「日経業界地図 2013年版」
日本経済新聞社 1050円
最近、流行の業界地図。
書店では、複数の出版社からの業界本が出されています。
その中からピックアップしたのが同書。
日経というブランドもありますが、147業界、企業グループを取り上げ、日経独自の視点から、業界動向、今後の焦点をまとめているところが秀逸です。
また、巻頭特集の「主要100品目シェア」も興味深く読むことができます。
ちなみに、広告業界は、次のような解説が加えられていました。
ポイント
日本の広告費は4年連続の減少。
ソーシャルメディアの活用目立つ。
広告大手は新興国の広告市場を開拓する海外事業に活路
業界規模・・・5兆7096億円
業界動向・・・日本の広告費は2011年に前の年より2.3%減少し・・・。
図「マス広告の低迷続く 新媒体への対応力がカギに」
1位 電通…世界5位。スポーツビジネスで存在感。
2位 博報堂・・・ブランド戦略支援強化
3位 アサツー・ディ・ケイ・・・外資系広告主、アニメ事業に強み。
4位 大広・・・DM、顧客管理に強み
5位 東急エージェンシー
今後の焦点
インターネット広告の復調カギに。携帯電話の高機能化にらみ競争も・・・。
インターネット広告費は、8000億円。
広告費の7分の1とのことです。
一人一台以上、スマホやケータイを持つ時代。
「ソーシャル」というキーワードのもと、多様化する消費者、生活者に対応していかなければならない広告業界。
たいへんな時代になったものです。