震災編集者

2019年02月11日 17時05分25秒 | 社会・文化・政治・経済

震災編集者―東北のちいさな出版社「荒蝦夷」の5年間

―東北のちいさな出版社「荒蝦夷」の5年間

目次

プロローグ 2011年
第1章 被災地の出版社―2012年3月~
第2章 “声”を編む―2013年3月~
第3章 生きるための本の力―2013年9月~
第4章 底なしの日々―2014年3月~
第5章 記録を残し、記憶を継ぐ―2014年9月~
第6章 “被災”の未来―2015年3月~
エピローグ 2016年

著者等紹介

土方正志[ヒジカタマサシ] 
1962年、北海道ニセコ町生まれ。東北学院大学卒。フリーライター/編集者を経て2000年から2004年にかけて『別冊東北学』(東北芸術工科大学東北文化研究センター/作品社)の編集を担当。

2005年、宮城県仙台市に有限会社荒蝦夷設立。雑誌『仙台学』『盛岡学』『遠野学』『震災学』や「叢書東北の声」シリーズ(既刊32冊)を刊行。著書に『ユージン・スミス―楽園へのあゆみ』(偕成社/産経児童出版文化賞)など。

荒蝦夷は震災後の出版活動により出版梓会新聞社学芸文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

震災編集者

材者から被災者寄りへ移行、誠実な編集者が綴った記録!

 闘い続ける地方の小さな出版社㈲荒蝦夷の土方正志さんが、東日本大震災の起こった2011年から2015年までを辿り、エピローグとして2016年の年頭所感を添えた手記。
 東京でフリー・ライターをしていた頃、阪神淡路大震災他、数々の被災地ルポを行っていて、取材者から被災者寄りに移行した視点にも着目。

 災害時においてラジオが威力を発揮したのは事実だが、近い将来にワンセグ、多機能スマホ、無料アプリ、性能の優れた充電池や充電器が普及すればテレビに移行することは必至。
 因みに、電力が落ちた後、各市区役所が充電無料サーヴィスを行ったことを補足しておく。
引き続き、「(ラジオから流れる政治家たちの声に)吐き気がこみ上げてきた」とあり、手厳しい。
 トーマス・マンは「政治を軽蔑する者は、軽蔑すべき政治しか持てない」と書いたが、土方さんの主旨は政治家たちにおける被災地、被災者へ対する想像力の欠如だと思う。

 政治家の質の低下が叫ばれて久しく、かつて国政にも関わり彼等の発言、演説に精通していた作家の野坂昭如は「これほど内容のない言葉が通用する世界は珍しい」と書いていたのだが、日に日に移り変わってゆく社会、加速度的に複雑になる世界を不変の論理で捉えることは困難だし、震災及び福島第一原発事故のおりには正確な情報が入ってこず、分析と判断が遅れたため苛立ちのあまりの暴言や奥歯に物が挟まったような言い方は、ある程度仕方が無かったのかもしれない。

 しかし、だからこそ、不可視なものを直観し、被災地と被災者を慮る言葉が必要だったのであり、それは政治家に限らず目先の利のみ偏重してきた我々の責任でもある。
 その根底にあるのは、情動に根差し、生きてゆくのに必要な基本的コンテンツを養い、育んでゆく物語性の力を蔑ろにしてきたことに起因するのではないか。
 そして、それは、P58~本格的に繰り返し出て来る柳田國男の『遠野物語』と、現代における怪談への拘りと繋がってゆく。

 土方さんは、大手出版社からの本書発刊の誘いをずっと断り続けていた以上に、怪談についても興味だけ煽る震災バブル出版物と同じく扱われるのを殊の外嫌がっているようで、慎重極まりない書き振りなのだが、もっと自信を持つべきだ。
 創作も科学も自然と人工を結ぶ方法論たる道であり、歴史ある中国が『聊齋志異』(蒲松齢)のような長い伝承から培われた怪異譚を大切にしてきたみたいに、ありふれた常識では捉え切れないのが怪談であり、社会や世界はいつも西欧的コモンセンスを超えているからだ。
 
 P79~、被災地の若い女性たちが、仕事を求めてAV業界へ流れ込んでいるという記述がある。
 飢饉や冷害で娘を身売りするのは江戸時代から東北各地の農村の常であり、ここには書いていないが、『吉原まんだら 色街の女帝が駆け抜けた戦後』(清泉亮)に登場する高麗きちによれば、貧しい東北と江戸期からの色街を結ぶルートが確立されており、きちが実際に売れっ子遊女おさだの親元が住む小名浜(福島県いわき市小名浜地区)へ直接赴き、引き抜いたことも書かれてある。

 勝手な憶測に過ぎないが、東北の女性は色白が少なくなく、「色の白さは七難隠す」と言われるように男性における性的衝動を誘発させるサインの一つであり、一家協力しないと暮らせない貧しさから両親や祖父母等の目上の者への従順度が高いからではないか。
 因みに、僕は原発事故があった福島県双葉郡や南相馬市中心に取材を重ねていたのだが(鉱脈社発行『月刊情報タウンみやざき』東北を宮崎からも応援しよう!!)、小名浜には原発関連単身赴任者や原発の補助金で水準以上の生活を送る人々をターゲットにしたと思しき、人口の割には件数が多過ぎる一大ソープランド街とも言うべき通りがある。

 土方さんが学んだ東北学院大学の後輩であり、学生時代から荒蝦夷に出入りしていた山川徹さんには、『それでも彼女は生きていく 3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子』(双葉社)という著作があるのだそうで、是非読んでみたいと思った。
 奇しくも、同大学付属の榴ヶ岡高校出身者には漫画家荒木飛呂彦、映画監督田代廣孝、そしてAV女優へのインタヴューを丁寧に綴った『AV女優』(文藝春秋)で一世を風靡した永沢光雄がいて(しかもこの三名は同期)、妙な因縁を感じてしまう。

