取手市内にもあるカシワ(柏)の古木

2022年07月15日 12時23分51秒 | 社会・文化・政治・経済

カシワ(柏、槲、檞、学名Quercus dentata)は、ブナ目ブナ科の落葉中高木。

日本・朝鮮半島・中国の東アジア地域に分布しており、痩せ地でも生育し、海岸で群落になっているところもある。葉は、かつて料理を盛るために使われ、端午の節句の柏餅を包む葉としても知られる。

でも葉が落葉せずに枝に残ることから、日本ではが宿る縁起木とされている。

名称[編集]

和名カシワ語源は、炊事に使う葉という意味で、食べ物を盛り付けたり、あるいは蒸したりするときに食べ物を包むのに使われた葉のことを炊葉(かしきは)といったことによる

カシワの葉は、食べ物を盛ったり、小豆餡入りの餅を包んで柏餅にして使われる

別名では、ホソバガシワ、タチガシワ、オオガシワなどともよばれる。

英語では Japanese Emperor Oak(ジャパニーズ・エンペラー・オーク)、Kashiwa Oak(カシワオーク)、Daimyo oak(デミオーク)、フランス語で chêne de Daimyo(シェン・ド・デミオ)などと称する。

日本では漢字で「柏」と書くことが多いが、漢字の語源から言うと、柏の字の旁の「白」は色の「しろ」ではなく、球果(松かさ状の果実)をかたどった象形文字で[要出典]、中国で「柏」は、ヒノキの仲間の針葉樹を意味し、コノテガシワシダレイトスギイブキサワラアスナロなどの針葉樹の総称である[5]。戦前の植物学では、イチイ科からヒノキ科までの針葉樹は「松柏綱」と呼んでおり、「松柏類」は針葉樹のマツ類と広葉樹のカシワ類という意味ではない

現代中国語ではヒノキ科を柏科という。漢詩などでは、「柏」が常緑樹であることから、変わらないことの比喩に使われる。

分布・生育地[編集]

日本北海道本州四国九州および、南千島朝鮮半島中国に分布する

痩せた土地や乾燥地でも生育することから火山地帯や海岸などに群落が見られることが多い。

形態・生態[編集]

落葉広葉樹高木で、樹高は10 - 15メートル (m) ほどになる。雌雄同株

は大きく、枝先に集まって互生葉縁に沿って丸く大きな鋸歯があるのが特徴。新葉には軟らかい毛が密生する

花期は5 - 6月

果期は10 - 11月でドングリクヌギに似て丸く、殻斗は先がとがって反り返る包が密生する。

秋に枯れた葉は、春までついたまま、新芽が出るまで落葉しない


取手の巨木・名木

2022年07月15日 12時21分22秒 | 社会・文化・政治・経済

市内には高源寺の地蔵ケヤキや龍禅寺のキンモクセイなどをはじめとする多くの巨木・名木があり、毎年人気となっている市主催の巨木・名木めぐりツアーを実施しています。また、市制施行40周年にあわせて取手市緑化推進委員会が発行した冊子「取手市の巨木と名木」が現在も水とみどりの課の窓口で販売されています。

高源寺の地蔵ケヤキ(茨城県指定天然記念物)

樹齢1600年の欅(けやき)の大木です

茨城県指定天然記念物(昭和14年3月6日指定)
高源寺境内(こうげんじけいだい)には、樹齢1600年、目通り10メートルという欅(けやき)の大木があります。幹の根元のほら穴には、子育て地蔵尊が安置されており、安産・子育てにご利益があると言われ、多くの人が参詣します。

龍禅寺のキンモクセイ(市指定保存樹木)

日本一のキンモクセイである可能性も?

