学生時代には、あまり興味のなかった歴史教科書。
その副読本となれば、ますます嫌になる受験のための準備。
私立文系を受験する人は、歴史教科書の欄外や副読本、参考書のポイントの小さな文字までフォローしなければなりません・・・。
自分自身は、国立文系の志望だったため、社会は世界史と地理Aを選択。
ダイナミックでワールドワイドな世界史は興味ある科目でもありました。
ただ、歴史から考えるという出題はほとんどなく、あくまで知識。
知っているか知っていないか、覚えているか覚えていないかという受験科目としての歴史でした。
先日、書店廻りをしていると謎の大判の本が平積みされていました・・・。
表紙は、ピサの斜塔・・・。
「詳説 世界史図録」
山川出版社 860円+税
350ページ、全頁カラーのこの本。
なんと860円。
人類7万年の歴史が、これ一冊で概観できます。
東洋史、西洋史が、豊富な図版、写真で学習することが出来る秀逸な一冊。
4部構成で、世界の歴史に横串を刺すことができます。
面白かったのが、現代文明の諸特徴という見開き。
現代の科学技術、思想、文化、芸術、大衆文化がわずか4ページで理解できます。
ビートルズ、YMO、ピカチューまでフォローしてある親切さ。
古代史、近代史、中世史・・・とウイスキーを舐めなめ図版を見ていくのは、なかなかオツなものです。
歴史本とウイスキー・・・なかなか相性が良いみたいです。
自分の書斎で、オンザロックに歴史本・・・なぜかオーソン・ウエルズになった気分です。
アレッ! 表4には、「 年 組 番」という懐かしい表記が・・・。
あの懐かしき日々は、遠く遠く離れていきます・・・。