ネット男女の出会い

2019年02月01日 23時06分21秒 | 社会・文化・政治・経済

 アンケートは、「交際したことはあるが、抵抗がある」、「交際したことあり、抵抗もない」、「交際したことないし、抵抗もある」、「交際したことないが、抵抗もない」、「わからない」の5項目からひとつを選択していただきました。

それでははじめに、回答者全体の割合からご紹介していきましょう。

SNSやインターネットでの出会いに抵抗はありますか。また、実際に交際に発展したことはありますか。あてはまるものをお答えください。(全体1200人)

ネットでの出会い」に抵抗ある、ない?

いまどき男女1200人を大調査!
仕事に趣味、コミュニケーションにショッピング。
インターネットはいまや、毎日の生活になくてはならないものです。
昨今では、男女の出会いや婚活にもネットの活用が進んでいるという話も聞こえてきます。

ところで皆さんは、「出会い」を目的にネットを利用されたことはありますか? 
いわゆる「ネットでの出会い」について、多くの人はどう捉えているのでしょう?
また、実際に「ネットでの出会い」が交際にまで発展するのはどれくらいの割合なのか、気になりませんか?
「ネットでの出会い」に抵抗がある・なしに関わらず、
65%以上の方が交際まで発展していない!?
アンケートは、「交際したことはあるが、抵抗がある」、「交際したことあり、抵抗もない」、「交際したことないし、抵抗もある」、「交際したことないが、抵抗もない」、「わからない」の5項目からひとつを選択していただきました。
それでははじめに、回答者全体の割合からご紹介していきましょう。

SNSやインターネットでの出会いに抵抗はありますか。また、実際に交際に発展したことはありますか。あてはまるものをお答えください。(全体1200人)

1位になったのは、「交際したことないし、抵抗もある」(42.9%)でした。
インターネットが普及し始めた頃にあった、いわゆる「出会い系」というサイト。そのネガティブなイメージがいまも続いているということであれば、ちょっと残念です。

2位は「交際したことないが、抵抗もない」(24.4%)。4人にひとりの方の回答です。
1位の回答と合わせると、抵抗ある・なしに関わらず、65%以上の方がネットを介して交際にまで発展した経験がないという結果になりました。

3位は「交際したことあり、抵抗もない」(14.7%)、4位は「交際したことはあるが、抵抗がある」(7.9%)でした。交際まで発展した方の合計は22.6%。5人にひとりの方はネットを介して交際まで発展しているということです。また、2位の「交際したことないが、抵抗もない」(24.4%)と合計すると、抵抗感のない方は全体の39.1%に。「ネットでの出会い」に抵抗感がない人も、10人中4人の割合でいることがわかります。

興味深いのは、交際までこぎつけても「抵抗がある」と回答されている約8%の方。交際までつながった約1/3の方は、恋愛が成就してもどこか心にひっかかるものがある…と感じているということでしょうか。

男性は「抵抗ない」が5割以上。
女性でも4人にひとりは「抵抗ない」。

次に、この結果を男女別に見てみましょう。早速、結果をご覧ください。

SNSやインターネットでの出会いに抵抗はありますか。また、実際に交際に発展したことはありますか。あてはまるものをお答えください。(男性600人)

SNSやインターネットでの出会いに抵抗はありますか。また、実際に交際に発展したことはありますか。あてはまるものをお答えください。(女性600人)

男女別に見てわかるのは、全体では2位だった「交際したことないが、抵抗もない」(34.0%)が男性では1位になったこと。2位の「交際したことないし、抵抗もある」(32.3%)とは僅差ですが、男性の「ネットでの出会い」に対する抵抗感が低いことがわかる数字です。ここに、3位の「交際したことあり、抵抗もない」(17.7%)を加えれば、男性の半数以上(51.7%)は「ネットでの出会い」に抵抗を感じていないことがわかります。

一方、女性の1位は全体と同様に「交際したことないし、抵抗もある」でしたが、その回答率は53.5%と全体の回答を10%以上も上回っていて、2位の「交際したことないが、抵抗もない」(14.8%)に40%以上も差をつけての1位です。4位の「交際したことはあるが、抵抗がある」(10.5%)と合わせれば、実に6割以上。女性の「ネットでの出会い」に対する抵抗感が大きいことを裏付ける結果になりました。

■調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:全国23歳~39歳男女1,200名
調査期間:2016年3月18日~3月23日

■アニヴェルセル 会社

 




ネットの落とし穴

2019年02月01日 22時57分29秒 | 社会・文化・政治・経済
 

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

あなたがもし“ネットの穴”に落ちたら、誰に助けを求めるか?

インターネットに詳しい人、メーカー、警察、もしくは弁護士?本書では、実際に起きた事件・事故を取り上げ、法律的に何をどこまで対応できるのか、ひとつの考え方を示す。

内容(「MARC」データベースより)

インターネットの普及とユーザーの増加によるサイバースペースでの事件・事故等を40事例取り上げ、具体的な解決策や防御策について解説。巻末付録として「個人情報保護法」「ストーカー規制法」「著作権法」等も掲載。