龍禅寺境内にあるキンモクセイは6分岐で幹回り5メートル72センチ、主幹2メートル3センチあるそうです。2011年12月現在のデータでは、静岡県三島市にある三嶋大社(みしまたいしゃ)のキンモクセイが幹周り4.98メートルで全国一とされていましたが、米ノ井(こめのい)の龍禅寺のキンモクセイの株立になった幹周りの合計は5.79メートルあり、全国一の可能性もあるそうです。

秋になると、キンモクセイの花の香りが漂い、秋の深まりを感じさせてくれます。

「取手市の巨木と名木」

市内の巨木や珍しい樹木である名木が掲載されている本です

この本は、平成20年度に巨木調査ボランティアの皆さんと、取手市役所水とみどりの課職員が、市内の巨木や珍しい樹木である名木を調査した成果をまとめたものです。

市内を10エリアに分け、114本75樹種を写真やイラスト、解説で紹介しています。桜の名所12選、紅葉の名所7選など季節の見所なども掲載しています。

この本が樹木観察を始めるひとつのきっかけとなり、取手市に対する親しみを深め、皆さんに自然環境の重要性を考えていただきたいと思います。ぜひご一読ください。


人間向上の知恵

2022年07月15日 08時02分16秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 

内容(「BOOK」データベースより)

人間はどんな壁にぶつかろうとも、いかなる逆境にあおうとも、それを乗り越え、克服することができる。その力は、すべての人間に内在する信念によって与えられる。
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前向きに建築的に日々の生活や人生を送るための、心構えを学ぶことができる素晴らしい本です。心配性の人にお勧めします。きっと人生が変わりますよ。
 
 
 
 
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「人生に、奇跡を起こせ! 」
エジソン、アイゼンハワー、レーガン……各界著名人に多大な影響を与えた全世界2000万部のベストセラーが新訳で登場!
著者のノーマン・V・ピールは、デール・カーネギー、ナポレオン・ヒルと並ぶ自己啓発の御三家と言われており、「ポジティブ・シンキング」という言葉を初めて使った人とてしても知られている。 人生には〝運〞というものもあるのかもしれない。 しかし一方で、こうした運をコントロールし、左右することができる「心構え」と「原則」もある
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ある意味、人生には〝運〞というものもあるのかもしれない。
しかし一方で、こうした運をコントロールし、左右できる「心構え」や「原則」もある。
(1)問題を追い払う方法を学ぶ
(2)精神が問題に屈するのを拒む
(3)考え方を通じ、積極的な力を手に入れる
これらを実践すれば、あらゆる問題を乗り越えることができる。(「はじめに」より抜粋)
 

内容(「BOOK」データベースより)

ある意味、人生には“運”というものもあるのかもしれない。しかし一方で、こうした運をコントロールし、左右できる「心構え」や「原則」もある。
問題を追い払う方法を学ぶ、精神が問題に屈するのを拒む、考え方を通じ、積極的な力を手に入れる。これらを実践すれば、あらゆる問題を乗り越えることができる。「ポジティブ・シンキング」はここから始まった―デール・カーネギー、ナポレオン・ヒルと並ぶ自己啓発の御三家、ピールの古典的名著が、新訳で登場。

著者について

1898年5月31日生まれ。牧師。1932年から引退までの50年以上、ニューヨークにあるマーブル協同教会の牧師を務めた。1952年に出版した『積極的考え方の力』が米国で大ベストセラーに。この本は41か国語で翻訳され、世界で2000万部。ラジオやテレビ番組のホスト、週刊誌『ガイドポスト』を主宰、人々の精神に多大な影響を与えた。93年12月24日、クリスマスイブに逝去。95年の生涯を閉じた。
【訳者】月沢李歌子
津田塾大学卒業後、外資系証券会社勤務を経て翻訳家に。『ラテに感謝』『感動をつくる』(ダイヤモンド社)がある。
 
 
 
こちらの著者のお話をトランプ大統領が教会で直接聞いていたそうです。

感想は・・・・

「あまりに素晴らしい話で、教会から出たくなかった」との事(笑)

内容は、現代の自己啓発書籍のベースとなる様な内容です。

元気になれる心の持ち方を分かりやすく書いてあります。
 
 
 
トランプが影響受けたということで気になってたので読んでみましたが、世界的ベストセラーだけあると感じました。

色々な啓発本の中でも実生活での幅広い事柄に書いてあり良い本だと思いました。
何か考え事が出た時にさっと調べられる感じです。
使いやすいのが良いのかも。
並び称されているナポレオン・ヒル、デール・カーネギーもすごく良かったですが、ちょっと読むのがしんどいと感じたので、この本の良い意味での軽さは好みでした。
自分はこの本が基本で、もう少し具体的な解決方法が必要な時に違う本を読む感じになりました。

