自殺対策支援センターライフリンク

2018年05月02日 11時07分02秒 | 医科・歯科・介護
生きるための支援を行うNPO

NPO法人ライフリンク
僕には自殺で亡くなった親族が2人います。
1人は大昔に亡くなった為、 直接の面識はありません。
もう1人は、直接何度も会ったことがありました。 当時は20年以上も前。
中学生だった僕には真実について何も知らされず、親族の中でも事実を知っていたのはごく一部だけ。いわゆる親族内の「タブー」です。
それほど、自殺とは忌避されるものとして扱われていました。
その後、自殺だったとは、成人後に教えてもらったのですが、今も本人に対して聞いてみたいことがあります。
「自殺するほど、辛いことって何だった?」−、
この問いが、本人に届くことは決してなく、残された親族たちは想像するしか無いのが現実です。

死なない支援よりも、生きるための支援を行うNPO

今週のチャリティーはNPO法人 自殺対策支援センター ライフリンク。
ライフリンクの活動は、自殺対策の全般に及びます。
活動の一つ目は、自殺対策の基盤作り。
2006年にはひと月半で10万人以上の署名を集めるなど、自殺対策を国や自治体の責務と明記した「自殺対策基本法」の成立に尽力してきました。

自殺対策の法制化を求めた「3万人署名」

さらには、自殺に関する実態解明にも取り組まれています。
専門家とともに523名の遺族に聞き取り調査を行った内容を分析した「自殺実態白書」の発行などが代表的なもの。

こうした調査活動で初めて明らかになったことが、少なくありません。

「自殺の多くは単一の要因ではなく、仕事の配置転換→過労→職場の人間関係の悪化→うつ状態といったように、複合的な要因が連鎖した末に起きている」などは、ライフリンクらの調査によって社会に認識が広まった事実です。

「自殺実態白書2008」発表
その他にも、自殺の実態に基づきどのように対策をしていけばいいか、というモデル作り、行政の監視、社会への啓発などを行っています。
自殺対策の法制化を求めた「3万人署名」
さらには、自殺に関する実態解明にも取り組まれています。専門家とともに523名の遺族に聞き取り調査を行った内容を分析した「自殺実態白書」の発行などが代表的なもの。
こうした調査活動で初めて明らかになったことが、少なくありません。
「自殺の多くは単一の要因ではなく、仕事の配置転換→過労→職場の人間関係の悪化→うつ状態といったように、複合的な要因が連鎖した末に起きている」などは、ライフリンクらの調査によって社会に認識が広まった事実です。
自殺対策の官民合同のシンポジウム
日本では、自殺をタブー視しがちです(私の親族も近いです)。
臭いものに蓋をするというか、見たくないものは放っておけというか。
この辺りの背景について、NPO法人ライフリンクの代表 清水康之(しみず やすゆき)さんはこう教えてくれました。
現代の日本では日常の中に死を感じる機会が少なくなってきていています。
そして、死をコントロールしようとすると、自殺は突然の死であり、そのものを否定することになります。
自殺は死の中でも忌み嫌われがちで、周囲からしても「何か不気味なもの」としてしか見えない。
そうした背景から今まで調査できるとは思われていなかったし、実際にこれほど大規模な調査が行われることはありませんでした
実態の把握や対策が遅れがちだった、自殺対策の分野。清水さんらの尽力によって、自殺対策を取り巻く環境はここ10年で大きく変化してきたとも話します。
自殺対策基本法の成立で180度、自殺を取り巻く環境が変わりました。
メディアで自殺を社会問題として捉えた報道が出始め、行政は仕事として自殺対策に取り組むようになった
自殺の多くは追い込まれた末の死であり、人の命を守るために社会全体で自殺対策を進めようといった方向に、多くの人の意識が向くようになりました

韓国と日本の自死遺児の交流を生み出したいー、創設者の想いとは

ライフリンク代表の清水さんは元NHKのディレクター。
自死遺児の取材を通じて「不条理な目にあっている人」の存在に気がつきます。
自殺は正直者が馬鹿を見る、ということの究極の形だと思います。
もう生きられない、死ぬしかないという状況に追い込まれて多くの人は亡くなっているわけですが、それを個人の問題と社会は切り捨ててきた。多くの遺族も誤解や偏見に晒されて苦しんできた。

こうした世の中や社会の中で、私自身が生きていたくないと感じたんです。今だけでなく、将来も同じ。このままではダメだ、と。ちょっとでも自分が暮らす社会を生き心地のよいものにしたい、そんな想いからこの活動をスタートさせました

