本田技研工業の創始者である本田宗一郎さんの夢・・・それは航空機を造ることだったと言われています。
幼少期に浜松で見た飛行機が、原体験にあったものだと思います。
HONDA JET
アメリカでも型式認証を取得し、ホンダも航空機産業に参入します。
三菱のMRJとともに、ニッポンの翼が世界に飛躍できるとは感慨深いものがあります。
このホンダジェット、様々なテクノロジーが使われています。
エンジンは主翼の上にある「主翼上面エンジン配置」。
普通の飛行機とは、エンジンの位置が逆です。
高速飛行を可能にし、低燃費と大きなキャビンを配置するために有効な技術とのことです。
また、ホンダならではの、自然層流(NLF)技術、複合材製胴体が使われています。
◆スペック
最高速度・・・778キロ(420ノット)
航続距離・・・2185キロ
機体・・・全長12.99メートル・翼幅12.12メートル
定員・・・乗員1名+乗客5名
航続距離からすると、日本全土をほぼカバーできます。
価格は、5億4000万円とのこと・・・ポルシェ約50台分です。
ホンダジェットは、米国を中心に100機以上の受注を得ているとのこと。
アメリカでは飛行機を所有している経営者、エグゼクティブがいるという話は聞きます。
日本では、法人ユースや海上保安庁などの活用が見込まれると思います。
ただ、パイロットの賃金や燃料代、機体整備費などを考えると、まだまだ高嶺の花のようにも思います(笑)。
最近少し元気のない本田技研工業・・・。
大空への夢とともに、人々を驚かせる未来のクルマ、スゴいクルマを造っていただきたいものです。