キリスト教がベースになっていますが、神様仏様をぼんやり信じられる人であれば対応できると思います。
宗教、信仰心とかを嫌う人にはちょっと厳しいかもしれないです。
 
 

ワクワクする感じがしました。常識的な事が書かれているのに、自分なりの日々のいき方を変えてみたいと感じます。途中、読むにつれて、自分も人もを許してもよいかなと思うと、日々の小さな時間も大切にしたい、優しくなりたいと感じられました。読み終えた時には著者にお手紙を書きたい気持ちになりました。また忘れたら何度も読みたい本でした。
 
 
ノーマン・ヴィンセント・ピールさんの本は世界中で読まれていますが、長く愛されるだけあって愛の溢れる内容です。積極的なポジティブ思考がどれほど、生きていく上で大事なことかを教えてくれています。何度もよみかえしたい本です。
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

【阪神】マルテ離脱→ロドリゲス加入も OB柏原純一が提言「外国人野手依存は得策ではない」

2022年07月15日 07時58分56秒 | 野球

配信

東京スポーツ

 
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「61億K必要」“K”=献金集めるよう指示する内部文書入手 謎の“M作戦”も “統一教会”元信者が語る第4弾 富山

2022年07月15日 07時47分36秒 | 事件・事故

7/14(木) 20:21配信 チューリップテレビ

安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、逮捕された男の母親が旧統一教会に献金した金額は1億円に上るということです。なぜ家庭が崩壊するまで献金に走るのでしょうか。そこには精神をコントロールする巧妙な手段があることが元信者の証言でわかりました。献金を示す隠語は「K」、そして謎の「M作戦」とは。元信者が語る第4弾です。

【写真を見る】「61億K必要」“K”=献金集めるよう指示する内部文書入手 謎の“M作戦”も “統一教会”元信者が語る第4弾 富山

信者だった当時、旧統一教会から手に入れた品々。

元信者の女性:
「献金をすると、こういう物がもらえるという…」

210万円の献金と引き換えにもらった印鑑に…

元信者の女性:
「まことの夫婦になれたしるしというか…」

教団の金の指輪。県内に住む女性は、旧統一教会におよそ10年間入信していました。女性が見せたのは教団の内部資料です。

そこに書かれていたのはアルファベットの「K」。

記者:Kっていうのは何ですか?
元信者の女性:
「献金、お金のことだと思います。はっきり献金とかお金っていうのは露骨に出せなかったのかな」

「K」は献金を示す隠語で「61億K」と記されていました。

元信者の女性:
「ヨイドを守るために61億献金が必要」「献金がない、と嘆く人は問題。もうここでお金がないと嘆く人は問題だと。乞食をしてでもやらなければならない。今は超非常緊急事態である」

内部資料には61億円もの献金が必要だと書かれていました。

さらに、別の隠語も。その名も、「M作戦」。

記者:Mっていうのは?
元信者の女性:
「マナのM。高麗人参のことをマナって呼んでいたので。売るための作戦ですね」

「M」は教団が売る1瓶7万円の高麗人参の濃縮液を指します。「M作戦」と題して、それを全国で毎月2万個、富山地区だけで192個を売るノルマなのです。

元信者の女性:
「1瓶が7万くらいするものをセットで売る。体の都合の悪い人を呼んで健康相談というのをやるんです。高麗人参をすすめて、これを飲めば治ると。これをしなければ自分は悲惨な目に遭うとか、恐怖観念といいますかね…」

高麗人参を売るときに歌っていた歌もあります。

アテレコ:
「どんなに苦しい時だって、お父様のことを思い出せば涙と力があふれてくるの。一本が十本に、百本が千本に増えるように。神の国を築くために」

当時、女性は統一教会の活動にのめりこみ周りが見えなくなっていたといいます。

元信者の女性:
「(教祖)文鮮明氏が釣った魚のウロコなんです。メシア(救世主)が釣った魚のウロコ。お守りにして持っていたと思います」

なぜそこまで熱狂していたのか。女性が入信したのは1990年代、「家庭を円満にするための勉強会がある」と友人に誘われたのがきっかけでした。

元信者の女性:
「創造原理からというのがまず初めの勉強で…」

世界の成り立ちや人間の心理などを説明するビデオを見せられたあと、繰り返し講義を受けていくうちに、次第に心が支配されていったといいます。

元信者の女性:
「人間は罪をもって生まれてきているので、メシア(救世主)がいないと助からない。どうしたらじゃあ助かるのかといったところで、初めてこれを助けてくれるのはメシアである文鮮明氏だと言われるんです。その文鮮明氏というのは統一教会だということを言われるんですね」

