カープ、8連敗。
開幕ダッシュで飛ぶ鳥を落とす勢いだった広島カープ。
交流戦に入り、負けを重ね二桁あった貯金も2・・・。
昨年も、一昨年も交流戦は負け越しでしたが、今年はさらに悪い泥沼の状況。
カープファンとしては、寝覚めの悪い昨今です。
泥沼の入口は、永川投手の乱調による勝ち試合を落としたことに始まります。
しかも野村監督は三試合にわたり起用。
傷口を広げることになります。
出産立ち合いのためのミコライオ投手の一時帰国、一岡投手の故障、連投による中田投手の疲労蓄積・・・。
「中田-一岡-ミコライオ」というセットアッパー、クローザーというの勝利の方程式が崩壊したのです。
さらには、先発投手も引きずられてめった打ち。大
瀬良投手、九里投手も相手チームに投球パターンを研究され早い回で捕まる状況。
打撃陣では、好調だった丸選手の不調、つながらない打線・・・チームの勢いはなくなりつつあります。
そんな中、西武戦では、流れを変えようと若手の戸田投手を起用。
7-0の完敗。
奇策や場当たり的なマネジメントでは、今の悪い流れを変えることはできないと思います。
この悪い流れを断ち切るためには、次の施策・戦術が必要だと考えます。
1.ベテランと若手のバランスの良い活用
開幕から若手選手を中心とした活躍で連戦連勝を続けてきました。
が、一度バランスが崩れるとなかなか元に戻らない状況になるメンタルな弱さがあると思います。
そこをカバーするのがベテランの役目。
横山投手、梵選手、栗原選手(ファーム)などのベテラン勢の奮起に期待です。
2.足を活かした走る野球の復活
開幕から勝ち続けていた時期にカープは足を使って相手チームを翻弄していました。
が、打撃好調となり一発だよりの攻撃に偏っていたように思います。
四球でも内野安打でも、何でもいいから塁に出て、そして足で引っ掻き回す・・・。
そんなカープ野球を復活してほしいものてす。
3.優秀なスコアラーの採用
スカウトはいいけど、スコアラーがイマイチ。
毎年、セパ交流戦で負け越すのも相手チームの研究が十分でないためだと思います。
同じような負け方を繰り返す、特定の投手が打てない、いつも同じ打者にやられる・・・相手チームのデータ収集、データ解析が不十分なのです。
今や大型コンピュータを使ってビッグデータを分析、活用する時代。
この対応をしっかりしておければ、今回のセパ交流戦も一勝一敗のペースで乗り切れたのに・・・と思います。
半世紀前カープが編み出した「王シフト」。
野手を右翼側にすべて寄せるというデータに基づいた戦術。
カープには、そういったイノベーティブなデータ野球の歴史もあるのです。
データ解析に強い優秀なスコアラーの起用が必須だと思います。
マスコミは、ワールドカップ一色でしたが、カープの復活を祈り、応援を続けたいと思います。
今日からロッテ戦。
一矢を報いていただきたいものです。