能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

羽田空港へのランディング 箱庭のような東京ベイエリアに子供のようにワクワク・ドキドキ・・・

2014年06月17日 | 旅行記

久々に雲らしい雲を見ました。夏らしい、力強い雲。

Img_1544

今のキーワード・・・クラウド。クラウドソーシング、クラウドファンディング・・・。

787機の翼は日本製。

アールが本当に美しいです。

Img_1545

ANA機から見る雲に、心動かされました。

徐々に高度が下がり、新島?上空・・・。

羽田から関西、九州に向かう航空機は富士山の北側を飛行しますが、

西から羽田に飛ぶ航空機は富士山の南側の海上を飛行、

房総半島先端を通り九十九里浜から徐々に高度を下げ羽田空港に向かいます。

Img_1546

幕張沖を通過・・・。

千葉ロッテのフランチャイズ球場が見えます。

Img_1547

東京ディズニーランド沖を通過・・・。

ディズニーランド、ディズニーシーも上空から見ると箱庭のようです。

Img_1548

スカイツリー沖を通過・・・。

木場の様子がよく見えます。

Img_1549

お台場沖を通過・・・。

Img_1550_2

羽田沖を飛行中・・・ランディングです。

Img_1551

いよいよランディングです。

Img_1550

羽田空港には、ヴィンテージ仕様のANA機が駐機中でした。

Img_1553


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島カープ 連敗脱出 無限のパワー・ブラッドの一発でストレス解消!問題は次の楽天戦です

2014年06月16日 | カープ大好き!

エルドレッドの一発で、やっと連敗を脱出!

やれやれです。


問題は、次の楽天戦。

連敗モードを引きずるのか、心機一転、新しい戦いパターンを創るのか?


気合と根性だけではない、冷静な試合運びが必要となってきます。

がんばれ!カープ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島カープ9連敗!読んでいただきたい「失敗の本質」と「マネーボール」・・・リーダー不在が悲しい

2014年06月15日 | カープ大好き!

ロッテ戦、不振の丸選手の3ランで一時逆転したものの、中継ぎ陣が打ちこまれ4-8で敗戦。

なんと9連敗・・・。

手の打ちようがない状況です。


広島の地方紙中国新聞ではスポーツ欄に「球炎」というコラム記事が毎日掲載されています。

カープファン必読の同紙スポーツ記者による鋭い指摘があります。

が、その「球炎」の切り口も少し湿った感じ・・・。

いけいけドンドンだった開幕時の時と比較して、かなりトーンダウンしています。


球炎」の現在の主筆である五反田康彦さん。

小西晶さんから引き継ぎ、カープを分析します。

 

「苦しい経験 今後の糧に」 

中国新聞6月14日朝刊

「(略)8連敗で貯金は2。誤解を恐れずに言えば、貯金は使うためにある。大事なのは使い方であり、浪費するのはもったいない。(略)強くなるヒントは交流戦が示している。」


「リーダー不在が悲しい」 

中国新聞6月15日朝刊

「悔しいのは連敗が止まらないことではない。今の一軍には苦しい時、仲間に喝をくらわせ、立て直しを叫ぶ選手がいないのである。投打の状況が悪くなると全員揃って下を向く。(略)」


確かにそのとおりだと思います。

気迫のないスイング、見逃し、守備での凡ミス、次の塁を盗るという気持ち・・・。


それがこの交流戦の中で消えつつあるように思います。

カープ女子とか、関東地区での球場来場者の増加とかで浮かれ、地に足がつかなくなった結果・・・

という分析もできると思います。


でもプロ野球。各選手は、自身のプライド、家族の生活をかけて必死で戦い、結果が残せなければ消え去るしかない厳しい世界・・・。

打たなければ、投げなければ、走らなければ、存在さえ出来ない、まさにプロの世界にいるわけです。


そうした中、データによる分析という視点が、カープ球団にも中国新聞「球炎」にも具体的なデータに基づく、ID野球的なアプローチがあってほしいと思っている昨今です。

カープのスコアラーは一体どんな仕事をされているのか?

監督、コーチ、選手に相手チームのデータがフィードバックされているのか?そうでなければ、連敗を重ねるセパ交流戦の惨状をどう分析するのか?

