悲しいときには悲しい音楽が良い理由
落ち込んでいるときに明るい曲を聴いても精神的には癒されない。まずは自分の気持ちを代弁してくれるような音楽を選んでみる。
大脳辺縁系で感情が生まれる
大脳辺縁系は脳の中でも特に原始的な部位で、喜びや怒りなどの感情や、攻撃、食事、空腹、睡眠、逃走、性行為などの行動を支配している。
落ち込んでいるときに明るい曲を聴いても精神的には癒されない。まずは自分の気持ちを代弁してくれるような音楽を選んでみる。
大脳辺縁系で感情が生まれる
大脳辺縁系は脳の中でも特に原始的な部位で、喜びや怒りなどの感情や、攻撃、食事、空腹、睡眠、逃走、性行為などの行動を支配している。
2/26(火) 19:03配信
“スーパーボランティア”として知られる尾畠春夫さんが東京から大分まで歩く旅に挑戦していたことはご存知の方も多いと思います。
静岡から愛知にまもなく入るということで取材をしたところ、意外な場所にその姿がありました。
一人でリヤカーを引き、歩き続けるスーパーボランティア尾畠春夫さん、79歳。
1月19日、東京を出発した後、大分の自宅までのおよそ1100キロをテントで寝泊まりしながら旅を続けてきました。
尾畠さんは、歩いているとのウワサを聞きつけ集まった住民たちが求めるサインや写真にも…。
尾畠さん:
「はい、お待たせしました」
住民:
「ありがとうございます」
尾畠さん:
「お次の方どうぞ」
時間をかけながら、“尾畠スマイル”で丁寧に対応します。中には、尾畠さんと会えて涙を流す男性も…。
感涙した男性:
「やっぱ感動しました。抱きしめてもらった時の力強さはちょっと(経験したこと)ないですね。それに感動しました」
リヤカーは、住民達から貰った差し入れが山積みに…。
尾畠さん:
「楽しみはみなさんとの出会い。一期一会ですかね。みなさんとたくさんお話をさせていただきたい」
そんな中、まもなく尾畠さんが愛知県にやってくるとの情報が。そこで…。
(記者リポート)
「愛知県豊橋市です。スーパーボランティア尾畠さんがまもなく静岡を横断してこちらの方にやってくるということです」
東海テレビの取材班が向かったのは、静岡と愛知の県境。
(記者リポート)
「静岡との県境に着きました。小さな川をはさんで東側が静岡、西側が愛知ということでこのあたりで尾畠さんを迎え入れたいと思います」
御年79歳…。尾畠さんの足取りを止めないよう、あくまでじっと待つことに。
(記者リポート)
「けっこう車通りはあるんですが、歩く人の姿はまったく見られませんね…」
リアルタイムな情報をつかむため、ツイッターでも検索してみますが、有力な手掛かりは得られません…。実は尾畠さんの姿が、24日から確認できなくなっていたんです。
そんな中、大分・日出町で25日、FNNの取材班が尾畠さんに接触することができました。尾畠さんは、すでに大分の自宅に帰っていたんです。
尾畠さん:
「帰ってきたばっかりでな。ちょっと寝てから休憩すりゃいいのにと思うかもしれんけど、次のボランティアで使うものを準備したり目についたことをすぐせんと気が済まん」
次のボランティアに向け、準備を整えていました。
尾畠さん:
「体力的な疲れはないけどね。精神的な疲れはなかなか抜けないね」
“精神的な疲れ”…一体何があったのでしょうか。
Q.いつ大分に戻ったんですか?
尾畠さん:「24日の午後。日曜日に歩いたら地元の方やらが通行人が集まってるのを見て、車を左側にずっと止めて、ハザードをつけて交通渋滞になって。いつ事故が起きてもおかしくないなと思って、今回はここで一応旅を打ち切って身を引いた方がいいなと思って。だから誰にも知らせずにスッと身を引いたんです」
静岡県内を歩き続けた尾畠さんを一目見ようと住民たちが次第に殺到し、警察も出動する騒ぎに…。見物に来た人たちが事故に巻き込まれてはいけないという思いから、志半ばで旅を断念したのでした。
娘夫婦の車に乗せてもらい大分まで戻ったという尾畠さん、家の中にはリヤカーに積んでいたたくさんの差し入れが…。
尾畠さん:
「皆さんからたくさん支援物資やお声をいっぱいいただいて、身に余ることをいっぱいしてもらって、感謝の気持ちでいっぱいですけど。人の命にはかえられんから、人の道、仁義として(人命を)守るべきやなって。皆さんからもらった…励ましの言葉をもらったのに…途中でもうやめて逃げ帰ったみたいな状態だったけど。途中でやめてしまって本当に申し訳ないなって気持ちでいっぱいだけどね。私は受けた恩は絶対忘れないから必ずなんかの形で、恩返しはさせてもらいたいなと思ってます」
東海テレビ
2/26(火) 17:01配信
政府の地震調査研究推進本部は26日、青森県東方沖から房総沖にかけての日本海溝沿いで、今後30年以内に地震が発生する確率を公表した。宮城県沖などでマグニチュード(M)7級の地震が発生する確率は90%で、東日本大震災より小規模でも被害が出る恐れのある地震には、引き続き注意が必要としている。
この海域の評価は、2011年11月以来。今回は、その後の地震活動や地殻変動、過去の津波堆積(たいせき)物の情報を活用。現在の科学的知見の範囲で、発生し得る超巨大地震などを評価し直した。
東日本大震災のように、岩手県沖南部から茨城県沖まで連動するような超巨大地震(M9級)は、津波堆積物の痕跡から過去約3千年間に5回発生したとして平均発生間隔を推定。直近の発生から8年しか経過していないため、確率はほぼ0%。津波から地震規模を推定する方法で、大きな揺れを伴わずに津波が発生する明治三陸地震(1896年)のような「津波地震」の規模は最大でM9、確率は30%とした。
一方、M7級の地震は「青森県東方沖及び岩手県沖北部」で90%以上、「宮城県沖」は90%、「茨城県沖」は80%など、広い範囲で高い値になっている。
「宮城県沖」のうち、震災前に確率が99%とされていた陸の近くで起こる地震は50%とした。この領域は前回は「不明」としたが、地殻変動の観測結果などから、次の地震発生サイクルに入ったと判断した。
M7級の地震は、過去に観測された津波は高さ数十センチ程度が多い。M9級(10メートル超)や、M8級(数メートル)に比べて小さいが、波打ち際ではさらわれる危険がある。1978年の宮城県沖地震(M7・4)では、ブロック塀の倒壊などで28人が死亡し、安全基準が見直されるきっかけとなった。
このほか、東日本大震災型以外の場所で起きる超巨大地震も否定できないが、確率は不明とした。
また、地震発生の危険性をより認識しやすいよう、発生確率が高い順に四つのランクに分け、併せて表記した。
地震本部地震調査委員会の平田直委員長は「東北の太平洋沿岸ではしばらく大きな地震はないと思う方もいるかもしれないが、M8、7クラスの確率は高い。津波や強い揺れに備えることが必要」と話している。(小林舞子)
朝日新聞社
昨日まで一緒にカラオケを楽しんでいた仲間の一人が、奥さんと夕刻の食事をしている時に突然倒れそのまま亡くなる。
救急車を呼ぶと当然、警察も来た。
結果は、事件性なし。
家人は昨夜、カラオケ仲間と通夜け行く。
実は家人のスマフォの音量が最大源にアップされているので、相手との対話が聞きたくもないのに伝わってくる。
死んだカラオケ仲間は、懐メロ大ファンの一人で、浅草の昭和大衆歌謡団のライブにも行っている。
スマフォからは、カラオケ仲間に対する不満やトラブルも聞こえてきた。
よくあるケースで、一人でたくさん歌う人もいる。
1曲歌ったら、礼儀として(ルール)次の人に譲るべきなのに、連続2曲、3曲も入れる。
つまり身勝手。
だが本人曰く「カラオケは歌い、聴くところ、おしゃべりなら喫茶店へ行けば。みんながおしゃべりしているので、私が次の曲を入れ歌うの」なるほど、確かに一理はある。
聴くという礼儀はあるはず。
カラオケスナックなので、いろいろ女性ならではの軋轢も。
でも、譲る精神に欠ける人は、何処にもいるもので、皆さんからは顰蹙をかうのだろう。
三島由紀夫がドナルド・キーンに宛てた遺書で、「ずっと以前から、小生は文士としてではなく、武士として死にたいと思ってゐました」と書いた。
だが、ドナルド・キーンは「ただ侍として死ぬのは不可能だった」と回顧している。
なぜなら、三島は、遺書のなかで、キーンに遺作「豊饒の海」の海外での出版を懇願していたのだ。
徹の先輩の水島譲はその日、「三島の大ファンの妻の喜久子が心配なので、飲み会は止める。今から帰る」と険しい顔をした。
厚生省日比谷クラブの記者たちは、リアルタイムの三島事件のテレビ報道に釘付けになった。
この日は給料日、夕刻はいつものように、記者仲間ちがそぞれれに新橋方面、有楽町方面などへ飲みに行く予定だった。
ロマンチストの水島は徹の父親と水島の妻の父親が同じ企業に勤めていたことから、「二人が早く出会ったら、喜久子は俺とではなく徹君と結婚していたかもな」と言う。
喜久子は三島がボディービルで肉体を鍛えたことから、夫にもボディービルを勧めた。
その水島の肉体美に徹の彼女が惚れ込んだのは、実に皮肉だった。
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三島事件(みしまじけん)とは、1970年(昭和45年)11月25日に、日本の作家・三島由紀夫が、憲法改正のため自衛隊の決起(クーデター)を呼びかけた後に割腹自殺をした事件である。
三島と同じ団体「楯の会」のメンバーも事件に参加したことから、その団体の名前をとって楯の会事件(たてのかいじけん)とも呼ばれる。
この事件は日本社会に大きな衝撃をもたらしただけではなく、日本国外でも、国際的な名声を持つ作家の起こした行動に一様に驚きを示した。
午前10時58分頃 – 午後0時20分頃
三島由紀夫、森田必勝ほかで成る民兵組織「楯の会」のメンバー5名が市ヶ谷駐屯地内の東部方面総監部を訪問し、益田兼利総監を拘束。
幕僚らを斬りつけ、三島がバルコニーで自衛官に演説。
その後総監室で三島と森田が割腹自殺。
「おまえら、聞け。静かにせい。静かにせい。話を聞け。男一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。いいか。それがだ、今、日本人がだ、ここでもって立ち上がらねば、自衛隊が立ち上がらなきゃ、憲法改正ってものはないんだよ。諸君は永久にだね、ただアメリカの軍隊になってしまうんだぞ。(中略)
おれは4年待ったんだ。自衛隊が立ち上がる日を。……4年待ったんだ、……最後の30分に……待っているんだよ。諸君は武士だろう。武士ならば自分を否定する憲法をどうして守るんだ。どうして自分を否定する憲法のために、自分らを否定する憲法にぺこぺこするんだ。これがある限り、諸君たちは永久に救われんのだぞ。」
— 三島由紀夫、バルコニーにて
自衛官たちは一斉に、「聞こえねえぞ」「引っ込め」「下に降りてきてしゃべれ」「おまえなんかに何が解るんだ」「ばかやろう」と激しい怒号を飛ばした。
「われわれの仲間を傷つけたのは、どうした訳だ」と野次が飛ぶと、すかさず三島はそれに答えて、「抵抗したからだ」と凄まじい気迫でやり返した。
情報労連
吉川 さおり
参議院議員
よしかわ さおり 参議院議員。1999年、日本電信電話株式会社に入社。情報労連・NTT労働組合特別中央執行委員などを経て、2007年7月、第21回参議院議員選挙に比例区から立候補し初当選(最年少当選)。2013年7月の参議院議員選挙で再選。
本田 由紀
東京大学教授
ほんだ ゆき 東京大学教授。専攻は教育社会学。著書に『若者と仕事—「学校経由の就職」を超えて』(東京大学出版会)、『社会を結びなおす』(岩波ブックレット)、『もじれる社会』『教育の職業的意義』(ともにちくま新書)など多数
「就職氷河期」の体験
吉川私は1999年に大学を卒業した、いわゆる「就職氷河期世代」です。1997年に山一證券が破綻し、その前年には「就職協定」が廃止され、就職活動を巡る環境が大きく変化する中で社会に出ました。
学生時代は奨学金の貸与を受けながら大学に通いました。週6日、繁忙期は早朝5時から宅配便の荷物の仕分けと積み込みのアルバイトをする中で、女性にだけ深夜労働の制限があり、労基法との矛盾を痛感しました。私は巡り合わせで内定を得ることができましたが、どんなに活動を続けても職が決まらない同世代が大勢いました。
「就職氷河期世代」は厳しい状況に追い込まれながらも、「自分が悪い」と思い込まされ、政治の世界では「自己責任」の名の下に光が一切当てられなかった世代です。私は、運と縁の巡り合わせがよかっただけで正社員として就職でき、今は国会議員として貴重な議席を預かっています。こうして議員の仕事をさせていただいているからこそ「就職氷河期世代」の問題を、社会全体の課題として強く訴える必要があると考えています。
本田私は1987年に大学を卒業しました。その後、1994年まで大学院に通いました。バブル絶頂期で同級生が華々しい業界に就職していく中、私はつらい大学院生生活を送りました。1994年に研究職の仕事を得て、それから2001年までその職場で若年雇用の研究をしました。
この7年間は学卒の労働市場が崩壊するかのように激しく変化した時期でした。質問紙やインタビューによる実態調査を通じて90年代の若者を巡る状況の変化を目の当たりにしました。当時、その変化を説明するために用いられていたのが、「若者がダメになっている」という、若者の側に責任を求める言説でした。若者は「親に依存して定職に就かない」「のうのうと気楽でぜいたく」「おどおどして立ちすくみ、仕事を決められない」というイメージで描かれ、安定した雇用に就けないのは若者の意識に問題があるかのような説明が流布していました。
そのため、若年雇用対策は「若者をたたき直す」という施策がメインになりました。その象徴が2003年の「若者自立挑戦プラン」です。キャリア教育や「若者自立塾」など、若者側を変化させる方向で施策が展開されました。保守派の中には「若者を自衛隊に入れればしゃんとする」という言説すらありました。
しかし、実態は若者の意識だけでは説明できません。真の問題は、労働市場側の構造転換にこそありました。2005年に出版した『若者と仕事』という本では、学校から仕事への移行における日本の構造的な問題こそ見直していくべきと訴えました。
この世代が直面した厳しさは、今なお日本社会や経済に傷として残っています。近年、若年雇用の状況は就職率の回復で改善しているとみなされています。しかし、それは「正社員として企業に突っ込んでおきさえすればいい」という見方に過ぎません。行政や保護者には、「正社員礼賛主義」が色濃く残っていて、仕事に就いた先にある過酷な労働環境への対策は後手に回っています。
教育訓練の役割
吉川参議院議員になって初めての国会質問で、「就職氷河期世代」の問題を取り上げました。当時の厚生労働大臣に対して、この問題をこのまま放置すれば将来的に社会保障の持続性が大きな問題になると訴えました。この質問を作成する際に、氷河期世代の雇用対策を調べていると、当事者の側に問題があるという視点でつくられた政策ばかりでした。自分たちの努力が足りなかったから正社員になれなかったと言わんばかりの施策のあり方には、強い疑問を持ちました。その後も、ことあるごとに「就職氷河期世代」の問題を取り上げ、警鐘を鳴らし続けてきました。
ただ、世代が異なると問題の重大さをなかなかわかってもらえません。そのため、主張の仕方を工夫するようにしました。「就職氷河期世代」が正社員になれなかったことで国税と地方税に与える影響額がどれほどになるのか、繰り返し質問し続けました。最近になって政府もようやく数字を出すようになりました。「就職氷河期世代」が正社員になれなかったことによる影響は、国税で1000億円、地方税で500億円で、この10年間で1兆円を超えています。
「就職氷河期世代」の問題を放置すれば、将来的に社会保障支出の増加にもつながります。2008年に発行された総合研究開発機構の『就職氷河期世代のきわどさ』という報告書では、就職氷河期世代に増加した非正規雇用について、その人たちが低水準の賃金で十分な年金が確保されないまま退職後に生活保護需給状態に陥ったとすると、20兆円程度の追加的な財政負担が発生するという試算結果が示されています。
また、2018年10月の参議院本会議での代表質問では安倍総理に対し、入管法改正に関連して、「就職氷河期世代は、今なお非正規労働を余儀なくされている者が多い世代であり、自己責任の名の下に、政治の光は当時一切当たりませんでした。労働者不足の解消を言うのなら、まずは、この就職氷河期世代の雇用確保を最優先すべきではないですか」と訴えました。
本田就労支援という点にご注目されているということですね。その点、私は例えば公共職業訓練機関が重要な役割を担っていると考えています。例えば、ボイラーやマンション管理、自動車整備など具体的なスキルを提供する場で訓練すれば、かなりの確率で仕事に就けます。需要がある仕事に対して、公共職業訓練の場を増やすことは大切です。
ただ、現状では人気のある訓練は枠が少なく、選抜式になっています。積極的労働市場政策を取る北欧では基本的に選抜はなく、希望する訓練を受けることができます。訓練を受けられない人がいる現状は見直されるべきです。
職業訓練と同時に重要なのは労働条件です。職種別の最低賃金のようなものも必要になってくるでしょう。
大切なのは、ちゃんと人を育てて、ちゃんと仕事に就けて、ちゃんと報いる、という「三つのちゃんと」です。地味でもいいので、特定の仕事ができる人に育ってもらい、それに合致した仕事に就いてもらい、ふさわしい処遇を得られるようにする。この仕組みが崩壊していることが日本の労働市場の大きな問題です。
吉川「人間力」のような曖昧なものを強調したこれまでの施策はうまくいっていないですね。このスキルを身に付ければ、これくらいの処遇は保障されるという仕組みをつくることは大切だと思います。また、「就職氷河期世代」の正規化や雇用に積極的に取り組む企業に対するインセンティブを設けるという対策も考えられます。
教育から仕事への移行
本田40歳前後の世代の採用を企業が抑制したことで、スキルの受け渡しに問題が生じています。最近、企業の不祥事が頻発する背景には、組織の要である40歳前後の人材の層が手薄になっていることがあるのではないかと考えています。企業内で人を育てる仕組みが「就職氷河期」問題によって持続性を失ってしまったという側面があります。そうした点でも企業外での教育訓練機関の役割が大きくなっています。
ただし、ここですぐに注意しなければいけないのは、現在の大学教育には意味がないとする、政府の乱暴なやり方は受け入れられないということです。仕事に役に立つ教育というのは単に民間企業が喜ぶ教育をすることではありません。私は教育の職業的意義の重要性を訴えていますが、学んだことと仕事の関係はとても微妙で、間接的な関係にあります。民間企業出身の大学教員を増やせばいいのではなく、授業の内容と方法を少しずつ改善していくことこそが重要です。
吉川私は、大学は「学びの場」だと思っています。思考力やモノの見方、仲間との議論など、そうしたことが社会に出た後に生きていると思います。「就活ルール」が廃止され、形の上でもルールがなくなってしまうと、大学入学と同時に資料請求やインターンシップなど、就職活動に直結することを行うプレッシャーが高まることが心配です。大学はそういう場ではないと考えています。
本田企業の採用が、大学で学んだ内容を重視しないところに問題があります。採用活動が早期化するほど、卒業論文の前の段階で評価することになり、成果を見ないで採用することになります。経済界は、学びによって身に付けたスキルを評価する採用にも同時に取り組むべきです。
新卒一括採用には、若年失業率を低く抑えているという指摘もありますが、私はデメリットの方が大きくなっていると考えています。それは、大卒後の新入社員の離職率の高さにも表れています。つまりマッチングの体を成していないということです。日本の教育はジェネラルな一般的な能力を身に付けさせることにたけている一方、特定のスキルを身に付けさせる教育はかなり欠落しています。具体的な専門性を身に付けられる場を、バランスよく社会の中に配置していくことが必要だと考えています。
「自己責任論」の克服
吉川「自己責任論」は今も根強く残っています。私の同世代の人たちにも、自分がうまく就職できなかったのは自分が悪いと考える人は少なくありません。
本田単なる「自己責任論」というより、能力という概念を含み込んだ「自己責任論」がはびこっています。福祉国家であれば、どの能力が必要かを考え、それを身に付けるための制度やチャンスを整えるのは、政治や社会の責任です。しかし、日本の場合、その能力があるのか、ないのかの責任は、個人がすべて引き受けなければならず、能力がなければ生き残れないのも仕方ないという考え方が社会を支配しています。私はこうした状態を「個人化された能力主義」と呼んでいます。
知識や能力に応じて仕事に就くことは、身分制ではない近代社会ではやむを得ないことですが、その知識や能力を身に付ける責任を個人に押し付けるのではなく、社会の側がその機会を整備すべきです。
吉川就職氷河期世代は、今なお非正規労働を余儀なくされている人が多い世代であり、自己責任の名の下に、政治の光は当時一切当たりませんでした。今も自分たちが悪いと考えている人はいます。でも、このまま放置してはいけません。
先の参議院本会議の代表質問では、「『一億総活躍』を本当に進めるつもりなら、学校を卒業しようとしたときの社会経済状況に翻弄され、能力があるのに非正規雇用でくすぶり続けている就職氷河期世代の正社員化、雇用確保に正面から取り組む必要がある」と訴えました。
「就職氷河期」問題は、特定の世代の問題と矮小化されがちですが、社会保障にもかかわる社会全体の問題だと訴えることで引き続き対策を求めていきたいと考えています。
私は、大企業の正社員出身と言われることも実際にあります。でも、今この立場で発言できる人は私しかいません。「就職氷河期世代」の一員として、国会議員という立場に立たせていただいているからこそ、訴え続けていきます。
本田この問題に取り組んでくれる国会議員の方がいることを非常に心強く思います。私は、具体的な知識やスキルを身に付けて、それに合致した仕事に就くことができ、仕事に見合った処遇を得るという「三つのちゃんと」が大切だと考えています。教育や訓練をはじめ、国の施策の充実が求められています。引き続きのご活躍を期待しています。
輪子は取手競輪場で、真面目な武田豊樹選手(取手市)が、吉澤純平選手(守谷市)、杉森輝大選手(守谷市)らとバンクで練習しているのを見ている。
バイクで誘導される武田選手の必死の姿に輪子は、熱い気持ちにも。
「次の記念レースが近づいているのね。次はどこだろう」と確認した。
実は輪子の母親の友人は、近所に武田選手が住んでいるので、様子を聴くことがある。
その母親の友人は取手競輪場で働いている。
「武田さんは、とても真面目な人」と評価してた。
静岡競輪開設66周記念(GⅢ)二次予選を見て、45歳の武田選手の衰えを感じた。
先行する杉森選手と連携した武田選手。
7-2-4ラインで主導権を握った。
そこを、渡辺雄太選手‐渡辺晴智選手の子弟コンビの5-1ラインが捲ってきた。
ブロックしに行った武田選手。
でも、渡辺雄太選手は地元記念なので、意地で巻き返し、師匠を連れてワンツー。
輪子は武田選手から2-7、2-5、2-1からの3連単(7、4、5、1)各100円
武蔵さんは、武田選手は「ダメだな」と突き放し、5-1から3連単(2、3、9)で勝負。
「何だ!3着は武田の後の4番とはな!」と武蔵さんは不快な表情に。
その武蔵さんは、最終12レースで失ったお金を3倍にして、「さすが浅井康太だな」と機嫌を良くして、輪子に5000円のご祝儀。
「輪ちゃんの親父さんは、気風が良かったな、車券が的中すると<ほら、ご祝儀だ>と5、6人に大盤振る舞いだったな」と言う父の競輪仲間たち。
輪子は恐縮にも、武蔵さんからこれまで度々ご祝儀を受け取ったり、御馳走になってきている。
2016/03/16
テレビコメンテーターとして活躍する経営コンサルタント、ショーンKことショーン・マクアードル川上さんの経歴詐称疑惑が話題となっている。
3月16日発売の「週刊文春」が学歴・経歴詐称疑惑を報じ、ショーンKさんは公式HPで今後の活動を自粛する意向を示している。
今回は、純日本人で高卒だと噂される経営コンサルタント、ショーンKことショーン・マクアードル川上さんについてご紹介したい。
名前:ショーン・マクアードル川上
別名:ショーンK
本名:川上伸一郎
番組出演の自粛
週刊文春は「ショーンKの嘘~フジテレビ・新ニュースの顔の正体~」と題した記事を掲載し、川上さんは公表していた経歴に誤りがあったことを認めている。
川上さんは週刊文春の記者の取材にも応じ、公式HPには謝罪文を掲載。
※出演自粛を申し入れた番組
・フジテレビ「ユアタイム」(2016年4月より予定)
・テレビ朝日系列ネットTV「Abema TV」(2016年4月より予定)
・フジテレビ「とくダネ!」
・テレビ朝日「報道ステーション」
・BSスカパー「Newsザップ」
・81.3FM J-WAVE「MakeIT21」
川上さんは週刊文春の記者の取材に応じたようだが、事実と違う表記があったことを説明したそうだ。
川上さんはHPの英文プロフィールに「テンプル大学BA(学位)」「パリ第一大学に留学」「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得」などと掲載していたが、内容に間違いがあったことを認めている。
・テンプル大学ジャパンには10ヶ月もいなかった
・パリ第一大学には入っていない(オープンキャンパスの中で経済・経営だけ聴講)
・ハーバードはセミナーを聴講した程度(いわゆる修了証はない)
16日放送の「白熱ライブ ビビット」では、川上さんが経営している会社の登記簿から本名は「川上伸一郎」だと説明した。
番組では川上さんの高校時代についても紹介したが、同級生は「まったく顔が違います。言われるまでまったく気付きませんでした」とコメントしている。
さらに、ネット上では川上さんの出身高校は「熊本学園大学付属高校」だと噂されているが、高校時代のあだ名が『ホラッチョ川上(ホラ吹きの意味)』だったと紹介された。
ハーフ顔のイケメンとしても注目を集めた川上さんだが、高校の同級生でも気付かない顔の違いから整形疑惑が浮上している。
熊本県出身の“純日本人”と噂されている川上さんだが、特に「高くて大きな鼻」が注目されている。
確かに高校時代の写真からはハーフ顔の川上さんの姿は想像できないし、左から2番目の写真は現在とは違う和風な顔立ちだ。
川上さんがハーフなら納得するが、噂通り“純日本人”だとすれば整形疑惑が浮上するのも仕方がないだろう。
きっかけは、彼が学歴を詐称(さしょう)しているのではないかという週刊誌の報道でしたが、フタを開けてみると学歴はもちろん、生まれや育ち、職業など、何から何までデタラメでした。もちろん経歴詐称はあってはならないことですが、ショーンK氏の一件は、私たちの認識がいかにいい加減なものかを示してくれたという点で非常に有益だったといってよいでしょう。
ショーンK氏は自身の学歴について、テンプル大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA(経営学修士)を取得したと説明していましたが、どちらもウソでした。
ビジネスについても会社を経営しているのは事実のようでしたが、ニューヨークに本拠を置く経営コンサルティング会社のトップとして、グローバルに活躍しているというのはやはり虚偽(きょぎ)の説明でした。それだけの仕事をしている人が、テレビやラジオで何本ものレギュラー番組を持つことは、時間的な制約上、ほぼ不可能といえます。しかしテレビ局の人も含めて、多くの人が彼の経歴詐称を見抜けませんでした。
人材コンサルタントの城繁幸(じょうしげゆき)氏は、ラジオ番組に呼ばれ、彼と話をしたことがあったそうですが、ウソの情報を面と向かって主張することはほとんどなかったと述べています。しかし会話をする中で「グローバルに活躍している」「ハーバードで学んだ」といった情報を自然に織り交ぜてくるそうです。
コンサルタントという仕事は一般の目には触れにくく、多くの人がその実態を知りません。このため、ごく普通の人がコンサルタントという肩書きに騙されてしまうのは致し方ないことといってよいでしょう。しかし、城氏はエリート・ビジネスマンとしてかなりの経歴を持っており、コンサルタントという人種がどのような人たちなのか、その「ニオイ」も含めてよく知っていたはずです。
よくよく考えると「おかしい」ということはあったそうですが、城氏ほどの切れ者でも、その瞬間は「そんなものかな」と思ってしまったわけです。堂々とプロフィールにウソの経歴を書かれてしまうと、面と向かってそれに疑問を呈する人はほぼいません。
しかもショーンK氏はテレビなどで活躍していますから、まさか学歴や経歴がウソだとは思わないでしょう。さらに、会話の中で、それを裏付ける情報が自然に流されるとなると、よほど偏屈な人でない限りは相手を信じてしまいます。このことは、間接的に示された情報は私たちの印象に大きく影響するという現実をよく表しています。しかも、その間接的な情報が、あたかも客観性が高いように見えるものだった場合、その効果は倍増するのです。
こうした先入観による影響はあちこちで観察することができます。
「あの人は一流大学卒なのに仕事ができない」という言葉を聞いたことがある人は大勢いるでしょう。もしかするとあなたもこうした発言をしているかもしれません。しかしよく考えてみると、この発言には少しおかしなところがあります。
一流大学「なのに」と言っている背後に一流大学なら仕事ができて当たり前、一流大学卒の人は仕事ができるはずだ、という先入観が存在しています。学歴と仕事については後ほど詳しく説明しますが、ビジネスの現場では、学歴と仕事の能力に関しては緩い相関しかないというのがコンセンサスになっています。
つまり、高学歴者で仕事ができる人は比較的多いが、全員がそうとは限らないというのが現実です。しかし、高学歴者は皆、仕事ができるはずだというイメージはかなり浸透しており、それがあらゆる分野に影響を与えています。