 余談になるが、仙台の歓楽街国分町は震災当日の夜も自家発電や蝋燭で営業する店が多かったそうで、帰宅手段を失った男女が灯りに群れる蛾のように集まり、一夜を過ごしたらしい。
 その後も復興関連事業で来仙した人たちで一時的な好景気を迎え、そういった状況に逸早く目をつけたのが、『1日で1323語暗記受験英単語』や『いまからでもまにあう面白日本史』等、多くの著作を持ち、仙台四郎の仕掛人かつ国分町動画サイトを運営していた粟野邦夫さんだ。
 粟野さんは“被災地の復興は国分町から”を合言葉として、某風俗嬢を取材中に云われもない暴行傷害罪で逮捕されたのだが、明らかに冤罪としか思えない。
 某大手企業の出版事業部にいらした粟野さんは、こう言っては支障があるかもしれないが、体力も運動能力も並み以下であり、暴力を振るわれこそすれ暴力を振るうことなど考えられないような小柄でひ弱なオジサンなのだ。 

 P88~、ウニ、カニ、タコを食べたら髪の毛やら人体の欠片がという件、「それを食べるのも供養だべ」と語った海辺の住人の話は重い。
 津波の直後は魚が沖へ逃げる習性を持つため磯釣りは釣果が望めないのが常識だが、実際、震災数日後から既に釣りをしていたマニアは結構いたし、数ヵ月後に相馬野馬追取材時の夜、某寿司店で地元名物天然鰻蒲焼を所望したら、「(原発)事故の影響だけではなく、化物みたいに大きく成り過ぎて誰も獲りたがらねえよ、あいつら(鰻のこと)何を喰っているんだか」と言われたことがある。

 P106~、確かに世界中あちこちで頻発するテロル、銃社会アメリカに比べれば安寧、平和を享受している日本という錯覚に陥りがちだが、土方さんがおっしゃる以上に、自然災害という点においてこの国は世界有数の危険国であることは否めず、単に防潮堤造成などばかりではなく国や地方自治体が行う災害対策に我々はもっと神経質になるべきだ。

 最後に、被災地以外の多くの方々に広く読んでもらいたいのだが、正直、読み進めるうちに当時を憶い出して胃が痛くなり、おそらくあの数年間を未だに自分の中で消化し切れていないのだろうと推し量られ、被災地の方々にはリアル過ぎてお薦めしにくい本であるかも知れず、★三つにしておきたいと思います。

出版社内容情報

「だからこそ、続けなければ」――社員2名のちいさな出版社が、東北の声を編み、〈被災〉の記憶を記録し発信し続けた5年間の軌跡。

【著者紹介】
1962年、北海道生まれ。東北学院大学卒。フリーライター、編集者を経て05年に荒蝦夷を設立。雑誌『仙台学』、『盛岡学』、『震災学』や、「叢書東北の声」シリーズ、伊坂幸太郎『仙台ぐらし』などを刊行。

 


教育の魅力化 - 島根県

2019年02月11日 16時29分22秒 | 社会・文化・政治・経済

「教育の魅力化」に関する論点整理

※ この資料は、県議会 11 月定例会における本会議・常任委員会・特別委員会で
議論された論点を整理したものである。
1.「教育の魅力化」とは何か
○ 「教育の魅力化」とは、次代を担う若い世代の人たちに、島根が子どもを育てるの
に良いところであり、魅力ある地域であると実感してもらい、移住・定住の地として
選択してもらうために、島根の教育をより一層魅力あるものに高めていこうとするも
の。
○ そのためには、島根で育つ子どもたち一人一人にとって魅力的な教育とはどのよう
なものか、そして教育に関するどのような取り組みを進めることが「地域の魅力」に
つながっていくのかといった論点について、それぞれの地域において議論してもらう
ことが必要。
○ それは、今ある島根らしい教育の魅力をより一層充実するような方向性のものでは
ないか。
【参考】「教育の魅力化」の方向性(例示)
・例えば障がいがあったり困難を抱えていたりすることも含めて、多様な個性の広が
りのある児童生徒一人一人と丁寧に向き合い、細やかな配慮のもとで大切に育てる
ことが、島根らしい教育の魅力になるのではないか。
・また、島根の子どもたちがこれからの社会の中を生き抜いていけるよう、一人一人
の進路選択に丁寧に立ち会い、自己実現を支援していくことが必要。
【参考】「教育の魅力化」の取り組み内容(例示)
・多様な個性の広がりのある子ども一人一人を伸ばすための細やかな教育支援を充実
・ふるさと教育とキャリア教育を一体的にとらえて、幼稚園・保育所、小学校、中学
校、高等学校、特別支援学校を貫いて、系統性に留意した教育活動を展開
・公設塾、公民館等での放課後学習などを通じて、家庭学習を支援
・教育魅力化を総合的に調整する「統括プロデューサー」を配置
など
【参考】島根の子どもたちに身につけてもらいたい力とは
・島根の子どもたちに身につけてもらいたい力とは、これからの社会の中を生き抜い
ていく力、すなわち「主体的に課題を見つけ、様々な他者と協働しながら、答のな
い課題に粘り強く向かっていく力」のことである。
・このような「学力観」に基づき、具体的には論理的思考力、コミュニケーション力
や感性・情緒といった「生きる力」を構成する重要な力を、島根の子どもたち一人
一人に身につけてもらいたい。
2.「教育の魅力化」を進める際の留意点
○ 市町村においても、「教育の魅力化」を地方創生の柱の一つと位置づけたうえで取り
組みを進めてもらうことが大切。
○ 島根の子どもたちにどのような人間に育ってほしいのかという教育の目標・理念に
ついてよく議論し、それを地域社会全体で共有していくことが大切。
○ 幼稚園・保育所、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を貫いて、教育活動の
連携を図り、児童生徒一人一人の成長・発達に応じて、学校間のバトンタッチを確実
に行っていくことが大切。
○ こうした子どもの育ちを、学校だけで抱え込んでしまうのではなく、学校・家庭・
地域の連携の中で実現することが大切。
3.中山間地域・離島における施策展開
○ 中山間地域・離島においては、「地域の拠点としての学校を地域が協力して支える」
という考え方を持つ町村が、県立高校と協働して高校魅力化に積極的に取り組んでき
たところであり、県外からの入学生増加、学校と地域との交流、学校・地域の活性化
など、様々な成果を生み出している。
○ こうした成果も踏まえ、中山間地域・離島の意欲ある市町村とともに高校魅力化に
取り組む対象高校を順次拡大していきたい。
○ また、高校魅力化に取り組む市町村においては、小中学校から高校・特別支援学校
までを貫いて、一体的・系統的に「教育の魅力化」を進めることが期待される。
4.県の財政支援の考え方
○ 中山間地域・離島の県立高校の魅力化に係る活動交付金については、県が引き続き
財政支援することとしたい。
○ 中山間地域・離島の高校魅力化に取り組む市町村が、小中学校から高校・特別支援
学校までを貫いて一体的・系統的に「教育の魅力化」を進めようとする際には、地方
創生や中山間地域の活性化を支援する観点から、県による一定の財政支援を行うこと
としたい。
○ ふるさと教育については、全ての公立小中学校で継続的に取り組むことが重要との
考えから、県が引き続き財政支援することとしたい。