今までのような「気持ちで勝つ」「精神論で語る」といった状況では、間違いなく「連敗」を続けることになると思います。

太平洋戦争敗戦を分析した名著「失敗の本質」で語られる日本軍の姿と今のカープフロントの姿はオーバーラップします。


「評価」を客観的なデータに基づいてキチンとやる。

メジャーリーグ・アスレティックスの戦略戦術、小説「マネーボール」に書かれた球団経営・・・。

1975年に監督に就任し意識改革、行動改革を成し遂げたルーツ監督のような、小手先ではないイノベーションが必要だと考えます。

もはや、カープ女子やカープグッズに浮かれている暇はない・・・と思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島カープ8連敗!泥沼のセパ交流戦から抜け出す策は?3つの戦略・戦術でカープ再生!

2014年06月14日 | カープ大好き!

カープ、8連敗。

開幕ダッシュで飛ぶ鳥を落とす勢いだった広島カープ。

交流戦に入り、負けを重ね二桁あった貯金も2・・・。

昨年も、一昨年も交流戦は負け越しでしたが、今年はさらに悪い泥沼の状況。

カープファンとしては、寝覚めの悪い昨今です。


泥沼の入口は、永川投手の乱調による勝ち試合を落としたことに始まります。

しかも野村監督は三試合にわたり起用。

傷口を広げることになります。


出産立ち合いのためのミコライオ投手の一時帰国、一岡投手の故障、連投による中田投手の疲労蓄積・・・。

「中田-一岡-ミコライオ」というセットアッパー、クローザーというの勝利の方程式が崩壊したのです。

さらには、先発投手も引きずられてめった打ち。大

瀬良投手、九里投手も相手チームに投球パターンを研究され早い回で捕まる状況。


打撃陣では、好調だった丸選手の不調、つながらない打線・・・チームの勢いはなくなりつつあります。

そんな中、西武戦では、流れを変えようと若手の戸田投手を起用。

7-0の完敗。

奇策や場当たり的なマネジメントでは、今の悪い流れを変えることはできないと思います。

この悪い流れを断ち切るためには、次の施策・戦術が必要だと考えます。

 

1.ベテランと若手のバランスの良い活用

開幕から若手選手を中心とした活躍で連戦連勝を続けてきました。

が、一度バランスが崩れるとなかなか元に戻らない状況になるメンタルな弱さがあると思います。

そこをカバーするのがベテランの役目。

横山投手、梵選手、栗原選手(ファーム)などのベテラン勢の奮起に期待です。

 

2.足を活かした走る野球の復活

開幕から勝ち続けていた時期にカープは足を使って相手チームを翻弄していました。

が、打撃好調となり一発だよりの攻撃に偏っていたように思います。

四球でも内野安打でも、何でもいいから塁に出て、そして足で引っ掻き回す・・・。

そんなカープ野球を復活してほしいものてす。

 

3.優秀なスコアラーの採用

スカウトはいいけど、スコアラーがイマイチ。

毎年、セパ交流戦で負け越すのも相手チームの研究が十分でないためだと思います。

同じような負け方を繰り返す、特定の投手が打てない、いつも同じ打者にやられる・・・相手チームのデータ収集、データ解析が不十分なのです。

今や大型コンピュータを使ってビッグデータを分析、活用する時代。

この対応をしっかりしておければ、今回のセパ交流戦も一勝一敗のペースで乗り切れたのに・・・と思います。

半世紀前カープが編み出した「王シフト」。

野手を右翼側にすべて寄せるというデータに基づいた戦術。

カープには、そういったイノベーティブなデータ野球の歴史もあるのです。

データ解析に強い優秀なスコアラーの起用が必須だと思います。

 

マスコミは、ワールドカップ一色でしたが、カープの復活を祈り、応援を続けたいと思います。

今日からロッテ戦。

一矢を報いていただきたいものです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然・人・サッカー!ワールドカップブラジル大会開催!3-1でブラジル勝利 がんばれ!ニッポン!

2014年06月13日 | スポーツ

待ちに待ったワールドカップブラジル大会開催しました。

地球の裏側で行われる国際スポーツイベント。

ある意味、オリンピック以上の盛り上がりなのではないでしょうか。


テーマは、自然・人・サッカー」。

なかなか素晴らしいキャッチコピーです。


実に64年ぶりのブラジル開催だそうです。


開幕戦では、クロアチア対ブラジル。

ネイマールのPKでブラジル逆転。

オスカルもカウンターで一発。

やっぱりWCレベルは凄いです。

3-1でブラジル勝利。

ブラジルは大きな盛り上がりを見せていると思います。

最強のグループAでの母国勝利で上々のスタート。


この1か月寝不足になりそうな予感です。

サムライブルーが、コートジボワール、ギリシャ等の強豪相手に奮戦しすることを願うばかりです。

 がんばれ!ニッポン!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひらめきスイッチ大全 アイデア発想が一つ10円以下でゲットできるお買い得本 グーグルアースで旅に出る

