『おかしいんですよ
私のところは17階にあるのに 1階 なんて書いてあるし
普通 住所だって書いてあるでしょ
みつからないんですよ 私の名前のあるあたりを何回も眺めてるんだけど・・・この登記簿 なんか変なんですヨ』
“マンションはいくつかの家の集まりみたいなものでしょう
だから 集まりとしての説明の箇所と
一人ひとりが持っている部分との説明と あって
住所は集まりのことを説明している部分に書いてあるから
繰り返して個人個人のところにはイチイチ書いていないんです
それと 空中にあなたのマンションの部屋があるようなものだとしても
一個の家としては あなたのマンションの部屋というか部分は平屋でしょう
だから構造としては
1階 と書いてあるんです”
私の質問(知り合いの税理士の先生に)
『・・先生
勘定科目は資産・負債・資本・収益・費用のおおよそどれかに
当てはまって 複式簿記では借方と貸方に左右同一の数字が
相対して並ぶんでしょう』
“そういうことです”
『同一の数字が必ず左右にあって それがまとまるだけなのに
どうして 貸借対照表や損益計算書には いわゆる余剰部分のようなものが発生することになるの?
だって 左右同じ数字が並ぶんなら 右の合計左の合計だって
同じなんだから 隙間なんてうまれるはずないんじゃないの?』
“B/Sに出てくる連中と P/Lに出てくる連中はきまっているんだよ 仲間集めさせて それぞれに登場させるんだヨ”
『???』
“落ち着いて考えてみて”
『・・・!!!
なんとなく 判ったような気がする
アリガトウ』
お客さんとの
同業の先生方との
他業種の先生方との
質問のやり取り
こういう形の疑問を発したり 答えたりすることって
私には とても 貴重
必ず自分の回答を確認するし
教えてもらった事は とても疑問度合いが強かったものが多いので
それで インパクトが強く ほぼ 忘れない
どうにも理解できないことはそのままにしておけない性分
なので
どうして そう細かいことにこだわるの という表情をされること多し
でも 不思議なことは不思議
どうしても 調べる
調べてもハッキリしない部分は 訊く
教えてもらう
そうして アリガトウ と言う
我が事務所からの裏庭の向日葵の眺め
楽しみにしているこの頃です
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