松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

キャンド・ハンティング(狩猟ゲーム)

2011-02-21 23:57:30 | その他
南アフリカに於いて、主に欧米の観光客としてやってくるハンターが、飼育されたライオンを有料で狩るという論議をよぶスポーツ。

NHKハイビジョンで、ライオンだけでなくカバや豹、キリンまでも撃たれる映像を見た。

この時代にまだこのような惨酷で軽薄で身勝手なゲームが存在しているなんて

動物を飼育するブリーダー(約120人)がこの商売に従事し、ハンターに動物を供給!これが年間約一億五千万円規模の産業となっているという。

こんなキャンド・ハンティングは南アフリカで禁止とされたが、なかなかあとを絶たない。

ハンターとブリーダーが悪の根源。

「生物の多様性は保護されるべきものであり、キャンド・ハンティングのためだけにライオンを繁殖・飼育するのは、ライオンの保護にはならない。ブリーダーは利益を得ることしか考えていない。」 (最高裁判所の裁判官)

ブリーダーたちの反論、「生計をたてている5000人が、職を失うということ。そして飼い馴らされた3000頭のライオンが安楽死させられるだろう。」

情状の余地なし。どこまでも身勝手な云い分。他に生計をたてる方法が全くないはずもなし!今後そんな繁殖・飼育は止め、残されたライオンたちは最悪、追い詰められて撃たれるより安楽死のほうがまだ・・・

しかし いつでもどこでも何でも「売り手と買い手」の在り様が問題。


アメリカ・テキサス州にも存在しているとか、まだ他にもあるのだろうことを・・・。


地球は人間のものではない。



弱肉強食の食物連鎖があるにしても、均衡を保ち共存するよう努力することが生物のみならず、この地球を守ることでもある。

コメント (2)
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