2014年06月12日 | 本と雑誌

表参道と六本木にある青山ブックセンター(ABC)。

大好きな書店です。

ベストセラー本だけでなく、ちょっとマイナーな良書が多数揃っています。

そんな中、平積みしてあったアイデア創出本を購入。


その名は、

「ひらめきスイッチ大全」

アスラン創造スタジオ

サンクチュアリ出版 2000円+税


この本は、市販されているクリエイティブ本からエッセンスを抽出した編集本。

マンネリを打破し、創造的な発想を得るためのハウトゥが見開きで紹介されています。

その数225個。

帯には、

「ダ・ヴィンチから任天堂まで 古今東西のあらゆるアイデアのひらめき方を一冊の本にまとめました。

アイデアに困ったらページをめくってみるといい。そこにヒントがあるはずだ。」とあります。


目次はなく、ペラペラめくるうちに、はっと気づく・・・そんな面白本です。


「エジプトの象形文字を眺める」

「グーグルアースで旅に出る」

「頭の中身をポストイットに書き出す」

「テーマソングを用意する」

「とにかくあらゆるものを組み合わせていく」

「偉人の顔にいたずら書きをする」

「カタログを読まずに、めくる」

「3つの単語を組み合わせる」

「SCAMPER」

「言葉遊び、しりとりをする」

「マンダラート」

「辞書から言葉を拾う」

「名作を分析してみる」

「短編小説を執筆する」

「ちょっとだけ先の未来を予測する」・・・


ふむふむ、アイデア出しに行き詰ったとき、この本をめくればセレンデピティに遭遇するかもしれません。

そういえば、広告代理店時代、アイデア発想に行き詰ったコピーライターやクリエイティブディレクタが、全然関係のない雑誌をペラペラめくっていたことを思い出しました。

テーマはトイレタリー商品なのに、建築雑誌、旅館ホテル雑誌、女性誌などを眺めていました。

世の中に新しいものはなく、クリエイティブとは全て何かと何かの組み合わせである」と言われます。

同書は、そういった意味で組み合わせの妙を産みだす新兵器になるかもしれません。

1発想法が10円以下でゲットできるお買い得の一冊です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高齢社会検定が東大駒場キャンパスで開催!現代社会に不可欠な3大スキル「英語」「ICT」「高齢社会」

2014年06月10日 | 受験・学校

高齢社会検定。

ちょっとマイナーですが、キャッチコピーがなかなか秀逸です。

 

現代社会に不可欠な3大スキル・・・「英語」「ICT」「高齢社会」。

 

元マッキンゼーの大前研一さんが提唱したビジネスパースン必須の三大スキル「英語」「IT」「財務」をもじったものかも知れません(笑)。

出題は、東大を中心とする高齢社会の研究者。

わたしも昨年受験したのですが、出題も極めて良質。

さすが、東大の先生方が絡む試験です。

 

http://blog.goo.ne.jp/tomitomi111/d/20130914


テキスト「東大がつくった高齢社会の教科書」が、基本書となります。

試験会場も東京大学駒場キャンパス。

ちょっと敷居が高いのですが、

高齢社会を体系的、学術的に学ぶということは、われわれの将来を学ぶということでもあり、意義あることだと思います。

 

http://blog.goo.ne.jp/tomitomi111/d/20130901

 

この「高齢社会検定」、すごいコピーがなかなか秀逸です。

元広告代理店勤務のわたしとしては、赤面状態です。


「個人の人生設計課題、社会の高齢化課題の解決策を導く!」

「未来を考える上での必須基礎知識 絶対に役に立つ!」


コピーライティングとしては、「!」をつけること自体でアウト、「絶対に役に立つ!」という、そのまんまコピーで、これまたアウトです。

さらには、「日本初・世界初」の吹き出しが・・・。

後頭部を鈍器…状態です(笑)。


ご依頼いただければ、ボランティアで、プロボノでキャッチコピーを作成させていただきます(笑)。


ただ、高齢社会を基礎づける知識、文脈を学ぶことは大きな意義があると思います。

世界最高速で高齢社会に突入するニッポン・・・

課題大国と呼ばれるニッポン・・・この高齢社会をどうするかによってニッポンの未来が決まってくると思います。


2014年9月13日(土曜日)東大駒場キャンパスで第2回高齢社会検定が実施されます。

基本テキストを2~3回読めば十分合格できる検定試験です。

ぜひともチャレンジいただきたい検定試験です。

 

