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全く知らない方の多い、国指定重要文化財!!日光田母沢(たもざわ)御用邸。
9月1日、一日じゅう雨。
時間もなく、せっかくの庭散策ができなかったのがとても残念。
樹齢400~500年とされるしだれ桜の開花時期にもう一度訪れてみたい。
ちなみに勝手にネットから拝借した画像
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この地にあった民間住宅(小林家別邸)に、当時、赤坂離宮などに使われていた
旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部(現在の三階建部分)を移築し、新たな部分を加えて造営された。
その後の小規模な増改築を経て、大正天皇のご即位後、1918年(大正7)から
大規模な増改築が行われ、1921年(大正10)に現在の姿となった。
その結果、江戸・明治・大正時代の最高の建築技術、建てられた時代や用途によって異なる
いくつかの建築様式を見ることができる。
また、明治以降の多くの公共建築が石やレンガを用いた洋風様式で建築される中で
木造の利を活かした和風建築で建てられ、その後の近代建築に大きな影響を与えた。
一方、和風建築の形態でありながら、一部に絨毯やシャンデリアなどを用いた和洋折衷の生活様式が
採り入れられている。
明治維新以降の西洋文化の中にあって、和風建築の伝統を活かしながら西洋文化との融合を図った本邸は
近代和風建築につながる貴重な資料を提供している。
2003年(平成15)に貴重な建造物として「国の重要文化財」に指定され
2007(平成19)には日本公園緑地協会などが指定した
「日本の歴史公園100選」に指定された。 (パンフレットより)