切なく 観てしまうことになります