地理の魅力

2022年07月28日 12時13分26秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽幸・不幸を決めるのは周囲の状況ではない。
わが境涯であり強い一念だ。
境涯とは ―人がこの世に生きていく上で置かれている立場、地位。境遇。

▽艱難を断固と越えてゆく源泉は、勇気と生命力、執念である。
艱難(かんなん)とは―困難に出あって苦しみ悩むこと。

▽人は溌剌(はつらつ)たる者の好意を寄せる―ゲーテ

▽地理の魅力
何気なく食べているものや目にしている風景など、私たちの文化は思いがけないほど多くの要素が絡み合ってできています。それだけにどんなテーマでも地理学の研究に落とし込める懐の広さが魅力です。
また、自分の目で見て、聞いて、感じて学ぶフィールドワークは常に新しい発見に満ちています。

▽子どもたちは、地理を通して、違いを認め合い、分かち合い、助け合おうという<おもいやりの心>を育んでほしい。

▽各種コンクールへの挑戦は、「考える力」「表現力」「集中力」など、さまざまな<人間力>を養い、子どもたちの新たな可能性を開く契機にもなる。

▽子どもたちを育む上で大切な点は「良い刺激を与え続け、良い思い出をつくってあげること」である。

▽前向きに課題に取り組む姿勢。自ら計画を立てる自主性、規則正しい生活を送る自立性も求めれる。

▽事故に遭わない、事故を起こさない―安全を意識した具体的な行動。
油断は大敵。
細心の注意を払い抜くことだ。

 


平和の文化を育む

2022年07月28日 11時37分35秒 | 社会・文化・政治・経済

平和を持続可能なものとするためには、私たち人間自身の価値観や行動そのものえを変革するしかない。

国連をはじめ国際社会は、「戦争と暴力の文化」から「平和と非暴力の文化」へと、<人間の価値観や行動>そのものを変革していく努力が必要として、「平和の文化」を築いていくための取り組みを開始した。

例えば、私たちの日常でも、他人と意見が対立することがある。
その際に、相手を軽蔑したり、暴力を使ったりして、解決を図ろうとすれば、憎しみや禍根が残ってしまう。
 
当たり前のように聞こえるかもしれないが、そのようにならないための生き方を身に付ける必要がある。

「平和」の対局にあるのは、戦争や武力紛争だけではない。

家庭内暴力や暴言、いじめなど、生命の尊厳や安全を脅かす全てのものが「平和」の対局ある。

その意味で、誰もが当事者として「平和の文化」を育んでいきたい。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」ユネスコ憲章の前文に引用されている。

一人一人の心の変革、考え方の変革こそ、「平和の文化」を育むカギであるのだ。

「他者を尊重する」「他者に寛容になる」そのためには、互いを敬い、慈愛と共感をもって触れ合う中で、平和や非暴力を当たり前にしていくことだ。

具体的な対話、教育、そして人と人とのネットワークを広げるるなど、私たち一人一人のたゆみない努力が必要である。


世界基督教統一神霊協会に関する質問主意書

2022年07月28日 11時34分22秒 | 社会・文化・政治・経済

第129回国会(常会)

質問主意書

 

質問第九号

世界基督教統一神霊協会に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成六年六月二十三日

 

北村 哲男   


       参議院議長 原 文兵衛 殿

 


   世界基督教統一神霊協会に関する質問主意書

 一昨年、新体操の元オリンピック選手の山崎浩子さんや女優の桜田淳子さんら芸能人の入・脱会騒動で世間を騒がせた統一協会(世界基督教統一神霊協会=教祖文鮮明)は、霊感商法をはじめとして、宗教団体としてあるまじき様々の反社会的事件を引き起こしていることはよく知られている。

去る五月二十七日に福岡地裁は全国で初めて統一協会の霊感商法に対する損害賠償請求訴訟で原告の主張どおり統一協会の関与と賠償責任を認め、三千七百六十万円の支払いを命じる判決を出した。
 そこで以下の点について質したい。

一、統一協会は霊感商法といわれる詐欺的脅迫的手口によって印鑑、人参液、壷、多宝塔、絵画、呉服、宝石、仏具などを法外な値段で売るなど、信者に違法な資金集めをさせて多くの被害者を生み、社会的に厳しい批判を受け、国会でも追及されたことは周知のとおりである。