ネットの急速な普及に伴い、トラブルも増加している。
オークションで落札した品物が盗品だった!!
ネットでダイエット薬品を買ったところ、カードの引落し代金をごまかされた!
オークションで落札したステレオセット、実物は写真とは異なる粗悪品だった
バイアグラなど半違法なものを購入したが、商品が送られてこなかった
お金を振り込んだのにチケットが届かない!!
何者かが自分のメールアドレスから「迷惑メール」を大量に発送!!
常時接続中に何者かが自分のパソコンをハッキングした形跡が
購入したワープロソフトのシリアル番号が、ネットで勝手に流通していた!
サポートセンターに問い合わせたもののまったく返事がない
シェアウェアを勝手に登録されたり、代金引換のオンラインショッピングをされた!
など、いつ自分の身にふりかかるかも知れないトラブルの事例と対処法が書かれている。
ネットトラブルは被害者が泣き寝入りしてしまうケースが多いというが、
それでは犯罪者は新たな被害者を捜しに行くだけ。
ぜひ、多くの人が正しいネットの知識を持ち、モラルを確立しないといけないと思った。
わかりやすく読みやすい本です。

ネットで誘う男性への対応

2019年02月01日 22時51分36秒 | 社会・文化・政治・経済

・第1位 「やんわり断る」……28.4%
・第2位 「怖いので連絡をたつ」……19.8%
・第3位 「のらりくらりとはぐらかす」……15.3%
・第4位 「信用できそうなら会ってみる」……9.9%
・第5位 「グループでなら会う」……7.0%
・第6位 「お茶くらいなら会う」……5.1%
・第7位 「まずは電話で話してみる」……3.2%
・第8位 「2人で会うのはまだ早いと言う」……2.6%
・第8位 「何度も誘われたら考える」……2.6%
・第10位 「気軽に会ってみる」……1.6%

※第11位以下は略。

1~3位を合計すると、63.5%。かなり高い確率で、女性側は警戒していることが伺えます。



警戒心が希薄な女性

2019年02月01日 22時44分14秒 | 社会・文化・政治・経済

男性に質問です。 警戒心がうすい女性の特徴を教えて下さい。

私は男性に対する非常に警戒心がうすいらしく、男性が下心をもって 接しているのかどうか、疑うことができません…
これまで、
ストーカーや痴漢、何でもない道端で声を掛けられ(キャッチではない) 車に乗せられそうになったり… などなど、いろんな怖い目に合っています(; ;)

露出が多い服や、派手なメイクをしているわけでもないです。 ワンピースを好んで着てはいますが… ふんわりして、おずおずした雰囲気らしいです。
なので、自分なりに「話しかけるなオーラ」を出して外を歩いていても、声をかけ られ食事に誘われることもあります…(; ;)
もちろん、それらの誘いにはのりませんが…
無視すればいいのでしょうが、人に冷たくできない性格なので、どこからが下心か わからないです。
本当に道を尋ねているだけかもしれないないですし…

男性のみなさん、こんな私に何かアドバイスをお願いします!

補足

長年付き合っていた彼氏がいましたが、別れてしまいました。

遠恋だったので、守ってもらいたくても無理だから、自分の身は自分で守るという意識でいました。
防犯ベル持ったり…笑
彼氏がいなくなった今、とても怖いです。
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自分が嫌だと感じたら、冷たくすべきところは冷たくしないといけない時もあるかもしれませんね。そこだけは努力しないといけないかもしれない。それができなそうだと、チャンスがあると男は錯覚することはよくあります。一般的にはその辺しっかりと対処できている女性には、怖い思いをさせるまで追いかけたりはしないと思います。そんなことしても自分が苦しいだけですからね。

ただ、中には本当に雰囲気が気に入って声をかけてきてくれてる人だっていると思います。そういう時はあなたも嫌とは感じないはずですので、そういう時は素直に受け入れればいいんじゃないでしょうかね?

要はその場で感じた感情に正直に行動すればいいということのように思えます。
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皆様回答ありがとうございます。
どの意見もためになりました。女性からの回答も嬉しかったです。
でも、サングラスは無理かな…笑

いつも相手の気持ちを考え過ぎるのがいけないのかもしれません。
切るところは切る、ということが出来ればよいですが…

回答して下さった皆様、
もしよろしければ、私の性格についての質問にも回答して頂けると、幸いです。
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彼女が警戒心なさすぎで困っています

さんざん止めたのですが、一向に聞いてくれず、今日先輩(男)に誘われて二人っきりでご飯に行くようです。
行く前といった直後は自分のところへ来るとい
う約束ですが、帰り際は家で待たずに店の近くに止めてあるであろう彼女の車付近でまつつもりですが、心配です。
メール文を見せてもらうと、僕はお酒弱いから飲まないし、送っていくから飲んだら?
とか、職場の麓(職場が山にあるので)に駐車場あるからそこに停めておいでよ、一緒に行こう

みたいなことを言われていました。
本人は面倒なのであまり行きたくないとはいっていますが、仕事がやりにくくなると困るので行くと言い張っています。

しつこく、お酒を進められたり一緒に車で移動することを進められていても、危機感を感じていないらしいです。
いわゆるお酒の勢いで、というのは彼女は無いですが(車のこともありますし、お酒には恐ろしいほど強いです。)
心配でたまりません。
うっかり車に乗りこみでもしたら、なにをされることか。

僕が心配性なだけですか。
世間一般では、夫や婚約者がいる状態で(職務上指輪はつけれないので相手は知らないかと)仕事づきあいだからと二人っきりで上司とご飯や飲みに行くものなのですか。
何度言っても聞かない彼女にどうやったら危機感を与えれますか。
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彼女さんも、あなた様の家族も。頭の中は考えて
いることは違います。
苦しいでしょうが。
他人は考えていることも。行動も違います。
彼女がいると、多かれ少なかれ。こういう苦しいジェラシーやつらい体験はします。
その部分をあなた様の考えを変えたり。彼女の考えや行動を変えたり。
いろんなきっかけになると思います。
人の思考や行動を制限したりコントロールしたい
気持ちはわかりますが。
なかなかそういうことは
難しいと思います。