女子大学生遺体遺棄事件~金銭回収に行ったのか

2019年02月11日 16時16分11秒 | 社会・文化・政治・経済

2/11(月)  ニッポン放送
ジャーナリストの須田慎一郎がニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。茨城県の畑で見つかった女子大生遺体遺棄事件について解説した。

女子大学生遺体遺棄事件~金銭回収に行ったのか
【葛飾女子大生殺害事件】亀有警察署 亀有署 外観=2019年1月31日午後、東京都葛飾区 写真提供:産経新聞社
女子大学生遺体遺棄事件~深まる謎
葛飾区の女子大生の遺体が茨城県の畑で見つかった事件で、神栖市の広瀬晃一容疑者(35)が自宅アパートで女子大生と会ったあと、数キロ先の畑に車で連れて行き、置き去りにしたとみられること、金銭トラブルを逃れようとした可能性があること、女子大生がなぜか広瀬容疑者の自宅を探し当てて戻ったことなど、様々な謎が浮かび上がっている。

飯田)捜査関係者によりますと、広瀬容疑者は去年11月20日午後6時頃、女子大学生に目隠しを指示して車に乗せアパートに連れ込んだ。

その後、数キロ先の畑まで連れて行き、騙して下ろして走り去ったということですが、女子大学生は広瀬容疑者のアパートを探し当てて戻った。

その後におそらく殺されたのではないかという流れになっています。

須田)当初、なぜ都心部からJR鹿島神宮駅まで電車で移動したのか、というところが疑問視されていました。

鹿島神宮まで行くのは、乗り継ぎ回数が多くて不便だそうです。

都内からならバスで移動するのが一般的。

そうして、初めて行く場所に、目隠しされてアパートまで行った。目隠しというキーワードは先週から出ていましたが、これらを含めて、一体何が目的で出かけたのか、というのが不可解でした。
少しずつ情報が出て来て分かったことをつなぎ合わせると、被害者の方に関して、きつい言葉で言うかもしれないけれど、かなり無防備な形で男性宅まで行ってしまったのではないかというところが見えて来ました。

飯田)金銭トラブルがあったということを聞いた近所の住人の方もいらっしゃった。

そのアパートが分からないなかで、女子大生はいろいろな人に聞いて回って探し当てた。

その辺のことが自宅まで行ってしまった動機になるのでしょうか。LINEなどネット上でやり取りしているなかで、相手のことを信用してしまったのかもしれません。

須田)バーチャルな世界の意識とリアルな世界との意識が一緒になって、バーチャルな世界で一定の信頼感が醸成されて作られていて、そのままリアルな世界に当てはめてしまったのが、大きな落とし穴になったのかなと思います。

飯田)今後に資するものは何か考えると、ネット上のキャラクターと本当の人物の人格は違う、ネットを使うときはあまり人を信用してはいけないと教育しなければいけないということなのでしょうか。

須田)それもこれまで繰り返し言われて来たことです。

加えて、今回のことは金銭上のトラブルが発生して、お金を回収しに行ったのだろうと思います。そういったときに1人で行動してはいけない。複数で、誰かに付き合ってもらう。そのような原則を今回は残念ながら忘れてしまっていたのではないでしょうか。

(2月4日放送 ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」より)


【関連記事】


子どもに第三の居場所づくり

2019年02月11日 16時11分00秒 | 医科・歯科・介護

「家でも学校でもない第三の居場所」5カ所新設へ日本財団子どもサポートプロジェクト 各自治体と合同で事業を発表

日本財団の理事長である尾形さんは現在、子どもを全体的にサポートすることに注力されています。

とくに大きな問題である「子どもの貧困」という問題ですね。日本では7人に1人が経済的貧困に陥っているという状況です。

また難病支援ですね。難病児も累計で14万人います。
14万人ということは1,000人に1人が、なにかしら難病を抱えております。社会的環境や、医療の発展、高齢出産がとくに原因なのではないかと思われます

身近な問題だけではなく、現在の問題に対して「国ができないこと」にまで尾形さんは手を打っていくという方針を出されております。
ここについてお話をいただきたいと思います。
尾形武寿氏 こんにちは。日本財団の尾形でございます。
なぜ日本財団が子どもに焦点を当てたのかと言えば、会長である私も仕事柄、海外をよく訪問します。どの国に行っても、日本という国のイメージは非常に安心安全で清潔な国なんです。

それから国民がおしなべてみな勤勉だ、という印象のようでした。そのなかで、そういう国なのに、なぜ日本は「社会課題先進国」と言われるのか、そこがよくわからなかったんです。

「海外から評価されてるすばらしい国である日本」を次の世代に、そのまた次の世代にどうやってバトンタッチしていくか、というところが最も大事なソーシャルイノベーションではないかと私は思っております。

「では、次の世代は誰が担うのか」と言えば、紛れもなく子どもたちの話です。すばらしい国である日本を子どもたちが本当に身をもって理解するだろうか、どうやったらこの子たちに日本のすばらしさをわかりやすく説明できるのか。

現在、子どもたちの周辺で起きている社会課題をいくつか改善して、解決してやらないと、本当の意味での子どもたちの成長がなくなり、子どもたちの精神的な安定もないだろうと私は思っております。
「こんなことまで社会課題か」と言われるようなものもあります。児童ポルノ、虐待、養護施設の問題、里親の問題、もちろんいじめの問題、自殺の問題など、数え切れないほどあります。

これで全部だと私は思っておりません。もっと深刻な問題は内在しているかもしれませんが、現時点で我々の目に見えている問題はこの18項目だろうということです。このうちの下の緑の部分は、日本財団が着手した部分です。