全国の消費者センターと弁護団が調べた一九九三年の数字でも被害件数二千百五十三件、被害金額は百二十一億九千二百万円余の巨額にのぼっている。

最近は「HG」(早く現金)といわれる資金集めに力を入れ、土地、建物を担保にとった融資の形で多額の金を詐取する手口が用いられており、なかには億単位の被害も珍しくない。

東京三鷹では一家で五十六億円余をだましとられた例もある。この件を契機にして三鷹市議会では決議が出されている。現在多くの被害者たちが統一協会を相手取って損害賠償請求などの訴訟を起こしている。
 また統一協会に入り、貴重な青春時代を奪われた元信者たちは、その間の損失利益、慰謝料などの損害賠償を求めて全国各地で「失われた青春を返せ」訴訟を起こしている。
 さらに文鮮明教祖によって見も知らぬ相手と組み合わされ合同結婚をさせられた元信者たちは婚姻無効確認を求める訴訟を起こしている。
 統一協会側が従来、第一の霊感商法に対する訴訟では敗訴が明らかなため和解しているケースが多いことを考えると、今回の判決の持つ意味は重大である。これら三種類の訴訟が行なわれているという現実から統一協会は明らかに反社会的な団体であると考えられるが、政府としてはどう判断するのか。

二、統一協会の勧誘方法は、駅頭や街頭などでアンケートや手相見などの手段で接近して人生相談や悩み事相談に乗る形をとり、大学のキャンパスでは原理研究会というクラブ活動の形をとって勧誘しているのが通常である。

統一協会の名を隠し、宗教団体ではないと偽って勧誘するため、学生や未成年者など純粋で真面目な青年男女ほどだまされやすい。

いったん勧誘に応じると、マインドコントロールといわれる方法で信者にされてしまうのである。

このため、大学のなかには入学シーズンに新入生を対象に警告書を配付している大学もある。このようにまず勧誘の仕方からして詐欺的で異常である点からも、統一協会は宗教団体として適格性を欠いていると考えられるがどうか。

三、統一協会は国際合同結婚式、いわゆる集団結婚でよく知られている。一昨年夏にも約三万組の合同結婚式がソウルで行なわれた。結婚相手は本人の意思とまったく無関係に文鮮明教祖の指名によって一方的に決められる。

これはまさに「両性の合意のみに基いて成立」するという憲法第二十四条に反する。

このような結婚は、親、兄弟、親戚も反対し深刻な家庭悲劇を全国各地で起こしている。この点からみても統一協会の反社会性がきわめて強いことは明らかであるが、どのように考えるか。

四、教祖文鮮明は一昨年三月末にわが国に入国した際、通常では入国できないケースであったにもかかわらず、当時の金丸自由民主党副総裁に働きかけ、特別扱いをうけたといわれている。

その背後では信者から集めた多額の資金が政治資金として動いたと指摘されている。

また、統一協会のいわば政治団体であり、統一協会と一心同体の関係にある国際勝共連合は保守系議員の選挙運動の応援を行なっており、とくに当落すれすれの候補や組織の弱い新人あるいはこれはと思う候補のところに協会員を大量に運動員として派遣し、当選すると私設秘書を送り込むなど、政治家との結びつきを強め政界への浸透をはかろうとしている。

私たちは政治改革を最重要課題として取り組んでいる立場からも、こうした政治をゆがめる動きを看過することはできないと考えるがどうか。

五、以上申し述べた点から、統一協会は反社会的な性格の団体であり、本質的に宗教団体とは認めがたい。
 少なくとも宗教法人法にのっとった宗教団体として認めることはできないと考えざるをえない。

