能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

社会情報大学院大学・・・広報の専門家を養成するマスターコース 来年、開校します

2016年06月22日 | マーケティング

南青山にある事業構想大学院大学に、社会情報大学院大学の開設のお知らせが掲示されていました。

広報の専門家を養成するというマスターコース。 

人と人、組織と社会をつなぐコミュニケーション・ストラテジストを育成する大学院とのことです。

学位・アカデミックディグリーで言うと、修士(学術)になるんですかね?

高田馬場という立地は、広報・・・パブリック・リレーションを学ぶには最適な場所だと思います。

企業の広報担当者や広告代理店のPR部門の担当者が集う場所になるのではないでしょうか。

広告と広報は、よく混同されるのですが、実は別物。

広告は有料、広報は基本的に無料・・・。

広報・・・パブリックリレーションズ(PR)は、消費者やカスタマー、国民・住民との双方向のコミュニケーションがベースとなります。

パブリシティや情報の共有化・・・今、最も求められているコミュニケーション技法だと思います。

インターネットやSNSの普及により、広報の世界も大きく変わっていきます。

時代のトレンドをとらえた素敵な大学院だと思います。


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カープの歴史・・・それは広島市民とともにありました 原点は樽募金 がんばれ!CARP 跳ねろ!若鯉!

2016年06月22日 | カープ大好き!

カープの歴史・・・それは、広島市民とともにありました。

1945年、広島市は米軍の原爆投下で14万人の市民が虐殺されました。

焼け野原の広島・・・。

それから、わずか4年後の1949年、市民球団のカープが創設。

セントラルリーグに加入。

海沿いの簡易な観客席のある広島県営球場で、プロ野球の試合が行われました。

当時は、勝ちチームが入場料収入の7割を獲得するというシステムだったようで、資金力が乏しくスター選手が獲れないカープは連敗続き・・・、お金も入りません。

当然に、カープ球団への収入は少なく、選手への賃金の遅配、野球道具を買うことさえ、ままならず、プロ野球チームとしては成り立たなくなっていたようです。

巨人戦の東京遠征では、一軍選手も夜汽車で、床に新聞紙を敷いて、その上で寝て上京したという逸話も残されています。


プロ野球の世界で、唯一、親会社を持たない球団、カープ。

新聞社や電鉄会社、最近ではIT企業がスポンサー・・・赤字が出たとしても、大企業の親会社が補てん。

広告宣伝費などで損金処理されます。

カープは、自主自立、独立採算・・・。

でも、セリーグで黒字経営をしているのは、現在、巨人、阪神、そしてカープです。


当時、「セ・リーグのお荷物球団」と呼ばれ、セ・リーグ連盟からも、「お金のない球団は、野球をする資格がない」とまで言われたそうです。

このため、当時、山口県下関市をフランチャイズとしていた大洋漁業の大洋ホエールズとの合併が、ほぼ決まりかけていました。


「ちょっと、待った」


広島市民が立ち上がりました。

広島県営球場では、広島の名産日本酒の樽を入口に置き、「たる募金」。

カープファンからの募金をつのりました。

1950年代・・・「昭和の樽募金」と呼ばれています(新スタジアムのための募金は「平成の樽募金」と呼ばれています)。

石本監督の時代・・・何とかカープは、消滅、合併の危機から脱出しました。

そして、1957年、広島市民球場完成。

日本一明るいと言われたナイター照明を設置した新球場が、地元財界の資金で完成。

多くのカープファン、広島市民が新球場につめかけました。

それから、18年後・・・

1975年、「お荷物球団」と呼ばれた市民球団は、初優勝。

山本浩二、衣笠、外木場の時代です。

広島市民は、狂喜乱舞し、広島市内は涙と歓喜に包まれました。

今でも、カープの選手の受け取る年俸総額はブービー。

一番給料をもらえるのが読売ジャイアンツ・・・総額45億円。

カープの年俸総額は、その半分以下の22億円と言われています・・・涙。

FA権を行使して、みんな読売を目指します・・・。

(巨人に移ったとしても、競争は厳しく、選手生命が短いというケースが多々あります)

そして、2009年・・・新スタジアム完成。

ここでも、広島市民の樽募金が、カープをバックアップします。

「平成の樽募金」です。

大リーグのボールパークのような天然芝の美しい球場が出来上がりました。

ベースボールは、やっぱり青空の下、屋根のない天然芝の上が、盛り上がります。

今では、「カープ女子」が、全国からズムスタ(マツダズームズームスタジアム広島)に駆け付ける時代になりました。

カープ女子・・・流行語大賞にもランキングされました。

カープ独自のスクワット応援で、盛り上がります。

「弱くても、けなげに頑張るチームが母性本能をくすぐる」

という色が最強のファッションアイテム!」

「キクマル(菊池選手、丸選手)などの若きイケメン選手がいる」といったことが理由のようです。

PARCOやタワーレコードまで、ファッションアイテムを提供。

東京ドームでも、神宮でも、ハマスタでも、レフトスタンド、三塁側の女子率は、異常に高まっています。

先日、行った神宮球場も、周りは全て女子・・・。

嬉しいような、ワクワクするような・・・笑。

キクチ選手がタイムリーを打つと、「宮島さん」を歌ってハイタッチ・・・隣のカープ女子からは、何だか分からないのですが、チョコレートをもらったり・・・ちょっとドキドキです。

時代は変わりました。

 

カープの応援も、最先端を歩み続けます。

 

トランペット応援

選手別応援歌

ジェット風船

スクワット応援・・・

 

今、プロ野球のチームの応援スタイルは、その多くが、カープの応援スタイルを起源としています。

 

広告入りユニフォーム、ベースボールドックなどもカープがルーツと言われています。

デニムの国内トップシェアを持つ地元メーカーの生地を使ったデニム・ユニフォームなんていうのもありました。

最近では、オリジナルTシャツがバカ売れ・・・新井選手の2000本安打Tシャツ、誠也の3連発Tシャツ・・・。

放映権料の減少を、カープグッズの販売でカバーしています。

年間20億円以上のカープグッズが売れています。

現在、首位を走るカープ・・・。

四半世紀ぶりの「優勝」の2文字を現実のものとしていただきたいものです。

がんばれ!CARP 跳ねろ!若鯉


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