飲み会から帰ってきて。
落ち着いたら。彼女さんに。
「好きだから心配だった。
好きだから嫉妬心がわいて
迷惑かけた。好きだからこれからも
面倒かけるけど。付き合いしてほしい。」と素直に言ってみては。
あまり説教臭い話やグチは嫌われますし。逆効果です。
ストレートに彼女に惚れている。
好きだから嫉妬した。
迷惑かけた。といい。
彼女さんも、素直に対応してくれたり。
心配かけてごめんね。と素直に言ってくれたら。
今回のことが二人の仲を盛り上げるスパイスになります。
グチったり、説教くさい話やいじけた
ことは。二人の仲にヒビが入るきっかけになる可能性があります。

 


新し道は青年から始まる

2019年02月01日 21時54分55秒 | 社会・文化・政治・経済

「歩く人が多ければ、それが道になる」魯迅

「青年が大事だ。青年こそ世界のタカラだ」青年が新しい道を歩む。

歩んだ道が最善であったかどうかは、実証を示すことだ。
ゆえに、生活で勝たなければならない、人生で勝たなければならない。

歩み道を途中であきらめてしまえば、その道は途絶える。

時代変革への力強いエネルギーは青年。
新し道は青年から始まる。


日産ゴーン前会長を過大評価 

2019年02月01日 11時09分52秒 | 社会・文化・政治・経済

「ゴーン氏がこのようなコンセプトを持っているから、日産はこれから成長する」と解説するアナリストに会ったことがない。

コストカットを終えた後のゴーン前会長は明らかに過大評価されてきたと思う。
外国人経営者は周りを側近で固めて「見えにくい経営」をする傾向がある。
企業統治の制度がなぜ欧米で始まったのかを考えてほいい。
コーポレートガバナンス(企業統治)という枠をはめないと経営者が暴走する状況があったからだ。
日本企業のグローバル化が進む以上、会社の中で功績や報酬をチェックする機能はますます重要になっていくろう。

大木将充 ファイブスター投信投資顧問取締役運用部長


ゴーン事件の教訓

2019年02月01日 10時03分33秒 | 社会・文化・政治・経済

不正の背景となったワンマン経営ぶり。

日本の企業統治や経営者の報酬制度のあり方が厳しく問われた。
日本では、企業内で起きた違法行為が刑事として立件されるケースが少ない。
このため経営者に規範意識が浸透していない。
企業経営への監視機能を強める必要がある。
ゴーン前会長の起訴内容は、フランスの法律なら確実に刑事裁判の対象となる。
欧米並みの企業法制の厳格化が欠かせない。
日産を巡っては、多国籍企業の弊害も示された。
上村達男 早稲田大学法学部教授


企業が中央研究所を次々閉鎖

2019年02月01日 07時06分07秒 | 社会・文化・政治・経済

日本の科学技術がダメすぎる理由

ちくまウエーブ

 山口 栄一京都大学教授

人口が減少していく中、経済が復興するカギはイノベーションしかない。

でもそこにも大きな落とし穴が潜んでいる。12月刊、山口栄一『イノベーションはなぜ途絶えたか』の序章を一挙公開。

ここだけ読んでも、日本の危機が見て取れます。

1 イノベーションを生み出せなくなった日本企業 

危機に直面するエレクトロニクス産業
 日本の科学が危機に瀕している。
 科学の中核をなす物理学や分子生物学の日本におけるアクティビティが今世紀に入って低下し始めた。主因は担い手である研究者の減少による可能性が高い。
「近年日本人は、ほぼ毎年ノーベル賞を受賞している。自然科学部門での数は21世紀に入ってから米国についで世界2位ではないか」といぶかしく思う読者もいるだろう。しかしごく少数の例外を除いて、その受賞は20年以上前の研究成果に基づくものだ。
2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんも、受賞の会見で日本の基礎科学への研究費不足を挙げ、「日本の科学は空洞化する」と、危機感を表明していた。
 科学から連なるサイエンス型産業も衰退の一途をたどっている。かつて「科学立国」「技術立国」と呼ばれ、世界をリードしてきた日本は、その存在感を急速に失いつつある。
 なかでも今世紀に入ってから、日本のお家芸だった半導体や携帯電話をはじめとするエレクトロニクス産業の国際競争力は急落し、その生産額は最盛期の2000年から半減し世紀のサイエンス型産業の頂点に位置する医薬品産業も、日本は2000年初頭に国際競争から脱落してしまった。
 このことはとりもなおさず、日本のハイテク企業からイノベーションが生まれなくなっ
たことを意味する。
 進展するグローバリゼーションの中で日本社会は旧来の産業モデルに固執して、時代に
即したイノベーション・モデルを見出せないまま、周回遅れで世界から取り残されている。
日本はリスクに挑戦する力を失い、研究・開発で創造してきた多くの新技術を経済価値に
変えることに失敗したのである。
 科学の危機は日本の産業競争力の低下にとどまらない。2011年3月に起きた東京電
力(東電)福島第一原子力発電所の過酷事故は、技術企業の経営に科学的な思考が欠落し
ているという事実を一気に露呈させた。事故の根源を探ると、寡占・独占企業におけるイ
ノベーションの不在に行き当たる。
 この国でイノベーションが途絶えた理由として、「才能ある起業家が現れなくなった」「日本人は大企業志向で起業家精神に欠ける」といった文化的要因を指摘する声は少なくない。しかし、そこには明らかに制度的・構造的な要因が伏在している。
本書の目的は、その制度的な要因を解明するとともに、科学的発見からイノベーションが生まれるプロセスを明らかにし、科学立国日本の再興に向けた実践的な打開策を提示することにある。それは同時に、原子力発電所(原発)事故のように科学が社会を損なうような事象を企業が起こさないための処方箋となる。
 具体的な考察に入る前に、物理学を研究していた私が、なぜ「科学とイノベーション」
というテーマを追究することになったかを記しておきたい。私の来歴と経験談を伝えるこ
とで、本書の問題意識がより明確になるからである。 