その上の8、7項目については、どのように取り組んでいくのか検討すべき部分です。これからどこに手を付けるか考えていかなければなりませんが、とりあえず喫緊のものはすでにやっております。
子どもの居場所がなくなった時代背景

笹川順平氏:それではまず子どもの貧困問題から。第3の居場所、つまり家でも学校でもない居場所を全国に100ヶ所作ること。それについて簡単に触れていただきたいと思います。

尾形:戦後の高度成長期にいろいろな社会変革が起きました。私が一番の問題だと思っているのは、地方から「金の卵」と言われて出てきた方々が自分の家庭を持つときに、なかなか家が持てないことです。

国や行政がなにをしたかと言えば、低所得者用の、いわゆる核家族用の集合住宅を用意したんです。それだけでは格好がつかないので、国は「文化住宅」と称したんですよ。

今の時代から考えると時代錯誤な言葉ではありますが、当時の日本には「文化住宅」と言っても十分通用するような、そういう時代背景や社会環境があったんですね。

そこからなにが起きたかと言えば、核家族になることによってコミュニティが崩壊していきました。かつては町や村がみんなで子どもたちを育てていましたが、子どもたちの拠り所がなくなり、学校と家庭の往復だけになってきます。

外に出て遊んでみれば、そこに友達がいた。それからお兄さんがいた、お姉さんさんがいた。小さな子どもがいた、という社会現象でしたが、今はそれがまったくなくなってしまい、家庭と学校だけです。そこに第3の居場所を作ってやろうじゃないかということです。

「子どもの貧困」と言われていますが、日本はどこへ行ってもストリートチルドレンがいるわけではありません。ところが諸外国に行くと、子どもが物乞いの道具にされています。非常にひどい状態です。

身障者でもないのに身障者の格好をさせられて、路上や観光地でお客様からお金をむしり取ろうとしているんですよ。日本でそういったことはありません。


「一定期間は父と会わせないよう」 児相が市に報告

2019年02月11日 15時56分39秒 | 社会・文化・政治・経済

「一定期間は父と会わせないよう」 児相が市に報告
2/11(月) テレビ朝日
千葉県で10歳の女の子が死亡した事件で、女の子を一時保護していた児童相談所が「父親とは一定期間、会わせないようにするべき」と市に報告していたことが分かりました。

 先月24日に死亡した栗原心愛さんはおととし11月、父親の勇一郎容疑者から虐待の恐れがあるとして児童相談所に一時保護されました。
心愛さんはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の疑いがあると診断されていました。
その後、一時保護は解除されましたが、この際、児童相談所が「父親とは一定期間、会わせないようにするべき」などと市に報告していたことが分かりました。
市は報告を受けた後、どのように対応したかについては「現時点で分からない」としています。児童相談所は、去年2月に「虐待の再発は認められない」として心愛さんを両親の元に戻す判断を下していました。

千葉県で10歳の女の子が亡くなった事件を受け、関心が高まっているのが「児童相談所」です。全国には212カ所あり、3200人以上の児童福祉司が働いています。一方で、対応が必要な虐待の相談は年々、増え続けているのが現状です。取材のなかで見えてきたのは、児童福祉司たちが直面する様々な課題でした。

小4女児死亡、一時保護の際“PTSDの疑い”診断
2/11(月) 1TBS
 
千葉県野田市で小学4年生の女子児童が死亡し、両親が傷害の疑いで逮捕された事件で、女子児童が児童相談所に一時保護された際、PTSD=心的外傷後ストレス障害の疑いがあると診断されていたことが新たにわかりました。

 先月24日に死亡しているのが見つかった栗原心愛さん(10)は、おととし11月、小学校のアンケートで、自ら、逮捕された父親の勇一郎容疑者(41)からの暴力を訴え、児童相談所に一時保護されました。その際、医師から「PTSDの疑いがある」と診断されていたことが野田市への取材で新たにわかりました。

 この診断結果は、一時保護が解除された後の対応方針について柏児童相談所が記した書類に残されていて、「PTSDの診断を受けている以上、父とは一定期間、絶対に会わせないという条件にするべき」などとも書かれていたということです。

 児童相談所は、この書類が書かれたおよそ2か月後に「虐待の再発は認められない」として、心愛さんを両親が住む自宅に戻す決定を行いましたが、改めて対応の是非が問われそうです。(11日11:26)


人と地域を生かす共生社会

2019年02月11日 15時40分01秒 | 社会・文化・政治・経済

厚生労働省においては、改革の基本コンセプトとして「地域共生社会」の実現を掲げ、「ニッポン一億総活躍プラン」(平成 28 年6月2日閣議決定)や、「『地域共生社会』の実現に向けて(当面の改革工程)」(平成 29 年2月7日 厚生労働省「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部決定)に基づいて、その具体化に向けた改革を進めています。

1 「地域共生社会」を提案する背景

○ かつて我が国では、地域の相互扶助や家族同士の助け合いなど、地域・家庭・職場といった人々の生活の様々な場面において、支え合いの機能が存在しました。社会保障制度は、これまで、社会 の様々な変化が生じる過程において、地域や家庭が果たしてき役割の一部を代替する必要性が高まったことに対応して、高齢者、障害者、子どもなどの対象者ごとに、また、生活に必要な機能ごとに、公的支援制度の整備と公的支援の充実が図られ、人々の暮らしを支えてきています。

○ しかし、我が国では、高齢化や人口減少が進み、地域・家庭・職場という人々の生活領域における支え合いの基盤が弱まってきています。暮らしにおける人と人とのつながりが弱まる中、これを再構築することで、人生における様々な困難に直面した場合でも、誰もが役割を持ち、お互いが配慮し存在を認め合い、そして時に支え合うことで、孤立せずにその人らしい生活を送ることができるような社会としていくことが求められています。

○ また、人口減少の波は、多くの地域社会で社会経済の担い手の減少を招き、それを背景に、耕作放棄地や、空き家、商店街の空き店舗など、様々な課題が顕在化しています。地域社会の存続への危機感が生まれる中、人口減少を乗り越えていく上で、社会保障や産業などの領域を超えてつながり、地域社会全体を支えていくことが、これまでにも増して重要となっています。

