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能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ブルックスブラザーズ青山店のクリスマスツリー・・・レジメンタルタイで飾られたツリーです

2015年12月12日 | まち歩き

ブルックスブラザーズクリスマスツリー・・・。

レジメンタルタイで出来ています。

ブルックスらしい演出です。

日本一号店が、青山通りに出来て、早36年・・・今では全国展開しています。

はじめてボタンダウンシャツを作ったのは同社。

Jプレスとともに、歴代大統領に愛されたフォーマル、カジュアル店です。

学生の頃は手が出なかったスーツも、今では当時の半額程度。

身近な存在になりました。

アメリカそのもののブリックス・ブラザーズ・・・ビジネスを楽しくしてくれるブランドです。


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謝罪の流儀 炎上の旭化成、火消しのトヨタ・・・ニッポンの株式会社が岐路に立っています

2015年12月12日 | 本と雑誌

なんで日本の企業は、こんなヒドイ状況になったんでしょうか?

道義的責任や企業倫理、社会的責任・・・当たり前だったことが、消滅しつつあるように思います。

今年は、毎月のように企業の不祥事や事故、問題が発生しました。

1月 スカイマーク事件

2月 マクドナルド事件

3月 東洋ゴム工業事件

4月 アシアナ航空事件

5月 シャープ事件

6月 トヨタ事件

7月 東芝事件

8月 日本年金機構事件

9月 明治大学事件

10月 旭化成事件

11月 タカタ事件・・・

ホント、やれやれ・・・もうお腹いっぱいです。

毎月、マスコミの前に引きずり出され、トップマネジメントが深々とアタマを下げます・・・。

 

日経ビジネス誌2015.12.7号の特集は、「謝罪の流儀 炎上の旭化成、火消しのトヨタ」。

日本のビジネス誌の代表格の同誌が、こんな特集を取り上げなければならないというのは、本当に世も末だと思います。

エンロン事件を契機として、日本にも大きな影響を及ぼしたSOX法。

企業内では、内部監査、コンプライアンス、リスクマネジメント、内部通報制度、社員への教育研修など、様々なガバナンスのための取り組みが行われました。

こんな取り組みを、やればやるほど、問題が起こる・・・。

(個人的には、アングロサクソンの陰謀だと思っているのですが・・・苦笑)

儲かったのは、コンサルティングファームや監査法人、弁護士だけだったのかもしれません。

 

この特集では、謝罪の流儀の「今どき」について、まとめています。

1 事実関係よりトップの姿勢

2 逃げ切り狙わず即対応

3 初動は有事の前から 不満にみずから出向いていく

 

謝罪も、どこもかしこも同じパターン。

90度の礼をして5秒静止する・・・PR会社やイメージコンサルタントから事前指導、リハーサル指導を受けましたという対応・・・ちょっとうんざり。

その裏では、総務部員や法務部員が夜を徹して、想定問答集を作ったり、弁護士対応したりしているのでしょう。ホント、たいへんです。

ただ、経営トップは、サラリーマンとしてではなく、社会人として、なぜこんな事態が起こったのか、今後どうするのかをホンネで語らなければ、信頼回復には伝わらないように思います。

最近気になるのが、謝罪会見する企業に勤める社員。

瑕疵のない社員本人のみならず、子どもが学校でいじめにあったり、近所でウワサになったりという直接的なこともありますが、今現在、仕事をしている社員のモチベーションについては、ほとんど触れられていないような気がします。

その会社の営業担当者は、どんな気持ちで営業にいくのでしょうか?内勤の事務スタッフだって、将来への不安、社内の噂話などで気持ちが折れると思います。

経営トップやマネジメントから、社員一人ひとりへのケア、説明、不安の払しょく、明日への期待を語りかけたという話は、あまり聞いたことがありません。

 

先日、先輩と話す機会があったのですが、「戦前の経営者は論語を読んでいたし、戦後の経営者はドラッカーを読んでいた。今の経営者の多くは本を読まない」。

ニッポン企業の経営トップに教養、良識、コモンセンスがどんどん希薄になっていくのを感じています。


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