ジンクス=利根輪太郎が本命を買うと車券は必ず外れる!?
ジンクスに拘るのは、愚かというか無意味と想うのだが・・・・。
これまでの経験から、輪太郎が一番人気を軸にした3連単車券を買うと、ことごとく外れて金を失うのである。
それなのに、このレースは固いだろうと思い込み1番人気に期待して勝負する。
ジンクスは、理屈で解釈できないし、何ら根拠があるわけではないのだが・・・。
GⅢ 豊橋競輪開設記念 ちぎり賞争奪戦
11レース
並び 1-9 8-2-6 4(単騎) 7-3-5
レース評
清水のカマシ&捲り!高原−木村と続いて本線充実。ただ山田の捲りは軽視できない。揃った地元トリオは総合力で応戦だ。
1番人気 7-3(2.8倍)
競輪ファンとして、7-3の高い支持率にこのレースは、7-3以外はないと輪太郎は思い込む。
結果
7-9 1,410円(6番人気)
7-9-2 9,200円(26番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
◎ | 1 | 7 | 清水 裕友 | 12.3 | 捲 | 大外を強襲 | ||
注 | 2 | 9 | 中本 匠栄 | 1/4車輪 | 12.3 | 差 | 前不発も伸 | |
△ | 3 | 2 | 岡本 総 | 3/4車輪 | 12.5 | B | 番手捲るも | |
▲ | 4 | 5 | 木村 隆弘 | 2車身 | 12.2 | 捲り3番手 | ||
5 | 6 | 島野 浩司 | 4車身 | 13.0 | 捲りに離れ | |||
6 | 8 | 藤井 侑吾 | 1/8車輪 | 13.2 | 犠牲の逃げ | |||
7 | 4 | 武田 憲祐 | 大差 | 4角で接触 | ||||
× | 落 | 1 | 山田 英明 | 捲り併され | ||||
○ | 落 | 3 | 高原 仁志 | 4角で接触 |
戦い終わって
赤板過ぎ前取った山田英明が突っ張り、打鐘で藤井侑吾が叩いて先行。後方に置かれたが、バック過ぎ捲った清水裕友が前団を捕らえた。「中団から組み立てて、誘導を切りに行って良い所から行けたと思ったけど(山田に)突っ張られて。あのまま引かなかったらやり合いになると思って、一旦下げて落ち着いてから行こうと。脚を使っての七番手だったから、正直脚にはきましたね。落車もあったので何とも言えないけど、人気になっていたので諦めず最後まで踏もうと。色々調整しながら、自転車は良かったので決勝は微調整くらいですね」。
直線で落車があり、山田目標の中本匠栄が内から伸びて二着。「前受けは作戦通りでした。中団取ってヒデさんのタイミングで行ってくれたのですが、スピードが合ってしまった感じで内へ行ったけど、そのへんが良かったのか悪かったのか。それにヒデさんが落車してしまったので…。初日に試したセッティングが良くなくて、二日目から戻す感じにしたら良くなって。決勝もこれでいきます」。
三着に入ったのは地元の岡本総。「藤井君はバッチリのタイミングで行ってくれました。あのメンバーだったし、地元(ホーム)だからバックは踏ませてもらいました。メチャクチャ重たかったけど、気持ちで乗り越えました。天候的にも初日、二日目よりも穏やかだったので後ろ付いていてもまだ余裕はありました。記念決勝は四日市以来二回目。豊橋から誰も勝ち上がれないのは嫌だったので良かったです」。
12レース
並び 8-1 3-7-4 6(単騎) 9-5-2
レース評
郡司−田中晴は昨日の二次予選でワンツーだった。当然再現有力。取鳥−筒井は同県の絆で本線に挑む。和田も復調気配で怖い
1番 9-5(1.9倍)
金を失った後なのに、11レースと同様に1番人気の9-5の3連単車券で勝負してしまう。
だが、利根輪太郎は過去のジンクスの悪い結果に対して、皮肉を込めて「今回も、1番人気の3連単を買ったので、9-5はないかもね」と競輪仲間に明言する。
「輪ちゃん、嫌なこと言うね」と9-5から大金を賭けて勝負した競輪仲間の勝負師たちが不快は表情を浮かべるのが、それは当然のことだった。
だが今回のレースでも、輪太郎は結果的にジンクスに翻弄される。
いずれにしても、1番人気の9-5は絶対ではなく、9-5の他に2番人気の9-3の3連単を押さえに買うべきレースであったのだ。
輪太郎は、11レースで1番人気の3連単で車券を外したのに、あえて12レースもジンクスに挑むのは、誠に愚かでもあった。
輪太郎は、今回も<己のジンクス>に翻弄される。
結果
9-3 720円(2番人気)
9-3-1 3,270円(10番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
◎ | 1 | 9 | 郡司 浩平 | 11.7 | 捲 | 中団B捲る | ||
× | 2 | 3 | 取鳥 雄吾 | 1/4車輪 | 11.8 | 逃 | B | 捲られ逃残 |
注 | 3 | 1 | 和田 圭 | 1/2車身 | 11.3 | 切替え中割 | ||
△ | 4 | 7 | 筒井 敦史 | 1/4車輪 | 11.7 | 追走で一杯 | ||
○ | 5 | 5 | 田中 晴基 | 1車輪 | 11.6 | 追走に苦戦 | ||
6 | 4 | 田尾 駿介 | 3/4車身 | 11.8 | ライン続く | |||
▲ | 7 | 2 | 田中 誠 | 1/2車身 | 11.3 | 前にはぐれ | ||
8 | 8 | 佐藤 一伸 | 5車身 | 11.5 | 捌かれ後退 | |||
9 | 6 | 藤木 裕 | 9車身 | 12.4 | 単騎で苦戦 |
戦い終わって
ホーム前に先頭に立った取鳥雄吾がペースを握る。共に仕掛けた郡司浩平は一旦中団に入ってからの捲り勝負。最後は力で飲み込んで「まずは後ろで粘られたのも、藤木裕さんが単騎で切りに行ったのも想定外。動きは難しくなった。ホームでは自分が番手で粘った方が楽だったが、立直してから行かないとという感じ。最終的に4番手から仕掛けて苦しかったが、最後はぎりぎり何とか。雄吾の先行ペースが上手くて強かった。自分の状態は問題ない」。
2着には取鳥が逃げ粘って「展開が向いて1回でカマシを決めれる流れに。最後は自分の着が分からないくらい必死だった。郡司さんが見えて、直線ではふらふら走り後ろには迷惑を。今日は風が全然なくて、それに救われた。必死だったが、踏み切れて良かった」。
直線で中を伸びた和田圭が3着で決勝進出。「良いコースに入れただけ。でもそれなりにはやれているのかな。今日は風が止んでるけど、バンクは重い。バンク練習ができてなかったから、感覚は掴めていない。いまいちでまだ手探りの状態。でも決勝に乗れて、成績を出しながら戻していくのが1番なので。初日はきつくてやばかったが、日に日にの感じ」。