中央研究所崩壊が引き金に
 NTTの基礎研究所で物性物理学、とくに次世代半導体とトランジスタを研究してきた
私は、偶然にもパラジウム金属の中に潜り込んだ水素が未知の発熱現象を呈することを発
見し、それを契機に1993年から5年間、フランスの研究機関の招聘研究員としてコー
トダジュールでその研究を続けていた。
98年、日本に帰国したとき、私は愕然とした。エレクトロニクス産業のみならず医薬品産業の大企業までが、その「中央研究所」を次々に閉鎖・縮小し、そこで働く優秀な科学・技術者たちが配置転換を余儀なくされようとしていたからだ。
 いわゆる「大企業中央研究所の時代の終焉」と呼ばれる現象である。「中央研究所」とは、それぞれの企業で呼び方が違うものの、科学研究(基礎研究)を主たる業務とする企業の大部門のことである。
 日本企業の中央研究所は80年代においては最先端の研究をもとに数多くの技術革新を生み出してきた。当時の日本では、国全体の研究費の8割は民間企業が拠出しており、大学の研究はイノベーションにほとんど寄与しなかったので、企業の研究こそがイノベーションのエンジンだった。
 ところが90年代後半に入って、日本企業は米国のベル研究所やIBMといった民間研究機関に追随する形で、研究から手を引くことをほぼ一斉に決めた。まず日立の基礎研究所が事実上閉鎖し、NTTはもとよりNECやソニーなどの中央研究所も内部から傷ついていった。
 このままこの状況が進めば、日本の産業・経済を支えてきた技術革新の担い手がいなくなる。そして10~20年後には、日本の科学もサイエンス型産業も目に見える形で零落し、日本は確実に世界に取り残される――。
 そう確信した私はNTT基礎研究所を去って物理学研究の手をいったん休め、99年から経団連のシンクタンク21世紀政策研究所」で、イノベーション戦略の研究と政策提言に着手した。当時の理事長は経済評論家の田中直毅さん、所長はトヨタ自動車会長の豊田章一郎さんだった。
 研究員は全員エコノミストで、理系は物理学者の私一人。物理学者にとって社会科学と
いうフィールドは研究材料の宝庫だった。日本が戦後培ってきたユニークな技術革新の仕
組みが潰えたのはなぜか。私はここで初めて自然科学と社会科学を横断する「知の越境」
の方法を学ぶことになった