基本テキスト

「東大がつくった高齢社会の教科書」

ベネッセコーポレーション刊

編著者 東京大学高齢社会総合研究機構

1800円+税 全312ページ


検定試験を受けずとも、この書を読むことはたいへんお得。

一万円の価値がある良書だと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中小企業診断士ポケットテキスト 経営を集中して学ぶにはベストな一冊 サラリーマンの甲子園

2014年06月09日 | 本と雑誌

いつも仕事カバンに忍ばせている書籍があります。


それは、中小企業診断士試験対策用のポケット版のテキストです。


膨大な試験範囲がコンパクトにまとめられており、経営の世界を俯瞰するには最適な一冊。

ポケット版ながらも十分な情報量が詰め込まれており、

経営戦略、マーケティング、オペレーション、財務会計、人的資源管理、マネジメントなどの重要ポイントがしっかりとまとめられています。

まさにお買い得の2冊です。


この本は、中小企業診断士の1次試験に合わせて試験1日目の科目と、試験2日目の科目の2冊に分けられています。


「中小企業診断士2014年度版 ポケットテキスト」 

TAC出版

1日目「経済学・経済政策、財務会計、企業経営理論、運営管理」 1400円+税

2日目「経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策」 1200円+税


特に、「1日目」版のマーケティング、人的資源管理、オペレーション、財務会計は、分かりやすく、しかも重要ポイントは網羅されており得した感じのする一冊です。

重要ポイントは赤字・太字で表記されており、これをチェックシートという赤色の透明シートをかぶせることにより重要語を消すことができます。

昔、英単語を覚えるときに使ったレイのやつです。懐かしい・・・。


自分自身、同書の経営法務、経営情報システムを読み、目からうろこ状態の解説部分もありました。


「サラリーマンの甲子園」と言われる中小企業診断士試験。


このポケットテキストを使って、満員電車で学んでいるサラリーマンも多いと思います。

この2冊のテキストは、診断士試験の受験生だけではなく、経営に興味関心のあるビジネスパースンにぜひともお目通しいただきたいお得な一冊です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デザイン思考が世界を変える ティム・ブラウンのイノベーション論

2014年06月08日 | 本と雑誌

総務省が打ち出した「独創的な人向け特別枠(仮称)」。


スティーブ・ジョブズのような「変な人」を行政の力で育成していこうというもの。


思わず笑ってしまいました。

経済産業省でもなく、厚生労働省でもなく総務省というのが一つ。

そして、ジョブズのような人材を国の力で発掘、育成できるものなのか?天国のジョブズは苦笑していると思います。


ロジカルシンキングは必要ながらも、最近はデザインシンキングに利き足が移りつつあるように感じています。

総務省のお役人さんもロジカルに物事を考えて政策形成されたのでしょうが、果たして論理性をもってしてイノベーションを引き起こせるのか?考えれば考えるほど難しい感じがします。

税金のムダにならないよう祈るばかりです。

天真爛漫で能天気な血液型B型の人が、几帳面で安定志向のA型の人に認めてもらいたくもないし、また、A型の人も、そんな変な仕事したくない!ということだと思います。


イノベーションの代名詞、ティム・ブラウンさん。

デザインコンサルティング会社IDEOの社長。

デザイン思考のトップランナーでもあります。

(総務省も、「変な人」を直接探すのではなく、ティム・ブラウンさんのようなプロデュサー的、ディレクター的な人材を育成するほうが成果に結びつくと思うのですが・・・)


「デザイン思考が世界を変える イノベーションを導く新しい考え方」

 ティム・ブラウン著 千葉敏生訳 早川書房 700円+税


目次

1.デザイン思考を知る デザインはスタイルの問題ではない

2.ニーズを需要に変える 人間を優先に

3.メンタルマトリクス

4.作って考える プロトタイプ製作のバワー

トム・ピーターズさんも推奨するプロトタイプ。粗々でもいいからスピーディに打ち出すことがポイントと説きます。

5.初心に帰る 経験のデザイン

6.メッセージを広げる 物語の重要性

ストーリーテリング・・・魅力的な物語は指示、命令よりはるかに強力です。

7.デザイン思考が企業に出会うとき

8.新しい社会体制 ひとつの世界に生きる

9.デザインアクティヴィズム

10.いま、未来をデザインする


この最終章は、とても大切です。ポイントは・・・


「スタートからかかわる」

「人間中心のアプローチを大切にする」

「早めに何度も失敗する」

「プロの手を借りる」

「大小のプロジェクトを織り交ぜる」

「ペースに合わせた予算ぐみ」「才能の発掘」

です。

 