そのころには、何も疑問を感じなくなっていたといいます。

元信者の女性:
「すごく感銘をうけてしまった。確かに人間にはいい心と悪い心があるとか、なんとなく漠然と感じていたものがはっきり見えてくるというか」

元信者の女性:
「(信者は)まじめな方がすごく多い。まじめで熱心な方が多かったですね」

女性は10年間で、1000万円近くを献金しました。財産を失い、夫とも離婚、家庭が崩壊することに。

元信者の女性:
「統一原理というものが体に染み付いてしまったといいますかね。そういうものが入ってしまったことかなと。一度そういうことを勉強するとなかなか抜け出せないと思うし、いったんやめたところでずっとそれが心に残っているので」

安倍元総理銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者の母親が、旧統一教会に1億円も献金していたとみられることがわかりました。

自己破産し崩壊した山上容疑者の家庭。

元信者の女性:
「自分がマインドコントロールされているという自覚はなかった。私は違う、ちゃんと自分の意思でやっていると思っていたので」

元信者の女性は「山上容疑者の母親の心境と同じだったかもしれない」と話します。

チューリップテレビ

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【阪神】マルテ離脱→ロドリゲス加入も OB柏原純一が提言「外国人野手依存は得策ではない」

2022年07月15日 07時43分08秒 | 野球

7/15(金) 5:15配信 東スポWeb

新戦力のロドリゲスだが…(東スポWeb)

【柏原純一「烈眼」】阪神が巨人に連勝した13、14日の戦いで「一塁」が注目スポットになった。13日に右脚故障から復帰したジェフリー・マルテ(31)が復帰戦で故障を再発させ、14日に再び登録抹消。直前にそれまで一塁を守っていた主砲・大山悠輔(27)もコロナ感染の濃厚接触者になり、登録を抹消していただけに、打力が見込める2人が不在となる事態は、首脳陣にとっては〝想定外〟だったはずだ。

 ただ、そんななかでもこの2試合を「勝ち」で終えたことは大きい。急きょ、一塁で起用した糸原健斗(29)も打球を直接処理する機会はなかったが、内野手の送球を幾度となく受け、結果、チームとして無失策で終えた。次戦以降、一塁起用されたとしても、さらに落ち着いて臨めるはずだ。

 もともと高いとはいえない得点力を考えれば「一塁手」に、やはり長打力に秀でた打者を使いたい気持ちは、もちろん理解できる。ただ、先発・中継ぎともに防御率2点台の計算できる投手陣がいるのであれば「戦い方」はその限りではない。不運な抹消で離脱中の大山が戻るまでには、そんなに時間はかからないだろうし、大山が「一塁」に復帰さえできれば、6月14勝8敗1分けと好調だったときの試合運びは十分に可能だ。

 今後の上位進出を見据えたとき、もう「外国人野手」に依存した起用方針はもう得策ではないように感じる。マルテは長期離脱となったが、もう1人いる。一塁を守る外国人選手として、新たにアデルリン・ロドリゲス(30)が加わり、ファームでの実戦調整を終えれば、いずれは一軍で起用されることだろう。

 ただし、残り試合を考えれば〝テスト〟に割ける打席は多くない。余程のインパクトを残さない限り、常時スタメンの可能性が低いのであれば、外国人抜きの〝和製オーダー〟を軸に残り試合を戦うのも一考だ。

 14日にはロハス・ジュニアが7回にダメ押し弾を放つなど、助っ人選手の「長所」が出た形だが、その逆の側面も頭に入れておくべきだろう。ロハスにしても、ロドリゲスにしても決して、守備力は高くはない。東京ドームや神宮、横浜など、本塁打が出やすい球場に限るなど、起用法にも工夫が必要だ。3連戦で巨人の左翼・ウォーカーが再三、拙い守備を見せていたが、これは〝対岸の火事〟ではない。