2 どうすればイノベーションは復活するか 

眠っている才能を生かす
 とはいえ、会社の「役立たず」としてつぶされようとしている大企業の世界的科学者た
ちを、どうすれば救えるのか。
 まずは会社の創り方を学ぶため、妻に代表取締役になってもらって、社会イノベーションに挑戦してみることにした。多くの女性は40歳過ぎまで子育てで忙しい。ところが子育てが終わって社会復帰しようとしても、年金制度の壁があって45歳以上の女性を雇用する会社はまずない。しかたなくありつける仕事といえば、当人の専門性も創造性も生かすことのできない職業ばかりだ。
 幸い私の妻は薬剤師の資格を持っていて、子育ての最中も薬局でパートとして働いていた。私は「思い切って薬局を経営してみないか」と提案した。地域の人々から、かかりつけ薬局として位置付けられ、医者の薬の処方にきちんと物申せるような、今までにない薬局である。
 私は、医院の地図データと人口分布のデータを駆使しながら調剤薬局を必要としている地区を綿密にポイントアウトし、開局場所を定めてそこに小さな店舗を借りた。そして、私の退職金の半分を彼女に投資した。最初は開局に及び腰だった妻も、経営者の風格を獲得し、開局2年後には自分で資金を公庫から借りてきて2店舗目を開いた。
 では次に、いよいよハイテク・ベンチャーの創業だ。
 私は世界をリードしてきた国内外の科学者・技術者たち100人以上にインタビューし、大企業から離脱した科学者を日本と米国で継続的に観測した。そして、イノベーションが生まれるプロセスを探求していった。
  日本が直面する科学とイノベーションの危機を脱するための根治療法は、つまるところ一つしかない。リストラされていく優秀な科学者や技術者たちがベンチャー企業を立ち上げてイノベーターに転身する選択を促すことだ。
 日本においてサイレント・マジョリティーとしての科学者集団は数多く存在する。彼らこそが創造性の担い手なのである。
 たとえば2014年、ノーベル物理学賞の対象となった青色発光ダイオード(LED)は、赤﨑勇さん、天野浩さん、中村修二さんの3人による1980年代中葉から90年代初頭の研究成果で、結晶成長の方法の発見から量子力学的デバイス構造の発明、そして生産技術の開発と製品化まで、すべて日本で達成された稀有のイノベーションである。
 しかもその成功には、赤﨑さん、天野さんが在籍した名古屋大学というよりむしろ、日亜化学・研究所をはじめ、松下電器・東京研究所、沖電気・半導体技術研究所、NTT基礎研究所などの企業の研究所が本質的な役割を果たしたことを私たちは見過ごしてはならない。
 ところが彼らのような創造者の多くが社会の中でスポイルされ、その創造の場を失おう
としている。彼らを掘り起こして会社を設立させれば、めざましいイノベーションが実現
できるはずだ。
 私は居ても立ってもいられず、閉鎖されようとしている企業の研究所を回り、経営陣か ら研究中止を命じられた優秀な科学者にベンチャー企業を起こすよう持ちかけた。これまで私が創業した複数のハイテク・ベンチャー企業のうち、窒化ガリウムを基幹とする会社はそうして立ち上げた会社である。
 高電圧・大電流をスイッチできるトランジスタ、すなわちパワー・トランジスタを作るためには、従来のシリコンという半導体では、結晶をなす原子の結びつきが弱くて高い電圧に耐えられない。それを可能にする窒化ガリウム結晶は当初、世界の誰にも作れなかったものの、やがて結晶成長法が発見され、窒化ガリウムによる青色LEDが発明された。   
 さらに1990年代後半には、ソニー・フロンティアサイエンス研究所の河合弘治さんが窒化ガリウムでトランジスタを作り、実用動作させることに世界で初めて成功した。もしこれが社会に出て価値に転ずれば、配電時の電圧変換によるエネルギー損失を80%以上なくすことができる。それは原発数基分に対応する。
 ところが、当時ソニーの経営者は、コンピュータ&エンターテインメントにしか興味を持たず、「部品など、買ってくればよい」として、河合さんの研究にまったく興味を寄せていなかった。「すべての要素技術は八百屋に売っている」。すなわち材料や部品のような要素技術は外部から調達すればよい、と考えていた当時の経営者は、「ブレークスルー技術が科学から生まれる」ということに思い至らないようだった。
 「河合さん、ソニーにいたらあなたのイノベーションはつぶされる。だから、ソニーを辞めてください。あなたの研究こそが、この沈みゆく日本を救う。すぐにでもベンチャー企業を一緒に始めましょう」。
 私は彼を説得するとともに、私の退職金の残り半分と、彼の退職金全額を使って2001年にベンチャー企業を起こした。こうして設立したこのハイテク・ベンチャーは紆余曲折を経ながら何とか生き延び、2014年にはついに量子デバイスとして世界一の性能を持つ窒化ガリウムのパワー・トランジスタの開発に成功した。とはいえ、資金調達は未だに困難を極め、河合さん曰く「タイトロープにしがみついてじっと耐える」状態が何年も続いている

イノベーションの「目利き」を養成する
 もう一つ、私が創業に参画したエネルギー・ベンチャー企業は、まったく新しい概念の
蓄電池を開発している。
 日本の電池メーカーの研究所でリチウムイオン電池などを早くから研究していた塚本壽さんは、「日本では新しい挑戦ができない」と米国西海岸に移住し、ベンチャー企業を設立して成功を収めていた。その塚本さんから私に連絡が入ったのは、2011年の東電福島第一原発事故後の初夏のことだった。私たちは、東電にお付き合いしてヒステリックな節電を行なう暗い灼熱の京都駅で、久しぶりの再会を果たした。彼は、「日本がこんなに脆弱な国とは思わなかった。電力で何のイノベーションもないのは情けない。日本でエネルギーの会社を起こすのを手伝ってもらえないか」と持ちかけた。
 私たちは1カ月後にベンチャー企業を立ち上げた。従来の鉛電池は安全ではあるものの寿命が短く、リチウムイオン電池は効率が良くても充電しすぎると発火するという弱点があった。この会社は二つの電池をアナログ的に組電池にして、「バインド電池」という画
期的な蓄電システムを生んだ。
 このような組電池を構築すれば、それぞれの弱点を互いの電池が補完し合い、鉛電池の寿命が4倍に伸びるだけでなく、鉛電池が安全弁になってリチウムイオン電池が決して発火しない。しかも零下40度下でも完璧に作動するという思わぬ発見もあった。
 さらにこの会社は、燃料電池において鉄粉を使って水素を供給するという「シャトル電池」の開発に成功した。これを使えば、水素を外部から供給しなくてもコーラ缶12個ほどの鉄粉だけで自動車は200キロ以上走れる。しかも深夜電力で酸化鉄を鉄に還元すれば、鉄粉はリサイクルできる。この会社もまた、薄氷を踏むようにして資金調達をしながら、何とかタイトロープから落ちずに開発を続けている。
 私が関わった事例だけを見てもわかるように、もはやイノベーションなど生まれないとみなされている産業においても、イノベーションの種子はいくつも眠っている。問題はそれを見出す眼力と新産業を興そうとする強い意志があるかどうかなのだ。
 とはいえ、ベンチャー企業を起こす過程で、私は何度も呆然とする事態に直面することになった。
 日本の企業文化には「ベンチャー企業がブレークスルー技術を生み出すはずがない」という奇妙な思い込みがある。そのため前述のように、すでに開発が終わり、あとは生産技術だけを確立すればよいという段階になっても、なかなか投資家が現れないという事態に立ち至る。
 ベンチャー企業でもソフトウェアやアプリ制作などのいわゆるIT企業はさほど大きな投資を必要としないものの、新しい物質の創生やデザインに基づくブレークスルー技術には莫大な資本投資を要し、資金なしに新たな産業は創出できない。どんなに優れた技術と将来性を有していても、日本において科学者の起業家が成功することはあまりにも難しく、最初のステージにすら立てないというのが実情なのである。
 一連の起業を通じて私が痛感したのは、イノベーションのグランドデザインを把握して未来への展望を構想できる能力を備えた人材が、日本において決定的にいないという事実である。私が「イノベーション・ソムリエ」と呼ぶそうした人材を養成することが、未来を拓くイノベーション創出には不可欠なのである。 