このデザインシンキング。ロジカルシンキングとは逆の思考回路。

ロジカルシンキングは、三段論法、ピラミッド思考、MECE、クリティカルといった側面がコアですが、デザインシンキングは、現場密着とホーリスティック思考、カッコよさの追及、美的センス、クリエイティブが中心価値となります。

どちらが大切ということではなく、イノベーションという世の中を変えるイベントを起こすためには、デザイン思考で考えロジカルに伝えていくということなのでしょう。

デザインシンキングは、若さの特権。

気持ちの若さ、考え方の柔軟性、ココロの若さが必須だと思います。

ティム・ブラウンさんの一冊・・・20歳代の若者たちにぜひとも読んでいただきたい書籍。

40歳以上のオジサン・オバサン達にも参考書として読んでいただきたいと思います。


同書の最終章にある「人生をデザインする」。

この中から、一節を引用させていただきます。


「人生を計画するのと、

人生を漂うのと、

人生をデザインするのとでは、

大きな違いがある。」 

ティム・ブラウン


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能率の原理原則 安・正・早・楽/アン・セイ・ソウ・ラクで、よりよい仕事を!

2014年06月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 20世紀の初頭、日本の産業界の黎明期、「能率技師」と呼ばれるマネジメントのプロフェッショナルが活躍し始めました。今でいう、経営コンサルタントです。そうです、当時の経営コンサルタントは、エンジニアという位置づけだったのです。

 18世紀末、米国で重厚長大産業が強拡大し、技術面や人的資源面で様々な課題に直面することになります。その時に出てきたフレデリック・テーラー・・・。「科学的管理法」を編み出した人物。このサイエンティフィック・マネジメントは、まさに管理技術のベースであるIE(インダストリアル・エンジニアリング)の出発点。要は、工場、生産現場のヒト・モノ・カネを可視化(「見える化」)することにより、改善していこうという方法論。労働者や組合から大きな反発はあったものの米国の製造業は大きく飛躍を遂げました。のちにドラッカーもテーラーを称賛しています。

 この科学的管理法を日本に導入したのは、能率技師たち。

 心理学者の上野陽一、官僚の山下興家、海軍軍人の伍堂卓雄、そしてアメリカ仕込みで徹底した現場主義の荒木東一郎。個人的には、「能率の父」と呼ばれている上野陽一、米国アクロン大学でマスターを取得し日本の生産現場に張り付いてコンサルティングを死ぬまで続けたイケメンコンサルタント荒木東一郎が好きです。

 能率技師たちは、さまざまな分野で、その専門性を駆使し、現場の改善に突き進んでいきます。

 「能率」とは、「目的と手段のバランスが取れた状態」「モチマエが活かされた状態」と定義できます。

 目的>手段でムリ、目的<手段でムダ、このムリとムダを合わせてムラ。ムリ・ムダ・ムラを逓減させていくことこそが能率の基本コンセプトということになります。

 このコンセプトをさらにブレークダウンしたものが、「安・正・早・楽/アン・セイ・ソウ・ラク」です。

◆安・・・その仕事をより安くできないか?(コストダウン)

◆正・・・より正確に出来ないか(ミス撲滅)

◆早・・・より早く出来ないか(スピードアップ)

◆楽・・・より楽に出来ないか(不要な労力カット)

 この原則は、定量化できない分野の目標を設定したり、目標の難易度を高める場合に広く活用できます。

 たとえば、経理部門の目標設定は、数字で測れる営業部門とは異なるため、より安く、より正確に、より早くといった改善目標を設定することが出来るはずです。IT化を進めたり、人員を減らしたり、やり方を変えたり・・・方法論は様々です。

 目標には、大きくスケジュール目標と状態目標があるため、これらとの組み合わせにより、さらなる目標のクオリティアップが可能になります。

 この能率の原理原則「安・正・早・楽」を今風に言うと、次のようになると思います。

新・「安・正・早・楽」

◆安・・・より安全に出来ないか(安全管理) より安心を得られないか(リスクマネジメント・情報セキュリティ)

◆正・・・より正しく出来ないか(コンプライアンス・環境経営・CSR)

◆早・・・より早く帰れないか(ワークライフバランス)

◆楽・・・より楽しく出来ないか(仕事の道楽化、風通しのいい楽しい職場づくり)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする