百貨店で買物をしていると・・・アップテンポな音楽がフェードイン・・・。
ハレルヤコーラス・・・。
そばにいた買物客や店員さん、コックさん、スーツの男性が急に踊りだす・・・。
結構、サプライズです。
まわりのオバサマたちも手拍子、笑顔で応えます。
これは、百貨店の年末の催事の一環らしく、劇団というかダンスクラブの人たちを使って、突如始まる現場型ミュージカル・・・
「フラッシュモブ」
と呼ばれているとのことです。
アメリカなどでは、よく催されるイベント型企画のようで、商業施設の店内、屋外の広場などで行われているようです。
楽しい、心地よい、居心地のよい「経験」を購入するために訪れるデパートメントストアには最適かもしれません。
以前、文化、カルチャーを売っていた百貨店も経験マーケティングを始めたのでしょうか?
それにしても、となりにいる消費者、生活者が、突如踊りだし歌いだす・・・。
「スキ(隙)」を突かれたようで、そのインパクトも絶大です。
最近、インプロ、ナラティブ、ダイアローグ、リフレクティブなどの横文字が、日常の会話の中にも登場するようになりました。
米国の心理学や経営学などで研究されてきたものが、今、さまざまな「場」で役立つような気もします。
職場で、突如、フラッシュモブ。
役所で、いきなり、フラッシュモブ。
交通機関の中で、フラッシュモブ。
面白いと思います。
十代の若者に人気というダンス教室・・・その技術、スキル、そして何よりもダンスが好きという気持ちが、社会に役立つ日が来ているように思います。