○ さらに、対象者別・機能別に整備された公的支援についても、昨今、様々な分野の課題が絡み合って複雑化したり、個人や世帯単位で複数分野の課題を抱え、複合的な支援を必要とするといった状況がみられ、対応が困難なケースが浮き彫りとなっています。

○ 「地域共生社会」とは、このような社会構造の変化や人々の暮らしの変化を踏まえ、制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を目指すものです。

2 「地域共生社会」の実現に向けた改革の骨格

「地域共生社会」の実現に向けた今後の改革の骨格は以下のとおりです。

1.地域課題の解決力の強化

○ 生活に身近な地域において、住民が世代や背景を超えてつながり、相互に役割を持ち、「支え手」「受け手」という関係を超えて支え合う取組を育んでいきます。

○ これにより、我が国に暮らす国民一人ひとりが、生活における楽しみや生きがいを見出し、様々な困難を抱えた場合でも、社会から孤立せず、安心してその人らしい生活を送ることができる社会を実現していきます。

2.地域丸ごとのつながりの強化
○ 耕作放棄地の再生や森林などの環境の保全、空き家の利活用、商店街の活性化など、地域社会が抱える様々な課題は、高齢者や障害者、生活困窮者などの就労や社会参加の機会を提供する資源でもあります。

○ 社会・経済活動の基盤でもある地域において、社会保障・産業などの領域を超えてつながり、人々の多様なニーズに応えると同時に、資源の有効活用や活性化を実現するという「循環」を生み出していくことで、人々の暮らしと地域社会の双方を支えていきます。

3.地域を基盤とする包括的支援の強化

○ 地域包括ケアの理念を普遍化し、高齢者のみならず、生活上の困難を抱える障害者や子どもなどが地域において自立した生活を送ることができるよう、地域住民による支え合いと公的支援が連動し、地域を『丸ごと』支える包括的な支援体制を構築し、切れ目のない支援を実現していきます。

地域包括ケアシステムなどとの関係

4.専門人材の機能強化・最大活用

○ 住民とともに地域をつくり、また、人々の多様なニーズを把握し、地域生活の中で本人に寄り添って支援をしていく観点から、専門性の確保に配慮しつつ養成課程のあり方を見直すことで、保健医療福祉の各資格を通じた基礎的な知識や素養を身につけた専門人材を養成していきます。

 

 


市場を通じて自立のための依存先を増やす

2019年02月11日 14時26分14秒 | 社会・文化・政治・経済

市場の本質を理解することで見えてくる個人、社会の針路。

人と人をつなげる「市場」

人はひとでは生きていけない。
こことをベースにしなければ社会は意味のないものになってしまいます。
その意味で「人はひとりでは生きていけない」ということは、私たちが社会的な生活を送るうえでの公理といえます。
だからこそ人間は、太古の昔から共同体をつくってきました。
そこで、親子の関係や友人・知人、会社のつながりなど、顔の見えるつながりがあり、さらに人が増えていくことによって、顔が見えないつながりが生まれてきました。
そのような顔が見えない人同士が集まるところで、人と人とがつながっていくための重要な要素となっているのが「市場」です。
日常生活の中で私たちが手にするものは、そのほとんどが市場を通じて手に入れたものです。
生産者と自分は、お互いに顔は知らない同士ですが、市場を通じてつながります。
この顔が見えない取引というのは、言い換えれば顔で差別しない取引ともいえます。
つまり、市場の中に年齢、性別、ハンディキャップの有無などで人を差別しないという行動規範が存在するのです。
だからこそ市場は、人と人をつなげていくのです。
趣味の世界も、広い意味では、市場を通じて提供されているものを介して人とのつながりといえます。
規範でいちばん重要なところは、お互いにためになる場合にのみ取引するという点です。
まさに近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしの精神です。
この規範意識を育てながら、市場をつくっていかなくてはなりません。
東京大学大学院教授 松井彰彦さん


市場って何だろう

2019年02月11日 13時58分30秒 | 社会・文化・政治・経済
 

商品の説明

内容紹介

自立のための様々な依存先を提供しうる市場という頼れる存在。市場をゲーム理論で読み解きながらそのあり方・可能性を考えてみる。

内容(「BOOK」データベースより)

自立するために、多くの依存先を持とう!さまざまな依存先を提供しうる市場という頼れる存在。市場の原理をゲーム理論で読み解きながらそのあり方・可能性を考える。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松井/彰彦
1962年生まれ。東京大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学M.E.D.S.にてPh.D.取得。ペンシルバニア大学経済学部助教授、筑波大学社会工学系助教授を経て、東京大学大学院経済学研究科教授。エコノメトリック・ソサエティ、フェロー(終身特別会員)。「ゲーム理論の観点から社会現象全体を解釈しようとする研究」により、学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。国際的な業績を挙げた45歳未満の経済学者に贈られる日本経済学会中原賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



政治家や政党を動かすのは私たちの意思表示から

2019年02月11日 13時42分22秒 | 社会・文化・政治・経済

 最低投票率に表れた政治不信を断ち切れ

2013/01/11
吉田徹
(北海道大学法学研究科教授)

 日本では、政治不信が蔓延している。例えば、「政治家は自分たちの利益しか考えていない」あるいは「政党は党利党略に明け暮れている」という言葉はメディアのみならず、日常でも頻繁に耳にする決まり文句だ。

あるいは「政治をどうするか」といった問題提起がなされる時、こうした状況をいかにただしたらよいか、という意識からであることが多い。政治家は信用できない、政党は信頼できないと考える有権者が圧倒的多数だといえる。
深刻な政治不信

 このことを数字で確認してみよう。図表1は、日本の政治や行政で重要な役割を果たす機関や職を、どの程度信頼しているかを尋ねた意識調査の結果である。


 図表1をみると、国会議員や官僚は、その他の機関や職と比べて、信頼できないとする回答が圧倒的に高いことがわかる。国民の半数以上が官僚を信頼できないと答え、6割以上が国会議員も信頼できないとしているのである。

これらの回答は、時期によって増減があるが、議員や官僚に対する信頼感は、2001年(小泉ブーム)と09年(政権交代)にわずかに上昇したのを除けば、ずっと低位で推移している。政治・行政不信の極みだ。これは、国の政治行政が政治家や官僚によって運営されている以上、極めて深刻な事態といわざるを得ない。