様々な努力の結果、日本の自殺対策を変えてきたライフリンク。
そんなライフリンクのスタッフの中に韓国からの留学生がいて、韓国の自殺について聞いていくうちに「日本の10年前のよう」と感じるようになったと言います。
韓国では自殺に対する偏見、差別が今も根強く、家族が自殺したと知られれば周囲から奇異な目で見られることが多いようです。
そもそも、日本だろうが韓国だろうが、家族が自殺で亡くなったことにより、遺族が抱える悲しみは同じです。
1人が自殺したことによって、平均4〜5人が自死遺族になると推計されており、日本では毎年約10万人、韓国では毎年約6万人が自死遺族となります。
今も多くの自死遺族が大切な人を自殺で亡くしたことの苦しみと悲しみを背負って生きることを余儀なくされています
遺された人にとって、その人らしい人生を生きるための何かをつかむ、感じる機会を作ることができればと思って、韓国と日本の自死遺児の交流会開催を企画しています。
遺児の心のサポートだけではなく、将来的には自殺対策における架け橋となって欲しいとの願いもあります。
皆さんからお預かりするチャリティーは、そうした遺児の交流会にも、大切に使わせていただきます
最後に
ライフリンクの活動や、清水さんのお話のポイントを改めてまとめると、1つ目が、自殺の多くは本人のせいでは決してない、ということ。
「社会的脅迫」により、本人は生きるという選択ができなかったに過ぎません。
もう1つは、法の成立を機会に、自殺をタブー視していた状況が大きく変わりつつある、ということ。
タブー視することが減れば、その背景について多くの人が知り、生きるための支援について考え始めることができます。
今週のチャリティーを通じて、皆さんの自殺に対する考えが少しでもアップデートできたなら、これ以上のことはありません。

最後に、ライフリンク代表の清水さんからのメッセージを紹介します。
誰にでもできる自殺対策とは「私たち一人ひとりが、一日一日を大切に過ごすこと」ではないかと思います。
私たちは誰もがいつか死を迎えるのであって、つまりどれだけ自分が大切に思っている人がいたとしても、あるいはどれだけ自分を大切に思ってくれている人がいたとしても、その人との永遠の別れは避けることができません
その意味で、私たちは誰もが「余命」を生きているのだと思います。
そうしたことを時々思い返すだけで、他者に対して少し謙虚に、少しやさしくなれる、みんなでやさしい社会を作っていけるのではないかと思います
チャリティー・アイテムのデザインにあるように、ランプのような、やさしく、ほんのりあたたかい光を、互いに発して、互いに感じながら、生きることのできる社会を共に作っていけたらと思います。応援をよろしくお願いいたします

<民衆の教育者>としての役割

2018年05月02日 10時08分34秒 | 医科・歯科・介護
メディアの役割はあくまで<仲介者>である。
無数にある事実の中から、人々が知るべき情報を知るべき形で伝える。
それには識別力、観察力、行動力、判断力が必要となる。
その中でも特に大切な、蓄積された知識と社会倫理に裏付けされた判断力。
情報を集めて、まとめて、発信して収益を得るメディアという仕事には、他にも増して道義的責任がある。
読者や視聴者が、新しい情報や状況に対して、どう対応すればいいのかという判断力を培えるよう、<民衆の教育者>としての役割を担わなければならない。

いかに修正の手を打てるかが重要

2018年05月02日 09時42分07秒 | 社会・文化・政治・経済
人間の理性の不完全さ
我々が信じる合理的選択、科学的認識、論理的思考は、絶対的なものではない!
世界の根源に関わる事象と密接に関連する人間の「理性の限界」を読み解く。

いったん出した決断に拘らない。
その時点の情報で決断したことが、結果として間違いになることがある。
気付いたとき、いかに修正の手を打てるかが重要。
結果にこだわりしぎず、前のことは次に持ち込まないという意識でやっていくことだ。

求められる時代への即応

2018年05月02日 09時21分50秒 | 社会・文化・政治・経済
「正義と誠実」軸に決断

「正義」理にかなって正しいこと。
道理に適った正しいこと全般を意味する。
人間の社会的関係において実現されるべき究極的な価値。
善と同義に用いられることもある。
社会の秩序などを考えたときにそれに法る行動を正義と呼ぶことができる。
「誠実」最後のよりどころは、そこになる。
私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。
毎日の生活の中において、「誠実であること」は重要な意味を持ちます。

社説を読み説く

2018年05月02日 09時10分22秒 | 社会・文化・政治・経済
毎日新聞:オピニオン

朝鮮半島問題
南北首脳会談

毎日:非核化への流れ止めるな
流れ止めるな「北朝鮮の具体的な行動が盛り込まれなかったのは残念だ」
朝日:平和の定着につなげたい
新たなページ「いまも冷戦構造が残る挑戦半島に、新たなページが開かれつつあることを印象づけた」
非核化問題については「南北だけでは解決できないという限界も浮き彫りにした」と一定の理解を示した」
読売:非核化の道筋まだ見えない
日経:板門店宣言を北の完全非核化につなげよ
産経:微笑みより真の非核化を
大きな前進なく「大きな前進があったととらえるのは、大きな間違いである」
いずれも4月28日