 質量ともにレベルの高い投手陣が控えているだけに、接戦で打撃が専門の外国人選手の「守備力」が明暗を分ける形で、白星を逃がす展開だけは避けたい。本拠地・甲子園は本塁打が出にくく、外野天然芝、内野が土の脚力が必要なグラウンド。自分たちの「庭」に沿った戦い方こそが、最も残り試合で白星を数多く拾える方策のような気がしてならない。

(野球評論家)

東京スポーツ

 

 

 


霊感商法

2022年07月15日 07時32分42秒 | 事件・事故

霊感商法とは、霊感があるかのように振舞って、先祖の因縁や霊の祟り、悪いカルマがあるなどの話を用いて、印鑑・数珠・多宝塔などを法外な値段で商品を売ったり、不当に高額な金銭などを取る商法である。

警視庁などでは悪徳商法の一種として定義している。

地鎮祭の費用、先祖供養の祈祷料など、いわゆる伝統的なものとして「社会通念上認められているもの」については、除外されることが多い。

概要
霊感商法では、人の不幸を巧妙に聞き出し、霊能者を装った売り手が、その不幸を先祖のたたりなどの因縁話で説明する。そして「この商品を買えば祖先のたたりは消滅する。」と効能を訴えたり、「このままだともっと悪いことが起きる」などと不安を煽り、相手の弱みに漬け込んで、法外な値段で商品を売りつける。扱われる商品としては、主に壺や多宝塔の美術品を初め、印鑑、数珠(念珠)、表札、水晶などがある。

「この商品を買えば幸運を招く」と謳って商品を売る商法はかねてから「開運商法」などと呼ばれていたが、1980年代に世界基督教統一神霊協会(統一教会/統一協会)の信者らによるこの種の商法が問題となった際に、『しんぶん赤旗』が「霊感商法」という言葉で報じ、以後この呼称が広く使われるようになった。

1978年(昭和53年)頃から、先祖の霊が苦しんでいるとか、先祖の因縁を説かれ、高価な印鑑、壺、多宝塔等を購入した多くの者が、国民生活センターや各地の消費生活センターに苦情を寄せるようになった。

1986年(昭和61年)には『朝日ジャーナル』が「霊感商法」批判記事を連載した。1980年代以降、国会でも社会問題として度々取り上げられ、日本国政府に対策が求められた。

霊感商法の被害者らは、損害賠償を求めて訴訟を起こしたが、長らくは和解に終わるケースが多かった。しかし、1993年(平成5年)の福岡地裁における判決で、信者らの不法行為に対して統一教会/統一協会自体の使用者責任が初めて認定されて以降、教団の責任を認定する判決が複数確定している。

それでも、統一教会/統一協会自体によるものや、その他の団体による霊感商法は続いているとしばしば報じられている。

被害額上位の事件一覧
名称 被害者数 被害額 摘発/破綻時期
世界基督教統一神霊協会
(現・世界平和統一家庭連合) 3.2万人 1,237億円
(~2021年時点[8]) 被害継続中
法の華三法行 2.2万人 950億円 2000年
神世界 数千人 250億円 2011年
世界基督教統一神霊協会(統一教会)の霊感商法
「世界基督教統一神霊協会#霊感商法」を参照
誕生の経緯
世界基督教統一神霊協会(現・世界平和統一家庭連合、統一教会/統一協会)の元信者の証言によると、効能を謳って販売し薬事法違反に問われ販売に行き詰まっていた高麗人参や統一教会/統一協会系企業である韓国の「一信石材」から大理石の壺を輸入し、美術品として販売していたが、売り上げが伸びなかったため今後は教義を使って販売することになった。

それまでの体質改善をアピールするトークに代え、「壺は霊界を解放するため」とか、“救いのためには血統を転換しなければならない”という教団の教義を使い、「高麗人参は血を清めるため」というように体系化し、基本トークを作り上げた。

トークの体系化によりそれまで5、6時間かかっていた販売時間が2、3時間に短縮され、3日間ぐらいの展示会で1億円から2億円(悪いところでも5千万円)の売り上げがあった。