科学リテラシーとトランス・サイエンス問題
 イノベーションに基づく未来を構想できるイノベーション・ソムリエは、ある一つの分野を修めていくだけではなく、自然科学や人文・社会科学を自由に回遊して社会全体を俯瞰する視座を持たなければならない。そのためには、これまでのように文系と理系がタコツボ化している状況を脱し、お互いが共鳴し合う場をつくる必要がある。
 同志社大学がビジネススクールを創設するに当たって招聘された私は、2004年からイノベーション理論と技術経営をそこで教えることになった。技術経営とは文理の壁を乗り越えて経済価値および社会価値を生み出す方法論を研究する経営学であって、二つの側面を持っている。
 一つはその技術を成立させている要素と構造を分析し、市場との関係性を明らかにして新しいブレークスルーの方法を見出すマネジメント。もう一つは、技術の物理限界の要素と構造を研究して、その技術が社会を損なう事態が決して起きないようにするマネジメント。双方とも、イノベーションの源泉(ソース)にまで立ち入らねば、解は見つからない。
 私はさらに若者たちが起業に挑戦できるよう無償で参加できるビジネス講座を開いた。
参加者にはそれぞれビジネスプランを提出させ、20人を選んで海外の大学で起業家教育を受けさせる。
 行き先は米国のカリフォルニア大学(UC)ロサンゼルス校(UCLA)、UCアーバイン校(UCI)、南カリフォルニア大学、UCバークレー校、フランスのEDHEC経営大学院、イギリスのケンブリッジ大学と毎回変えた。米英仏の颯爽とした起業家精神を浴びた教え子たちから多くの起業家が輩出した。
 日本の教育システムでは、科学を技術のツールとみなし、社会にどう役立つかというレベルでしか教えていない。このため人文・社会科学の視野には自然科学が入ってこない。これでは日本の科学リテラシーはいつまで経っても向上しない。私は、科学が哲学とどうつながりながら創成されたかを教える科目を新たに設けた。
 哲学から孵化した科学は、やがて哲学のもとから独立し、一つの生命体となって自然を圧倒的な形で理解した。そのプロセスを学ぶことは科学を海外から輸入した日本の歴史を問う営みにつながり、その営みは自然科学から社会科学、人文科学にまで及ぶ超域研究となる。
  ところが当の大学で、自然科学がいかに人文・社会科学と隔絶しているかを示すような体験をした。創立したばかりのビジネススクールでのことだ。教育カリキュラムの中で技術経営の諸科目のデザインを担当していた私は教授会で発言した。
「半導体産業にしても、ナノテク産業にしても、その技術的側面を理解しないと産業構造やそのビジョンが描けません。そしてその技術を理解するには量子力学が必要です。だから量子力学のエッセンスを教えたいと思います」。
 すると、隣に座っていた経済学の教授が驚いて異を唱えた。
「量子力学なんて、位置を決めたら運動量が決められなくなるとかいった、現実世界とは
まったく関わりのない学問でしょう。そんなのがビジネスの何に役に立つんですか。ばか
ばかしい」。そう言って怒り始めた。笑い出す教授もいた。
 私にとっては予想すらしていない反応であり、唖然とした。携帯電話やパソコンをはじめ半導体などを扱うミクロの世界は量子力学の原理に従って動いている。現代テクノロジーの根幹を支えているのは主として量子力学である。
 そのことを経済の専門家がまったく理解していない。これでは、社会科学が産業社会の未来を論じるどころか、来たるべき社会の構想もビジョンも描くことなどできるはずがない。
 日本の未来を拓くためにはまず、科学と社会との第一の関係性である「イノベーションとは何か」を再考する必要がある。
 産業社会は、イノベーションという知的営みの連鎖をバックキャスト(逆再生)すると、科学すなわち「知の創造」にその起源を持つ。では科学と、科学に下支えされた産業社会との関係性は、どのような知的営みの構造を持っているのか。そのことをきちんと理解しなければ、新産業を創り出すビジョンを描くことはできない。
 おりしも東電が原発事故を引き起こした後、科学者は市民の前で真実を明らかにしようとしないまま懺悔をし、そのアンフェアな態度を見た市民はますます科学不信に陥るという事態が生じた。現実に、科学が社会を損なう問題が起きたとき、科学者がいかに無力であるかを、市民全員が直視したのである。
 私はこの状況を、科学と社会との第二の関係性であると考えた。これは、科学が引き起こしながらも科学だけでは解決できない社会問題、すなわち「トランス・サイエンス」の問題にほかならない。本書ではそうした議論に対する私なりの回答も記した。 