失われる信頼

 政治家や官僚への信頼感が低下傾向にあるのは、多くの先進国で共通しているが、その程度は日本が高いことはあまり知られていない。図表2は、世界の主な国で政府や議会、政党がどの程度信頼されているかを比較したものである。


 こうしてみると、日本は政治不信が高いことで知られているアメリカとほぼ同じ水準にあり、スウェーデンなどと比べると議会を信頼しないとする国民は倍近くもいることがわかる。つまり、日本は極度の政治不信の状態に置かれているのである。
 こう考えると、多くのことが説明できる。例えば、日本では09年に政権交代があったが、それも民主党が信頼を勝ち取ったからというより、それまでの自民党政権に対する不信があったからである。実際に翌10年には参議院で民主党政権が過半数を失って「ねじれ国会」が生まれ、12年には自民党が政権を奪取したが、これも民主党政権が信頼を失ったからである。期待しては裏切られ、裏切られては期待して、というサイクルを経るたびに、政治は信頼を失っていくことになる。

政治不信がもたらす副作用

 こうした政治不信の蔓延は、さらに深刻な事態をもたらしていることに注意しなければならない。例えば、消費税論議を例にとろう。消費税引き上げは、12年に民主党・自民党・公明党の合意でもって決められたが、その際にみられたのは「引き上げる前に国会議員が身を削るべきで、行政改革が必要だ」といった声である。本来、税金とは国民が自分で受け取るサービスの量の拡大や質の向上のために使われるものだ。それも消費税は社会保障のためだけに使われるという条件がつけられている。それにもかかわらず、増税反対の声が大きく、議論がなかなか進まなかったのは、それを配分する側(政府や行政)が信頼されていないからだ。
 こうして、政府は必要とされる財源を調達するのが困難となって、政策が停滞することになる。そればかりか、納税者を納得させるために、民主党政権は国会議員の定数削減を打ち出さざるを得ない破目に陥った。実際は、日本の議員定数は人口比でみた場合、先進34カ国中、最も少ない部類に入っており、これは社会の多様性を議会の場になるべく反映させるという民主主義の原則からみて望ましいことではない。蔓延する政治不信は、こうした副作用をもたらしていくことになるのである。

批判は自分たちに跳ね返ってくる

 私たちは、政治家や政党を批判すべきものとして捉えるのを当たり前のものとしているが、実際にはこのような多くの負の側面があることも忘れてはならない。批判すべきは、政治家や政党そのものではなく、その内容や政策でなければならない。民主政治とは、私たちの共同体のことを私たち自身の意見で決めなければならない政治のことである。にもかかわらず、私たちの代表である政治家や政党を信頼せず批判に終始するだけならば、それは自分たち自身の決定能力そのものを結果的に損なうことになってしまう。
 もちろん、政治家や政党を盲目的に信じる必要は全くない。しかし、信頼できないからといって、彼らの言動に対して単に「ダメ出し」するだけならば、それは自分たちでいつしかツケを払わなければならなくなるというのが、民主政治というシステムなのだ。そのツケを払うのが嫌なのであれば、まず自分たちが投票に行くこと、投票で反映されなかった事柄については諦めないで声を上げ続け、政治家や政党を動かそうとすること――簡単にいえば、政治参加の量と質を拡大していくことが、政治をよくする身近な方法なのだ。内なる政治不信を克服できた時、政治は信頼を取り戻すことになるだろう。


政治を動かす市民意識 さいたま市

2019年02月11日 13時36分03秒 | 社会・文化・政治・経済

.あなたは、国や地方の政治について、どの程度

関心がありますか。
1つ選んで番号に○をつけ
てください。
1.非常に関心がある 14.2%
2.ある程度関心がある 61.9%
3.あまり関心がない 20.5%
4.全く関心がない 2.5%
5.わからない 0.5%

あなたは、さいたま市長選挙について、どの程度関心がありましたか。
1つ選ん
で番号に○をつけてください。
1.非常に関心があった 10.1%
2.ある程度関心があった 40.7%
3.あまり関心がなかった 40.0%
4.全く関心がなかった 8.3%
5.わからない 0.6%

あなたは、誰かと政治的な事柄を議論したり、話題にしたりすることがありますか。
1つ選ん
で番号に○をつけてください。
1.毎日ある 4.1%
2.週に何回かある 16.8%
3.週に1度ぐらいある 40.3%
4.まったくない 21.4%
5.その他 15.6%
6.わからない 1.5%

あなたは、さいたま市長選で投票しましたか。
1つ選んで番号に○をつけてくだ
さい。
1.投票した 47.8%
2.投票しなかった 51.3%

投票日当日に投票しましたか、それとも期日前投票(または不在者投票)をしましたか。
1.当日投票をした 74.4%
2.期日前投票(または不在者投票)をした 25.0%
3.わからない 0.8%

今回のさいたま市長選挙について、あなたは、各候補者の政策の比較をしましたか。
1つ選んで番号に
○をつけてください。
1.政策の比較をした 58.7%
2.政策の比較をしなかった 36.5%

あなたは、さいたま市長選挙で候補者を選ぶ時、どういう点を考えて投票する人を決めましたか。
あてはま
るものをすべて選んで番号に○をつけてください。
さいたま市選挙管理委員会では、さいたま市内の有権者の方々を対象に「さいたま市民の政
治・選挙に関する意識調査」を実施しました。
この調査を通じて、有権者の政治意識や政治的メンタリティを考察し、投票行動への動機付け
要因を探求しました。
1.調査目的
有権者の政治への関心や選挙への対応を調査し、投票環境整備や効果的な啓発手法を考える
ため、「さいたま市民の政治・選挙に関する意識調査」を実施しました。

1.地元の利益を考えて 37.8%
2.自分と同じような職業の利益を考えて 4.5%
3.自分と同じような世代の利益を考えて 14.1%
4.候補者の政策や主張を考えて 58.7%
5.候補者の人柄を考えて 33.3%
6.テレビや新聞、雑誌などで親しみを感じて
いたから 6.7%
7.家族や知人に勧められたから 6.4%
8.その他(具体的に )6.4%
9.わからない 3.8%