日本ニュース時事能力検定

2018年05月02日 08時43分46秒 | 社会・文化・政治・経済
新聞を読んでいない
15~19歳は53・2%
20代44・7%
1日の読書時間
「ゼロ」53・1%

「今」を読み解こう

若者の基礎力育む

ニュース時事能力検定<ニュース検定>とは、新聞やテレビのニュース報道を読み解くための「時事力」を認定するもので、「時事問題」の理解に欠かせないキーワードや、社会の仕組みと流れについての知識を6段階に分けて測定する唯一の検定試験である。

政治、経済、暮らし、国際問題、社会・環境の5テーマから出題され、総合的な時事問題の理解力(時事力)を6段階で判定する。

この検定試験は2007年にスタートし、全国主要都市で年2回程度実施されている。
また、全国252校、600の学部・学科の大学・短大・高校の入学試験において、出願および判定での優遇・一部試験科目免除などに活用されている

5★
小学校中高学年・中学生
国内を中心に、社会のルールやできごとに関心を持つ。
4★★
小学校高学年・中学生
新聞やテレビのニュースに関心を持ち、自分の暮らしと結びつけて考えられる。
3★★★
中学生・高校生
基本的なニュースを、社会の仕組みの中に位置づけて理解できる。
準2★★★★
高校生・大学生・一般
さまざまなニュースを、現代社会の諸問題と関連づけて理解できる。
2★★★★★
高校生・大学生・一般
ニュースを批判的に読み解き、自分なりの意見を導ける。
1★★★★★★
大学生・一般
新聞社説レベルの記事も読み解き、社会や自分の新たな課題を設定できる。

生活哲学学会

2018年05月02日 08時00分50秒 | 社会・文化・政治・経済
組織概要
名称 一般社団法人生活哲学学会

日常生活から健康と幸福の実現を目指し人と地域社会のために共に行動する「場」として
現代日本は、戦後の荒廃のなかから立ち上がり、科学の進歩と国民の努力によって経済的・物的豊かさは飛躍的に伸びました。
経済的・物的豊かさは20世紀終盤にピークを迎え、21世紀はさらなる豊かさを実現していく時代となると考えられていました。
しかし現在、少子高齢化や財政悪化による国家予算の膨張という閉塞的情況や、壮年者の自殺増加や若者のニート化、女性や子どもの貧困などの様々な社会課題が起き、社会の機能不全が明らかになってきています。

このような社会に生きる個人には、自らの人生の独自性を尊重しつつ日常の生活を構築でき、他者の生活や地域社会の課題に対して当事者意識をもって解決へのアプローチができる力が求められています。
しかし、近代における社会・教育システムでは日常生活を中心に据えた考え方から個人のライフスタイルを捉える実践実学を構築してきませんでした。
地域コミュニティや家庭においても、日常生活に関する教育力は失われています。

私たちは、人びとが自分らしい生き方を実現していくための基本となる概念や、日常の生活を健康で幸福に営むための知恵や技術を、ともに学び合い深め合い実践していくための場を作ることが必要だと考えました。
その場を介することで、先人の智恵や同時代に生きる人びとの人生経験に学びながら、生き抜くための実践実学を作りあげ必要とする人や次世代に伝えていけるでしょう。
この実践実学を「生活哲学」として、その活動の場である「生活哲学学会」を設立いたします。

所在地 〒111-0042
東京都台東区寿4-6-11
TEL: 03-6231-6107
E-mail: info@lifephilosophy.jp
URL: http://www. lifephilosophy.jp


現代人に必要な生活自立教育

2018年05月02日 07時55分26秒 | 医科・歯科・介護
家事塾
これからの社会で一人一人が自らの価値観に基づいて生活や人生をマネージメントしていく必要性を指摘。
そのベースとなるのが、当たり前の生活を自分で営める生活自立の力だ。
人間としての成熟をさせてくれない家庭や社会の実情。
「大人になることは新しいことではないが、しかし、現代では新しい概念が必要だ」
古くからあることについて、いかに新しい概念と手法を開発し、取り組むかが問われている。
理想の形は日本の伝統的な教育スタイル、「寺子屋式」だ。
☆「家のコトは生きるコト」を理念として、さまざまな事業を展開して注目を集める辰巳渚さん率いる家事塾。
その認定資格「家事セラピスト」の活動内容を紹介していきます。
☆元祖「片づけ」のカリスマが、家・事に潜む巨大なマーケットや「生き方」の問題を具体的に取り上げます。
☆「いい家」は設計や建材の問題だけでなく、住まい方の問題です。家事塾では、「片づけセラピー」、「新築家事セラピー」、「リフォーム家事セラピー」を実践中です。