JRの駅のそばに立つ会社の看板。
全国的に人手不足が叫ばれる中、このビルの外面タイルを貼る工事会社も求人がなくて困っているんでしょうか。
会社の屋上に求人募集広告板を設置しています。
会社の屋上に求人募集広告板を設置しています。
普通科出身の自分にもできた・・・
すごいコピーです(笑)。
工業高校のように技術があるわけでもなく、商業高校のように簿記や会計が出来るわけでもなく、手に職がない普通科。
普通科「でも」出来る仕事は、減っていくんでしょうか?
さらに私立文系となれば、AI時代、IoT時代、RPA時代には置いていかれる存在となっています(苦笑)。
教育も小学校からプログラミングの授業が入ったり、STEM教育(Science, Technology, Engineering and Mathematics)が時代の主流になってい昨今、「普通科、私立文系」というのはガラパゴス化していくような気がします。
困ったなあ。
すでに昭和の時代から、何でも広く浅いゼネラリストの時代は終わったと言われていますしね。
組織の中のコマ(駒)だと取り替え可能ですし、現在は、会社組織の社員数そのものが減少傾向にあります。
5人でやっていた仕事を3人でする・・・ニッポンの会社に余裕がなくなり、ポテンシャルがあるかもしれないフリーライダー、ぶら下がり人材を置くことができなくなりました。
それとともに、日本の会社の国際競争力が低下し、失われた30年・・・給料がほとんど上がらなかった平成の時代となったのですが・・・。
AIが出来ない仕事として、ホスピタリティやマネジメントなどがあると言われています。
野村総研の予測では、税理士や会計士などの数字を扱うサービスはAIで代替可能、中小企業診断士は幸いなことに(笑)AI代替が難しいとされていました。
サバイバルのためには、人間を相手にする高品位サービスが提供できるスキルということになるのでしょうか。
リベラルアーツや教養だけでは、なかなか食べていけません。
ただ、哲学や文学、歴史や語学は人生を充実させてくれることは確かだと思います。
立命館アジア太平洋大学(APU)の出口学長が言われています。
「人・旅・本」
いろいろな人に会い、たくさん本を読み、旅に出なさいと・・・。
そのとおりだと思います。
一枚の求人広告看板から、今という時代のキャリア戦略を考えさせられてしまいました。
がんばれ!普通科
がんばれ!普通科