あなたが投票しなかったのは、なぜですか。あて
はまるものをすべて選んで番号に○をつけてく
ださい。
1.仕事や旅行など、他の用事があったから 43.6%
2.病気などで体調が良くなかったから 13.1%
3. 投票に行こうと思ったが、忘れてしまったから11.6%
4.どのように投票すればよいかわからなかったから 1.8%
5.市長選挙があることを知らなかったから 3.9%
6.投票するのが面倒だったから 16.1%
7.投票所が近くになかったから 4.2%
8. 投票日時や投票場所がわからなかったから1.8%
9.投票所整理券(入場券)を紛失したから 0.3%
10.政治や選挙に関心がなかったから 10.4%
11.投票したいと思う候補者がいなかったから28.4%
12.政策がわからなかったから 13.4%
13.自分の一票では選挙の結果は変わらないか13.1%
14. 選挙によって世の中は変わらないから 10.4%
15. なんとなく 4.5%
16.その他(具体的に )7.5%
17. わからない 0.0%

 


 地方自治体をめぐる市民意識の動態

2019年02月11日 13時20分12秒 | 社会・文化・政治・経済
 
多文化世界における市民意識の動態) 


商品の説明

内容紹介

私たち市民は自分が住んでいる自治体に対してどのような意識を持ち、また高齢者福祉や情報公開等とどのよう にかかわっているのだろうか? 市民意識調査データを用いながら、韓国との比較も含めて住民意識を分析して解明する。

内容(「BOOK」データベースより)

私たち市民は自分が住んでいる自治体に対してどのような意識を持ち、また高齢者福祉や情報公開等とどのように関わっているのだろうか?市民意識調査データを用いながら、韓国との比較も含めて住民意識を分析して解明する。



経済的理由で子どもに与えられなかった経験

2019年02月11日 13時06分30秒 | 社会・文化・政治・経済

子どもの<見えない貧困>にどう向き合うべきか。
子ども食堂の取り組みは素晴らしいが、実は<行きにくい所>である。
親は世間体を気にしたり、わが子が貧困を理由に<いじめ>にあうのではないか、と恐れたりして、子ども食堂へ行かせることをためらってしまう。
せっかくの支援につながる窓口が用意されているのに「助けて」と言えずに地域社会の中で孤立してしまうのです。
この状況は、静かに、そして確実に社会の中へ広がっています。
経済的理由で子どもにたちに与えられなかった経験
「熟・習い事」約69%
「海水浴やキャンプなどの体験」約25%
「誕生日などの祝いごと」約20%
我慢した経験
「洋服や靴やおしゃれ用品」約52%
「スマートフォンや携帯」約30%

子どもの貧困の実態
子どもの貧困というものは,子どもの自己責任論につながることはない。
そして,子ども自身
がその生活状況を変えることは難しい。子どもの貧困とは大人よりも「剥奪」の概念が適用され
やすい。それを大きく「生活面」「学習面」「精神面」の 3 つに分けて研究を行った。
生活面
子どもの貧困の生活面への影響は,物質的な不足とそうでないものの不足に分けられる。
物質的な不足とは家がない,食べるものがないといったことだけではない。
子どもの貧困とは
相対的に貧困であることを指しているため,外見だけでは判断しにくいところがある。
しかし,
義務教育後に私費で購入する教科書や,部活動で使用する道具を買うほどのゆとりがなく,疎外
感を感じてしまう子どもがいる。さらに,思春期後の子どもにとって居住スペースは重要な要素
である。というのも,プライバシーが確保されていなかったり,安心して一人になる場所がなか
ったりすると,それが精神的不安定につながることがある。
物質的でない不足とは,例えば親と子が十分に向き合う時間が取れないといったことがある。
親が長時間労働に従事している,またはひとり親であるため,子育ての時間が取れず,子どもは
ストレスに感じる。
これにより子どもは精神的に不安定となったり,怒りやすくなったりと,衝
動的になる影響が現れ,結果的に非行や不登校といった問題になる。
物質的な不足とそうでない不足の両面において,貧困は子どもの成長に伴うあらゆる機会を剥
奪してしまっているのである。


すぐそばにある「貧困」

2019年02月11日 12時48分12秒 | 社会・文化・政治・経済
 
大西 連 (著)

商品の説明

内容紹介

■6人に1人が貧困?
GDP世界第3位、豊かな日本の見えない貧困に迫る!

「兄ちゃん、あんたはまだ若い。俺たちみたいにはなるなよ」(第1章 路上)
「あんた……そんな理由で偽名を使ったのか……?」(第4章 不正受給)
「このまま殺されたほうがラクなんじゃないかとさえ、思ったんです」(第6章 若者)
「どうして私はこうなっちゃったんだろう」(第8章 家族)
「私たちは、恥ずかしい存在なのでしょうか?」(第10章 バッシング)

2006年、当時の総務大臣は次のような発言をした(同年6月16日付『朝日新聞』)。
「社会的に解決しないといけない大問題としての貧困はこの国にはないと思います」

では本当に、日本に貧困問題は存在しなったのだろうか?
もしそうだとして、じゃあ、いま目の前で、困っているこの人たちはなんなのだろう?

いま、僕たちと貧困を隔てる壁は、限りなく薄く、もろく、そして見えづらくなっている。
もはや「貧困」は、別の誰かの話じゃない。
誰の身にもふりかかる、すぐそばにあるものなのだ……。

■20代にしてNPO法人「もやい」理事長、初の書き下ろし!

ホームレス問題、若年失業者、DV被害者の苦悩、元暴力団員の更正、
生活保護の不正受給や役所の水際作戦の実態――
日本の生活困窮者支援の最前線を担うNPO法人「もやい」理事長の著者が直面した、
生活に困窮してしまった人たちの人生や支援現場での葛藤をありのままに描く衝撃のノンフィクション。

エピソードメインなので、今までの貧困本は難しくて読めなかった、という人にも読みやすく、
「生活保護ってどんな制度?」「不正受給ってどれくらいあるの?」といったテーマ別のコラムも充実。
子どもや女性といった特定のテーマにとどまらない、
日本の貧困問題の全体像を把握するのに最適な1冊となっている。

■大西連(おおにし・れん)
1987年東京生まれ。
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。新宿ごはんプラス共同代表。
生活困窮者への相談支援活動に携わりながら、
日本国内の貧困問題、生活保護や社会保障制度について、
現場からの声を発信、政策提言している。
Twitter:@ohnishiren

内容(「BOOK」データベースより)