どんなに間違った意見であっても、会社の中で高学歴者の主張が通るというのはよくあることです。その結果、会社に大きな損失が発生しても、その人が責任を問われることはまずありません。学歴がよいというだけでここまで優遇されるとなると、ショーンK氏のように学歴を偽(いつわ)る人が出てきても不思議ではないでしょう。
ショーンK氏の話や高学歴者の話から分かることは、経歴詐称のウラには学歴信仰があり、さらにその背景には「こういう立派な人がいて欲しい」という少々卑屈な願望が存在しているわけです。確かにショーンK氏は確信犯でしたが、こうしたウソのイメージを求めているのは、実は私たち自身である可能性が高いのです。
日本人は特に権威に弱い生き物であり、それによってホンモノとニセモノが頭の中で形作られているという現実を、私たちは自覚しておかなければなりません。
加谷珪一 さん
経済評論家。
東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。
野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関など対するコンサルティング業務に従事。
現在は、経済、金融、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っており、ニューズウィーク日本版(電子)、現代ビジネスなど多くの媒体で連載を持つ。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。
日本人が権威に弱い訳は、武家政治が確立した戦国時代以降、特に徳川幕藩体制下の250年間(江戸時代)で定着したのが、民に対しては、“知らすべからず、寄らしむべし”領民には、クドクド説明しないで、文句を言わせず従わせよ、と云う強圧政治が行われた結果、
将軍家に対する各藩の恭順意識を高め、各藩主に対する領民らの「お上意識」も、“長いものには巻かれろ”=勢力の強いものには、反抗せずに付き従った方が良い、と云う恭順(謹んで相手の命令に従うこと)の思想が当然の様に定着した。
したがって、日本が近代化した明治、大正、昭和、平成の現在まで、庶民の心、精神に内在する恭順意識が衰えないはずです。
だから、橋下大阪市長(日本維新の会)が国民から嫌われるはずです、なんでか? お上糞喰らえ、政府、官僚何するものぞ、と自己の信念に基づいた府政,市政を断行したら、煙たがられ、嫌悪され、自民党まで橋下叩きの連中に迎合したではないの?
だから日本人は綺麗ごとを云っても、大衆迎合し、お上意識(官僚にペコ
ペコ)するでしょう? 橋下君はこの悪習を断ち切ろうとしていますが、江戸時代以降、現在までの悪癖を直すのには、後50年、100年かかるかも?
月に人類が到達しても、パソコンが常用化されても、日本人は矢張り、人力車が、毛筆が、荷車、馬車がナツカシイ民族かな?
権威に弱いのは日本ではなく日本のメディアです。
彼らは志がないので権威に流されてしまいます。
仕事に対する誇りや志があれば権威に敬意ははらっても、弱くはなりません。
『ファースト・マン』(原題:First Man)は、2018年のアメリカ合衆国の伝記映画。
監督はデイミアン・チャゼル、脚本はジョシュ・シンガーで、ジェームズ・R・ハンセン(英語版)によるニール・アームストロングの伝記『ファーストマン: ニール・アームストロングの人生(英語版)』を原作としている。
ライアン・ゴズリングがニール・アームストロングを演じ、他にクレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー、コリー・ストール、キーラン・ハインズ、クリストファー・アボット、パトリック・フュジット、ルーカス・ハースらが出演。スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務める。
映画はヴェネツィア国際映画祭においてワールド・プレミアを迎え、アメリカでは2018年10月12日、日本では2019年2月8日に公開された。
キャスト
ニール・アームストロング
演 - ライアン・ゴズリング
ジェミニ8号・アポロ11号の船長で、月面を歩いた最初の人物となった宇宙飛行士。
感情を表に出さず、あまりの寡黙さから周りからも何を考えているのか分からない人物として描かれる。
X-15の飛行実験により宇宙開発から身を引こうとするが、ある事がきっかけで月に行くことに異常な執着を見せるようになる。
ジャネット・アームストロング
演 - クレア・フォイ
ニールの妻。危険な訓練や宇宙飛行の中でも、夫の冷淡過ぎる態度や口数の少ない性格に時々苛立ちを覚えている。
エド・ホワイト
演 - ジェイソン・クラーク
ニールの友人。アメリカ人初の宇宙遊泳を行った宇宙飛行士。アポロ1号のクルーに選ばれる。ニールの気難しい態度を察しながら気を遣う。
ディーク・スレイトン
演 - カイル・チャンドラー
元テストパイロット兼技術者で、マーキュリー・セブンの一人に選出された宇宙飛行士。
