夏も盛りをむかえ 楽しみであり つらさ?でもある手ごわい暑さとの格闘の日々
当地でも 37度ほどの日々が続き 寝苦しい というか団扇をあおぎつづけ 眠れないときも
でも これが夏
こんなふうでも この季節が好き
さて 盆が近い
いや もう それがやってきた(このあたりのことに とても疎い)
地方によって けっこう 行事日程(大仰な言い方だが) 段取りがちがっていたり 実際に各家庭でするところの形が独特だったり・・・
そうだこうだする夏
さすがに この年齢になると そうしてこの時期は特に 死生観を思ってみたりする
何人かの人たちの 最期をみとったりして
その直近の様子などを思うとき そうして その前後の自分との会話などを思い返してみるとき
おおよそ 次のような言葉が 私には残っている
≪・・もう欲しいものなど なにもないなー 特にはさ・・≫
最愛の人に先立たれた人たちの多くから 特に この類の言葉を聴いたような思いがする
何が楽しみで もしかすると思いはお金だけ と おおよそ誰からも 吝嗇といわれるような雰囲気で括れる人生で過ごしてきて? あの世にも 金利にこだわる金貸しの街並みがあると信じているようだなと思えるほどの人からも そんな言葉を聴いたりすると
なんとも表現のしようがないような感慨を覚えたりした
この世で切腹をしても あの世でも切腹をせねばと思うほど 反省点(後悔は ほとんどしていないのだが)が多い人間だが
自分は どのような思いをこの世に残すことになるのだろう
なんぞと
入道雲を眺めながら 庭の緑に眼を休めながらの団扇使いの合間になど ごくまれには 思う
そうして 長く暑い夜 などにも・・・
さて いろいろなすべきことも多いが お盆くらいは
と思えど 今日の仕事かな
である
まさしく これこそが私の生き方 自分の流儀 なのか
思えば そうやって生きていられる贅沢
感謝せねば
自分の選択でなく 不条理無慈悲きわまりないことで自分の人生の結着を勝手に差配されてしまい
自分を生きながらえることかなわなかったすべての人々に
ここに 心からの
・・・黙とう・・・