7/9(土) 18:10配信 読売テレビ
安倍元首相銃撃 山上徹也容疑者の供述は 「母が宗教のめりこみ家庭生活がめちゃくちゃになった」
安倍元総理大臣銃撃事件で、現行犯逮捕された奈良市内の容疑者の自宅前から最新情報です。(報告:尾坂記者)
山上容疑者の自宅マンションには、9日午後2時すぎに捜査員が訪れ、事件との関連は分かっていませんが、シルバーバイク1台を押収する様子がみられました。
8日は、家宅捜索の際に「爆発の危険性がある」として、住民が一時避難しましたが、9日は、目立った混乱は起きていません。
奈良県で選挙応援中の安倍元総理大臣が銃で撃たれ、死亡した事件で、逮捕された山上徹也容疑者は、警察の調べに対し「宗教団体のメンバーを狙おうとしたが、難しいと思い、安倍元総理を狙った」などと供述していることが、新たに分かりました。
宗教団体については「母親が団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭生活が、めちゃくちゃになった」などと話していて「宗教団体のメンバーを狙おうとしたが、難しいと思い、安倍元総理を狙った」という趣旨の供述をしているといいます。
また、奈良県警によりますと、山上容疑者は自宅の最寄り駅、近鉄電車の新大宮駅から事件現場近くの大和西大寺駅まで、電車に乗って移動していたことが、防犯カメラで確認されたということです。
問題となっている警備体制については、今後の警備に支障をきたすとして、奈良県警は詳しい説明を避けていますが「問題があったかについては確認を進める」としています。
一方、山上容疑者が今年5月まで勤務していた工場の責任者が、NNNの取材に応じ、当時の勤務態度などについて語りました。
山上容疑者が勤務していた工場の責任者「働き始めて半年くらいは、非常におとなしくて良好な勤務態度だったという報告を受けていまして、ただ半年くらいたったころから、作業を手順通りに行わないという事例が散見されるようになって、それを注意しても、なかなか聞き入れてくれない。厳しく叱責すると反抗的な態度をしめすようになった。徐々になれてくるに従って、わがままな態度をしめすようになった」
山上容疑者は今年4月、体調不良を理由に退職を申し出たといい、5月に会社を辞めたといいます。
午後6時から、奈良県警の本部長が記者会見を開くということが、先ほど、発表されました。警備体制や事件の概要について話しをするとみられます。