自殺の引き金となるのは<孤立>

2019年02月11日 12時28分12秒 | 社会・文化・政治・経済

慢性的に自殺考念を持つ人が多い。
事前に兆候が見られない衝動的な自殺が多い。
したがって、ハイリスクの層への対策から、どうしてもこぼれ落ちてしまう。
若者の多くが、周囲の大人ではなく友人に悩みを相談している。
今、若者たちの心理状態は非常に不安定になっている。
直接会ったことのない人ともつながる時代だらこそ、人間関係に常に疑心が付きまとう。
当然の結果として、どうしても関係が希薄になりがちだ。
「すぐにつながって、すぐに切れる」というのが、今の若者の特徴的なコミュニケーション・スタイル。
そのため、若者たちは「オフライン」、すなわち現実の友人関係においても、「いつ関係が切られるだろうか」「どこで悪口を言われているかわからない」といった不安を抱き、いつもビクビクしながら生きているように思います。
最終的の自殺の引き金となるのは<孤立>その孤立を防ぐことが、自殺対策にとって重要なのです。
そこで、私たちが行っている講座・研修では、第一段階としてセルフケアの重要性を伝えるようにしています。
周りの友人や恋人が悩んでいる場合には、あなた自身がゲートキーパーとしての、身近な人の心を支える役割を担ってほいいと伝えています。
今まさに「死にたい」と思っている若者に向けて、どうすれば立ち直れるかといった情報を発信することも重要です。
人にはいろいろな生き方がある。
自分は自分でいいんだと思えることが、若者の絶望を希望に変えていくのです。

石井綾華 LightRing.代表理事
@AyakaIshii
NPO法人LightRing.代表理事。
「若者自殺うつ」の社会問題解決を目指し、悩み相談を受け止める友人や恋人のソーシャルサポート力養成・支援事業を東京都中心に全国で展開しています。
平成1年/精神保健福祉士/若者自殺対策全国ネット共同代表/新宿区自殺総合対策会議委員/思春期学第20章「一般市民の潜在能力と可能性」執筆

若者のうつ病予防支援マンスリーサポーターになりませんか?20代死因の47.6%は自殺。その背景に潜む人間関係に悩む潜在的うつ予備軍を支える”身近な友人”の支援力を共にサポートできる仲間を募集しています。


 輪子の競輪日記 展開のアヤ

2019年02月11日 07時56分38秒 | 未来予測研究会の掲示板

読売新聞社杯全日本選抜競輪GⅠ

11レース準決勝戦
輪子は、「浅井康太選手は、ここでは負けないはず」と期待して、武蔵さんに同意を求めた。
「そうだな、浅井は5-9ラインの3番手を取りにいくだろう。浅井から1‐4、1-5からの3連単を買うことだ」と断言する。
2-7とラインと6-8ラインが、気になるので、輪子は1-7と1-8も押さえていた。
ところが、後方に本命の5-9ラインが置かれる展開に。
必然的に、5-1ラインが来るのを浅井選手が待つ状態となりレースのスピードが緩む。
そこを6-8ラインが一気に発進し、後続選手たちとの大きな車間が生じてしまう。
ファンの誰の目にも、このままでは、前の二人で決まる想われた。
明らかに、本命に推された太田竜馬選手の判断ミス。
人気薄の6番山中秀将選手をマイペースで逃がしてしまって、太田選手にとって絶望的な展開に。
「浅井、何やっているのだ」武蔵さんは声を荒げた。
さらに、信じれないのは、1番の浅井選手は6番選手にゴール前に激突し、失格に。
この激突のハプニングがなければ、3着になったはず。

2車単 8-4 2万4900円(59人気)
3連単 8-4-9 39万6490円(458人気)

インタビュー
浅井 康太【三重/90期/SS】

G1連覇へ準備万端

浅井 康太
 昨年は11月の小倉競輪祭で7年ぶりのG1制覇を果たした。
年末の静岡グランプリは最終バックからまくって2着。昨年の終盤戦からの走りは際立って優れている。
 「去年はトレーニングに対して、しっかり向き合った1年だったので、それを能力面で発揮して、グランプリで2着だったので悔いはないですね。まだ頑張れってことで神様が2着にしてくれたんだと思うし、まだまだ成長できると思います」
 今年初戦の立川記念はオール連対で準V。
まずまずのスタートを切った。「立川では(竹内)雄作と連係もできたし、最大限の力は出し切りました。今後にもつながったと思います。このあとはG1もあるので、そこにつなげていきたい」。
輪界屈指のオールラウンダーとして、今年も進化し続ける。G1連覇へ視界は良好だ。

 

予想担当記者:
 
赤競 細川 和輝






選手名
府県/年齢/期別


ギヤ
倍数
直近4ヶ月の成績
競走得点SB1
2
3


2連
対率
3連
対率
  4 1 1 浅井 康太
三 重/34/90
SS 3.92 121.00 2 0 0 4 11 1 10 6 1 1 55.5 88.8 94.4
  9 2 2 古性 優作
大 阪/27/100
S1 3.92 113.95 1 1 0 6 5 0 3 8 3 6 15.0 55.0 70.0
    10 3 3 木暮 安由
群 馬/33/92
S1 3.92 113.47 0 0 0 2 7 1 6 4 5 7 27.2 45.4 68.1
  13 4 4 吉田 敏洋
愛 知/39/85
S1 3.92 111.00 1 6 0 5 6 0 5 6 1 14 19.2 42.3 46.1
4 5 太田 竜馬
徳 島/22/109
S1 3.92 113.44 1 15 6 11 2 0 17 2 0 10 58.6 65.5 65.5
    11 5 6 山中 秀将
千 葉/32/95
S1 3.92 109.31 1 5 0 9 0 0 8 1 1 9 42.1 47.3 52.6
×   8 7 村上 博幸
京 都/39/86
SS 3.92 115.05 2 0 0 1 7 1 6 3 1 7 35.2 52.9 58.8
    9 6 8 和田 真久留
神奈川/27/99
S1 3.92 109.92 1 10 5 7 1 0 8 5 3 11 29.6 48.1 59.2
  13 9 香川 雄介
香 川/44/76
S1 3.92 113.13 1 0 0 0 7 5 6 6 3 8 26.0 52.1 65.2
【誘導員】大竹 慎吾 S2