バズ・オルドリン
演 - コリー・ストール
アポロ11号のパイロットで、月面を歩いた2番目の人物となった宇宙飛行士。ニールと対照的に快活な人物で月面着陸に希望を馳せる。
エリオット・シー
演 - パトリック・フュジット
ニールの友人。フライトテストエンジニア。ニールと共にジェミニ5号のバックアップクルーを務めた後、ジェミニ9-A号の船長に任命される。
デイヴ・スコット
演 - クリストファー・アボット
ニールと共にジェミニ8号に乗った宇宙飛行士。
ボブ・ギルルース(英語版)
演 - キーラン・ハインズ
NASAの有人宇宙船センターのファースト・ディレクター。
パトリシア・ホワイト
演 - オリヴィア・ハミルトン
エドの妻。
ジェームズ・ラヴェル
演 - パブロ・シュレイバー
アポロ11号のバックアップ・コマンダー。
ガス・グリソム
演 - シェー・ウィガム
マーキュリー・セブンの一人。アポロ1号の船長。
マイケル・コリンズ
演 - ルーカス・ハース
アポロ11号の司令モジュール用パイロット。ジェミニ10号で宇宙飛行も行った。
ピート・コンラッド
演 - イーサン・エンブリー
ジェミニ5号のパイロット。ジェミニ8号のバックアップ・コマンダーも務めた。
ジョー・ウォーカー
演 - ブライアン・ダーシー・ジェームズ(英語版)
アームストロングの上司で、2回のスペースプレーンの飛行を最初に成功させたパイロット[8]。
ロジャー・チャフィー
演 - コーリー・マイケル・スミス
ジェミニ3号とジェミニ4号の宇宙船通信担当官。アポロ1号のクルー。
マリリン・シー
演 - クリス・スワンバーグ
エリオットの妻。
リック・アームストロング
演 - ギャヴィン・ウォーレン(幼年期)、ルーク・ウィンターズ(少年期)
ニールの長男。妹の死がきっかけで親たちに相手にされなくなった事で、構ってほしさに悪さをするようになる。
マーク・アームストロング
演 - コナー・コルトン・ブロジェット
ニールの次男。
カレン・アームストロング
演 - ルーシー・ブロック・スタッフォード
ニールの娘。脳幹腫瘍になり2歳で他界する。ニールは葬儀の時も一切表情を崩さずその日からアポロ計画に執着するようになる。
チャック・イェーガー
演 - マシュー・グレイヴ
冒頭、X-15でミスをしたが生還したニールに、否定的な評価をする。
概要[編集]
史上初めて月面を歩いた宇宙飛行士ニール・アームストロングを中心に、1961年から1969年にかけてのNASAのミッションが実話に基づいて描かれる[6]。
物語[編集]
ニールはX-15の飛行実験の最中命からがらになりながら宇宙空間で「ある事」を感じ取る。着陸時にチャック・イェーガーから操縦の未熟さを指摘され、退任へとなる。それでもジェミニ計画の候補として当初選ばれたものの娘の危篤状態から参加を拒否するが、娘の死をきっかけに月へ行くことに執着を持つようになり宇宙飛行士への参加を決意する。
保険の一括加入や救済金
2018年4月9日 朝日新聞
認知症の人が万が一事故を起こしてしまったり、ケガをしたりしたときに賠償保険や救済金支給で支援する。そんな試みが一部自治体で始まっている。不測の事態に備えた安心を提供することで、認知症になっても暮らしやすい街を目指す狙いだ。
神奈川県大和市に住む女性(57)の母親(83)が知らぬ間に家を出て一時行方不明になったのは2年ほど前だった。外が暗くなると「家に帰る」と言うようになり、その後も何度か警察に捜索願をだす事態に。アルツハイマー型認知症で、2016年7月から高齢者の早期発見を目指す市の「SOSネットワーク」に登録した。
家の目と鼻の先には小田急線の踏切がある。一番の心配は事故だ。認知症の男性が列車にはねられ、鉄道会社が遺族に損害賠償を求めた裁判のニュースを聞いたときは、ひとごとと思えなかった
家族のもとに昨年、市高齢福祉課から「お知らせ」が届いた。11月から市が保険料を全額負担し、個人賠償責任保険と傷害保険に加入するという内容だった。対象はSOSネットに登録する50~90代の男女約260人(今年2月末現在)。日常生活の様々な事故に対する補償額は最大3億円。本人のケガや死亡・後遺障害の補償もつく。保険料として約320万円の予算を確保した。
母を見守る女性は「事故を起こせばいくら賠償請求されるかわからない。保険があると安心できます」と語る。
認知症の人による事故やトラブルの公的補償については16年、政府の関係省庁による会議で検討されたものの、「直ちに新たな制度的な対応を行うことは難しい」という結論になった。
16年秋に「認知症1万人時代に備えるまち やまと」を宣言した大和市。全国初という独自支援に踏み切った理由について大木哲市長は、市内に八つの駅・32カ所の踏切がある地域特性をあげる。「こうした街で暮らす認知症の方の目線で考えれば事故の不安はあるし、家族が見守り責任を問われるケースも出るかもしれない。そうした不安に対して自治体が支援すべきだと考えた」
関心は高く、全国の自治体からの問い合わせは今年2月までに80件に達したという。