この展示会を毎日のように北海道から九州まで行い、1983年から1984年までの間は、韓国の教祖文鮮明のもとに100億円を送金する月まであったとされる。

国会での議論
国会でも霊感商法問題は何十回も取り上げられ、警察庁の刑事局保安部生活経済課長が「でもこの種の商法というのは人の弱みといいますか、人の不安につけ込むというもので、悪質商法の中でも最も悪質なものの一つということで、全国の警察に繰り返し厳しく取り締まるように指示をしておるところでございます。その結果、この数年間で13件検挙した事例が出ております。各種の法令を適用して検挙しておる実態でございます。」と答弁した。

また原価の10倍から数百倍もの法外な値段で売ることがマニュアルで指示されていたことも語られている。

法的解釈
法的にみれば悩みや苦しみを抱えている者などに対して、霊界など科学的な根拠もないことを言って勧誘したり、霊視を口実に人を集めたり、演じたりなどして(人の宗教心や超自然的なものへの畏れなどを利用して)高額な金銭などを支払わせた相手方に対しては、1.公序良俗に違反する違法な行為(民法90条)、2.詐欺・強迫にあたる行為(民法96条)、3.不法行為(民法709条(大阪地裁平成10・2・27判決)により、代金の返還・損害賠償請求ができる。

相談事例・被害報告
全国霊感商法対策弁護士連絡会の1987年から2021年までの資料によると、霊感商法による物販や献金や借入などによる「被害件数」は3万4,537件で「被害総額」は約1,237億円に上る。

最も被害件数が多いのは1990年で2,880件、最も被害額が多いのは1987年で約164億円であった。物販には壺・印鑑・朝鮮人参濃縮液などが用いられている。

安倍晋三銃撃事件を受けて教団は記者会見を開いて、2009年にコンプライアンスを強化して献金を見直して以降トラブルはないと主張しているが、全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、2021年時点で霊感商法の被害総額は約3億3千万円、そのうち献金・浄財の被害額は約8,800万円に上っている。

統一教会/統一協会の霊感商法などをめぐる動き
1984年6月10日 - 霊感商法のマニュアルや資金の流れなど、統一教会/統一協会の内幕を暴露した手記を掲載した『文藝春秋』1984年7月号が発売された。
12月 - 『朝日ジャーナル』(12月5日号)が「霊感商法」の追及キャンペーンを始めた。


1986年12月23日 - 通商産業省(以下通産省、現経済産業省)の消費者トラブル連絡協議会において、同省が受け付けた霊感商法に係る相談事例の手口を公表し、参加11団体に注意喚起を要請した。
1987年1月 - 全国で1年以上のトーカーとしての経験を積んだ者が集まったトーカー修練会を開催。当時統一教会/統一協会の伝道局長であった桜井設雄が、トーカーの人事異動を発表した。
3月 - 日本弁護士連合会(日弁連)が霊感商法問題の調査を始めた。
3月2日 - 統一教会/統一協会は東京都総務局行政部指導課から霊感商法問題につき信者に対して指導するよう指示を受け、「ハッピーワールド」に対して、委託販売についての自粛を要請した。
3月19日 - 通産省が社団法人「日本訪問販売協会」の幹部に対し、同協会の会員になっているハッピーワールドと「世界のしあわせ」に対し、倫理綱領違反がある場合には同協会として処分を行うように指示した。
3月25日 - 通産省の消費者トラブル連絡協議会において、同省が受け付けた霊感商法に係る相談事例の手口を公表し、参加11団体に対し注意喚起を要請した。
4月 - 有田芳生が『朝日ジャーナル』の「霊感商法」批判キャンペーンに加わった。
4月6日 - 霊感商法に関わる「ハッピーワールド」と「世界のしあわせ」に対し事情聴取及び訪問販売法の遵守について通産省が指導。この日を含め3回指導。
4月30日 - 「ハッピーワールド」、「世界のしあわせ」が日本訪問販売協会幹を自主退会した。
5月 - 「霊感商法」被害の救済のために全国の約300名の弁護士による「全国霊感商法対策弁護士連絡会(略称「全国弁連」)」が結成された。
5月1日 - 「ハッピーワールド」が関連業者に「1987年3月末で『霊感商法』と誤解されるような販売は止めるように」と通達する。厚生省、通産省、国民生活センター にも以後、自粛するという旨を報告した。
5月15日 - 衆議院の法務委員会で警察庁刑事局保安部生活経済課長が霊感商法について、「悪質商法の中でも最も悪質なものの一つということで、全国の警察に繰り返し厳しく取り締まるように指示をしている」と答弁した。
6月3日 - 大阪府立労働センターで「霊石愛好会」の集会が開催。ワイドショーなどで霊能者として出演をしていた慈雲法師(本名:青木慈雲)が悟りや奇跡を呼ぶとして多宝塔の功徳を説き、「霊感商法」を擁護した。
6月6日 - 「霊石愛好会」が東京で「霊石感謝、真実の声、全国代表者大会」を開催した。
8月 - 統一教会/統一協会が「霊感商法」批判に対抗するために、教団の婦人信者を集めて、霊石(壷や多宝塔)を授かったことを感謝しているという「霊石愛好会」を作り、「霊石に感謝する集い」を各地で開催したり、自らの道場で壷・多宝塔を授け、販売という形でなく献金という形でお金を受け取った。
1988年1月7日、8日 - 霊感商法における多宝塔等の販売担当者を対象とした「全国トーカー修練会」が開催。前年に霊感商法を自粛することを教団側が公表していたにもかかわらず、教団の伝道局長、桜井設雄が信者たちに経済活動を奨励する講話をした。