本書の構成
 本書の構成を簡単に紹介しよう。
  第一章は、日本におけるサイエンス型産業衰退の原因を具体的事例にそって考察する。取り上げるのは、台湾の鴻海精密工業に買収されたシャープの事例である。日本の老舗大手電機メーカーが初めて海外企業の傘下に入ることになった背景には何があるのか。内部関係者への取材を通して明らかにする。
 第二章は、日米比較を通して日本のイノベーション危機の実相に迫る。米国は「大企業中央研究所」というイノベーション・モデルから脱却し、スモール・ビジネスを国家で支援する「SBIR制度」の導入によって、新たなイノベーション・モデルを生み出すことに成功した。一方、日本は米国より17年遅れて日本版SBIR制度を導入したものの、それは見事に失敗した。その原因を追究すると、制度に宿る理念の相違に突き当たる。その理念の裏に潜むものを探ることによって、21世紀型のイノベーション・モデルとは何かを描き出す。
 第三章では、この考察に基づいて科学と社会との第一の関係性であるイノベーションとはいったい何なのか、科学すなわち知の創造がいかなるプロセスを経て経済的・社会的な価値の創造にまで昇華されるのかを検討する。イノベーションが生まれるこの原理を独自にモデル化した「イノベーション・ダイヤグラム」を具体例に即して紹介し、イノベーションの本質を明らかにする。
  第四章では、科学と社会との第二の関係性であるトランス・サイエンスについて議論する。前述したように、トランス・サイエンスとは「科学が引き起こし、科学に問いかけることはできるものの、科学は答えられず科学だけでは解決もできない問題」をさす。興味深いことに、この第二の関係性は、第一の関係性であるイノベーションの欠落によって同時に損なわれる。2011年の東電原発事故と2005年のJR福知山線事故の原因分析を通して、そのことを論証し、なぜ両者が強く連関しているのかを解明する。
 第五章は、戦後の日本社会を概観しながらイノベーションが途絶えた背景を探り、日本が危機から脱するための道筋を探る。イノベーション・ソムリエを養成する大学改革への提言をはじめとして、日本がこれから取るべき針路を示したい。
 以上のように本書で取り上げるトピックは、シャープ買収や日米のベンチャー支援政策、原発事故といったきわめて具体的な事象から、イノベーション生成の構造や、社会と科学の関係性といった抽象的次元まで多岐にわたる。その振幅の大きさに読者は戸惑うかもしれない。しかし、そこには大きく通底するテーマがある。それはイノベーションの喪失と科学の危機である

 日本は今21世紀型のイノベーション・モデルを見つけられないまま漂流を続けている。制度を整えたうえで、ちりぢりになって漂っているボートから有能なイノベーターたちを救い出しさえすれば、この「沈みゆく船」を救うことができるはずだ。そのためには、今あるイノベーション・システムの隊列を根本から組み直さなければならない。
 本書は、日本再生に向けて設計図を描き出す試論である。以下、第一章から第五章まで、登場する方々の敬称を省略する失礼をお許しいただきたい。また役職は当時のものである。
 では、沈みゆく船を救うための航海に出ることにしよう。
 

2016年12月20日更新


教育の役割

2019年02月01日 06時39分24秒 | 医科・歯科・介護

一人一人の素質、持っているものを開花させる。
その結果、人として社会の中で務めを果たせるような人間に育てる。
自主性、自律性というのは、「開物成務」という頂に到達する上で非常に重要な要素だ。

開物成務(かいぶつせいむ)とは: 色々なことを開発し、事業を成し遂げること。
また、人々の知識を開発して世の中の事業を成就させること。


自己肯定感

2019年02月01日 06時30分18秒 | 社会・文化・政治・経済

自己肯定感は、物事に取り組む意欲(モチベーション)や幸福度にも大きな影響を与えます。 

自己肯定感が高ければ、人生における様々な出来事に対して積極的に取り組んでいくことができますし、幸福度も高まっていきます。
しかし、自己肯定感が低いと意欲の低下だけでなく、自分で自分を苦しめるような考え方にとらわれてしまい、幸福度もなかなか高まらないといったことも起こります。

ここでは、そんな自己肯定感についてさらに深掘りしていきます。
「自分はだめな人間だと思うことがある」という質問に対して、日本人の72.5%が「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答。
これは同じ質問に対する答え、中国(56.4%)、アメリカ(45.1%)、 韓国(35.2%)と比べと突出して高い割合です。

「高校生の生活と意識に関する調査(平成27年度調査)」より

自己肯定の源泉は、自主的行動、自律的行動だ。
何でもいいから、それを突き詰め、困難に直面しても自律的に活動して成果に到達する。
失敗してもやり抜いたことが達成感となる。
こうした時間は非常に楽しい。
楽しいと感じる居場所を用意する。
学ぶ方法を身につけることが教育のゴールだ。
自分で「師」となるロールモデルを選ぶ。

ロールモデルとは

簡単に言えば「お手本となる人物」のことを指します。


キーワードは一次情報

2019年02月01日 06時04分39秒 | 社会・文化・政治・経済

花も樹でも、8Kの精密な二次元画像情報は、どんなに本物そっくりでも、それは加工された二次、三次情報だ。

花や樹そのもの、すなわち一次情報の方が情報量は圧倒的に多い。
学問なら原典原書に触れる。
現場に足を運んでみることだ。
時間と手間はかかるが、10代のとき五感を通じて一次情報できるだけ触れることが大切だ。


身体性

2019年02月01日 05時54分42秒 | 社会・文化・政治・経済

身体性(Embodiment)とは、身体が持つ性質を指す。

分野ごとに様々な定義がある。
物理的な身体があることによって、環境との相互作用ができることにより、学習や知能の構築にもたらす効果や性質を指す。
人は脳だけで生きているわけではない。
「いのち」への理解と共感は、からだを通じた体験なしではできない。


