ディズニースタッフが最初に教えたこと
小松田勝著 日本経済新聞出版社 1300円+税
CS(カスタマーサティスファクション・顧客満足)の代名詞といえば、ディズニーランド。
どんな仕事マニュアルや教育、人事労務管理をしているのか気になるところです。
ニッポンのお家芸・・・おもてなし、ホスピタリティがディズニーランドにも活きています。
著者は、1983年オリエンタルランドに入社、リーダー、スーパーバイザーを務められた方。現在、コンサルタントとして活躍されています。
同書の中で、著者が繰り返し述べているのが、「気づく」力の重要性。
すべてが、一人ひとりのキャストの観察力・・・ゲスト(お客様)をしっかりと、観て、感じるスキルがベースとなると指摘しています。
KYで、鈍感な小職には、ディズニーのキャストは、とてもつとまりそうにありません(笑)。
(でも、ディズニーの教育システムで訓練を受ければ、少しは使い物になるかも・・・です)
◆目次
第1章 ディズニー流の教育はここが違う
第2章 知識や技術より優先して教えること
第3章 好業績企業に共通する気づき力の高め方
第4章 部下や後輩の気づき力を育てている実践方法
同書でマーカーを引いた部分を紹介させていただきます。
働く人に誇り、喜びがないと、顧客は不快になる。
流れ作業から感動は生まれない。
ショーは本日が初演。
ゲストへの気づかいを、まず、従業員に対して行う。
今日の気づきは明日の仕組み。
教えすぎない。考えさせる。
「褒める」をシステム化する。
例外はない。教育は全員に行う。
ディズニーランド、ディズニーシーでは、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは!」と笑顔で挨拶するようです。
そういえば、アットホームで、ファミリアな感じが、通奏低音のように流れているような気がします。