コミュニティソーシャルワーカー・・・はじめて聞いた仕事でした。
7月7日のNHK「プロフェッショナル -仕事の流儀-」の主人公は、コミュニティソーシャルワーカーの勝部麗子さん。
社会との繋がりを断たれた人を助ける・・・あなたを気にかけている人がいる・・・。
行政と現実社会のハザマに生きる人々をあぶり出し、ヒューマンな働きかけを続ける・・・。
すごい信念を持った女性でした。
豊中市は人口40万人の中核都市。
そのうちの8000人がボランティアで社会的な活動をしているとのこと・・・。
本当にすごいことです。
勝部麗子さんは、豊中市社会福祉協議会に所属するコミュニティソーシャルワーカーの第一号。
現場に密着し、社会から無視されつつある社会的弱者に光を当て、本人の気づきをベースに復帰を促していきます。
身を挺して進める社会化の仕事は今まで考えられなかった新しい領域・・・。
そのひた向きな姿勢に感動しました。
番組では、何かがありゴミ屋敷に住む女性を地域に呼び戻すアプローチ、脳卒中で仕事から離れた男性を社会復帰させるコミュニケーション・・・行政では絶対に出来ない仕事を豊中市社会福祉協議会は続けていきます。
山崎亮さん的なソーシャルデザイン、地域再興は、それはそれで美しい仕事ですが、まずは最も深刻な危機に直面している人にスポットライトを当て、後ろ盾のない世界でその解決を目指す・・・。
本当にすごいことだと思いました。
ソーシャル、ソーシャルと叫び続けられる昨今ですが、それは決してスマートな仕事ではない・・・それを体をはって現場で仕事をされている勝部さんのメッセージという感じがしました。
本当に社会に役立つ仕事・・・その一つがコミュニティソーシャルワーカー(CSW)の仕事ではないでしょうか?