さいたま市で22歳の女性が殺害された事件

2019年02月01日 02時17分00秒 | 社会・文化・政治・経済

去年春ごろから交際関係にあったという2人。
しかし去年9月、別れ話からトラブルになり貴美香さんが暴力を振るわれたことから父親が110番通報。
警察は鳥山容疑者に口頭で警告し、警察は被害届を出すように話したものの被害届は提出されなかった。
そして去年11月には貴美香さんから「別れた」という話があったため、警察の対応はいったん終了。

しかし去年12月上旬には、再び家の周囲に来ているようだという相談が寄せられたという。

「二度と会いません」とメールの数日後、家に押しかけ暴行

貴美香さんの父:

(鳥山容疑者が)ここのところ急に幾日か過激になってきちゃったので、これはちょっと困るなと思って。
19、20日とうちの女房と泊まりに行っていた。

その時(午前)3時ごろ、貴美香のメールが鳴ってたから、そしたら(午前)5時ちょっと過ぎにアパートに来て、貴美香に話があると。
貴美香さんの父:
こんなところで夜中に騒がれてもと車に乗せて、貴美香にパジャマの上からコートを羽織らせて3人で話をした。

3時間くらい話をして納得して帰って行って。
その時はニコニコして帰って行ったんだけど、その後メールも寄こして。「二度と会いません。いろいろお世話になりました」というのを寄こして。
(交際は)終わっていたはずなんだけど、その後がどうなっていたか分からない。
貴美香さんの身を案じ、1月19日から2日間、アパートに泊まり込んだという両親。
すると、20日未明に鳥山容疑者がアパートを訪れたため、父親を交えて3人で話し合い、鳥山容疑者からはその後、「二度と会いません」とメールが届いたというのだ。

ところが、鳥山容疑者は事件前日の22日にもアパートを訪問。そこで貴美香さんに暴行を加えたため、両親は再びアパートへ。
しかし、事件はその翌日の夜、貴美香さんの勤務先で起きてしまった。

貴美香さんの父:
(貴美香さんの)首を絞めて顎を殴って帰って行ったんだけど、その次の日の事件だから。
心配になってここへ俺が泊まり込みに来た。そうしたら来なかったんだけど、だから会社の方に行ったんですよね。
だから結局、不意を突かれたような感じです。
事件当日、貴美香さんは被害届の相談のため、地元の警察を訪れる予定だったという。
鳥山容疑者は事件当日、前橋市役所に普段通りに出勤したが、午後1時15分ごろ、突然体調不良を訴え早退。
その約5時間後、大宮で犯行に及んだ。

前橋市によると、鳥山容疑者は真面目でおとなしい性格で、普段の勤務態度にも問題はなかったという。
鳥山容疑者は、「女性の首を刃物で刺したことは間違いありません」と容疑を認め、貴美香さんを待って刺したと供述している。

使われた凶器は刃渡り約20㎝の包丁で、後ろから羽交い絞めにして左首などを刺していることから、警察は強い殺意があったと見て容疑を殺人に切り替え、詳しい動機などを追及する方針だ。


そして事件前日…。
殺人容疑で送検された交際相手の男が「別れ話のもつれで生きていられないと思った」と供述していることがわかった。

容疑を殺人に切り替えて、1月25日朝、送検された群馬県前橋市の職員、鳥山裕哉容疑者25歳。顔を覆うその手には犯行時に負ったと思われる傷跡が…。

「別れ話…生きていられない」と男供述

さいたま市で22歳の女性が殺害された事件。

貴美香さんの父親:
(鳥山容疑者は)ここのところ急に過激になってきて、(事件前日に娘の)首を絞めて顎を殴って帰っていった。(娘のアパートに)心配になって泊まり込みに来た。そうしたら来なかった。だから会社のほうに行った。

不意を突かれたような感じ。
警戒する両親が泊まり込んでいたアパートではなく、勤務先からの帰り際を狙われてしまったのだ。

前橋市役所は24日の会見で、鳥山容疑者について「まじめな職員でおとなしい性格だと聞いている」と話した。また近所人も「普通の青年ですけど。優しそうな感じ」と語った。

“まじめ”でおとなしい青年が、“急に過激”になった裏に何があったのか。

“恨みの中毒症状”で過激に?専門家指摘

そのヒントがこの供述にあるという。
「別れ話のもつれで、生きていられないと思った」


男女問題解決支援センター・福井裕輝代表理事:
相手との関係が破綻して“もう自分の人生は終わりだ”というようなことから先に進めない。

相手を不幸にさせること自体に快楽をおぼえたり、あるいは“相手が楽しそうにしていることが許せない”という感情から、だんだんと“恨みの中毒症状”って言ってるんですけど、最終形が相手を殺害して自分も死ぬという発想までいくのが普通。
“恨みの中毒症状”にはまってしまうと発想がより極端になっていくという指摘だ。
さらに…

男女問題解決支援センター・福井裕輝代表理事:
自己肯定感と言って自分に対する自信みたいなもの、そういう感覚が乏しいと、こういう失恋をきっかけに普段おとなしい人が豹変するというか、相手に振られたりすることが、自分の人生すべてもうだめだっていうような極端な考えに陥りやすいです。

一方的に恨みを募らせたとみられる鳥山容疑者。警察は事前に凶器を用意し、待ち伏せをしていることなどから、計画的に犯行に及んだものとみてさらに詳しく調べている。

(「プライムニュース イブニング」1月25日放送分より)

 

 

 

 

 

清水トンネル

Shimizu Tunnel.JPG
概要
路線 上越線
位置 群馬県新潟県
現況 供用中
起点 新潟県南魚沼郡湯沢町
終点 群馬県利根郡みなかみ町