1992年8月 - 韓国ソウルの3万組国際合同結婚式に桜田淳子、山崎浩子、徳田敦子の有名人が参加することで世間の注目を浴び、統一教会/統一協会の霊感商法問題を初めとする問題がマスコミで批判された。
1993年 - 山崎浩子の失踪事件についてインタビューされていた神山威会長が、霊感商法について質問された際に、「日本は法治国家だから、裁判で決着をつけましょう」という旨の発言をした。
9月17日 - 『週刊文春』が「統一教会系病院、命を弄ぶ霊感商法」というタイトルで統一教会/統一協会系の病院の医療のあり方を批判。

その後、記事で批判された医師はこの記事を名誉毀損で訴えたが、1997年2月24日、東京地裁は「医学界においても異論があり、また、癌でもないのに癌の判定をする結果につながりがちな腫瘍マーカー総合診断法に基づき…患者の不安をあおりたて、その不安に付け込んで本来不要で、かつ高額な費用負担を要する治療を行っていたということができる。」と認定して、医師の請求を棄却。東京高裁の1998年1月28日付判決、最高裁の同年7月16日付判決で確定。
1994年5月27日 - 福岡地方裁判所において、霊感商法をめぐる裁判で「信者らと教団は実質的な指揮監督関係にあり、信者が献金勧誘行為が教団の教義である万物復帰の実践として理解していたことや献金がいずれも教団に帰属していることなどからみて、原告らに対して不法行為責任を負う」として損害賠償を命じた初めての判決が出た。1996年2月19日、福岡高裁への統一教会/統一協会の控訴が棄却。

1997年9月18日最高裁判所も統一教会/統一協会の上告を棄却し、慰謝料も含めて3,760万円の支払いを命じた高裁判決が確定。
1996年3月 - 東京都生活文化局が「霊感・霊視商法等に関する実態調査報告」をまとめた。
1997年2月6日 - 東京の「青春を返せ訴訟」において、証人として小山田秀生4代目会長が教団元トップとしては初めて出廷し、霊感商法等は信者たちが勝手にやったことなどと証言。
1999年3月 - 日本弁護士連合会が「宗教的活動にかかわる人権侵害についての判断基準」を公表した。
3月11日 - 教団の上告を最高裁が棄却し、信者による霊感商法と同一の方法による献金の強要に関し、教団に対し、使用者責任を認め、献金相当額と慰謝料を支払いを認めた東京高裁判決(平成10年(1998年)9月22日)が確定。
2009年11月10日 - 統一教会/統一協会信者による「新世」事件の裁判で、東京地裁は被告に対し「高度な組織性が認められ、犯情は極めて悪い」として、特定商取引法違反により懲役刑などを言い渡した。

霊感商法の関係者が同法で懲役刑を受けるのは全国初[20]。
2010年3月19日 - 全国霊感商法対策弁護士連絡会が前年1年間における統一教会/統一協会が行った霊感商法の被害状況を公表。それによると、相談だけで1100件、37億4000万円にのぼり、とりわけ資産家女性を狙ったものが急増したという。