従って統一協会には宗教法人法第八十一条に基づく解散命令を含む厳しい措置がとられてしかるべきであると考えるが、政府の見解はどうか。

六、統一協会が霊感商法等の手口で集めた資金は宗教法人法第六条第二項に違反して使用されていると考えられる。

例えば統一協会は株式会社ハッピーワールド名義の新宿教会を担保に同社が韓国第一銀行から借金するにつき連帯保証している。

このような事実を調査の上、同法第七十九条第一項に基づきその事業停止を命じるべきではないか。そのための同条第四項の手続きをとるべきではないか。

七、税務当局者は統一協会信者らの前記の如き資金集めについてどのような調査をしているのか。

八、少なくとも前会長藤井氏が対外的にこの債務が四千億円にのぼることを認めていることにかんがみても、日本法人が集めた資金の大部分がアメリカ合衆国や韓国の文鮮明とその周囲の組織に提供されていると考えられる。

このような多額の資金流出の事態は金融機関や多くの市民の債権回収を不能にすることになると考えられるが、当局はどう対応するのか。

  右質問する。


立憲民主党 旧統一教会「被害対策本部」 霊感商法・多額献金めぐり初会合

2022年07月28日 11時30分34秒 | 事件・事故

7/25(月) 14:42配信 フジテレビ系(FNN)

立憲民主党は、25日、旧統一教会をめぐる霊感商法や多額の献金などの被害を調査する対策本部の初会合を開いた。

立憲民主党・西村幹事長「旧統一教会が本当に多くの被害を出してきたこと、政治として、そして国会として看過できない問題である」 会合では、旧統一教会の問題にくわしい立憲民主党の有田芳生氏が講師を務め、霊感商法や消費者被害の実態について説明したうえで、安倍元首相銃撃事件で逮捕された山上容疑者の背景にも触れ、「2世の被害、家族の被害を国会でとりあげてほしい」と強調した。

一方、西村幹事長は、旧統一教会と党所属議員の関わりについて、今後、実態把握を進める方針を表明した。


旧統一教会が地元メディアに寄託する狙い 報道側はこぞって関連団体イベントを紙面紹介

2022年07月28日 11時24分27秒 | 事件・事故

7/28(木) 9:06配信 日刊ゲンダイDIGITAL

旧統一教会の田中富広会長(C)共同通信社

【安倍元首相銃撃で見えた 統一教会の実態】

 旧統一教会は、地方自治体や地元メディアに寄付や寄託を繰り返し、巧妙に食い込んでいた。

【写真】安倍首相が他国の国葬で“居眠り”疑惑…画像拡散で世界中の笑いものに(2015年)

 2018年1月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の「浜松北家庭教会」は、地元の静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団に3万円を寄託。20年3月と21年3月には岡山家庭教会が山陽新聞社会事業団に、それぞれ12万円と10万円を寄託している。静岡新聞も山陽新聞も当時、自社の紙面で家庭連合側から寄託を受けたことを報じている。

 静岡新聞と山陽新聞は、統一教会の創始者・文鮮明らが設立し、妻の韓鶴子が総裁を務める団体「UPF」(天宙平和連合)のプロジェクト「ピースロード」も、紙面で取り上げている。

 静岡新聞は昨年8月、世界平和を願って全国を自転車で走るイベント「ピースロード」の開催に合わせ、式典と開催の模様を掲載。山陽新聞も寄託があった20年の8月と9月に、イベント開催とピースロード実行委員会が地元市町村に募金を寄付したことを記事にしている。

 なぜ静岡新聞と山陽新聞は、旧統一教会の関連団体のプロジェクトを紙面で紹介したのか。旧統一教会からの寄託とリンクしているのか。

 日刊ゲンダイの取材に静岡新聞は「旧統一教会ということは知らなかった。どういう趣旨で寄託いただいたか、確認しようがありません」と答え、山陽新聞社会事業団は「当時の担当者は疑いを抱いたそうですが、信頼できる方の紹介で、趣旨が『収益金を社会福祉事業に役立てて下さい』ということだったので受けた」と回答した。

■21年の自転車イベントは45のメディアで57回報道

 なぜメディアに寄託するのか。家庭連合広報部に話を聞いた。

「収益の一部を寄託したバザーは地方の教会が行っているもので、地元の一番身近なメディアの社会福祉事業の趣旨に賛同して善意で寄付したと思います」

 北陸を代表する地方紙「北國新聞」も再三にわたって旧統一教会のイベントを後援したり、系列紙の「富山新聞」とともに紙面で旧統一教会の活動を紹介している。同社に旧統一教会との金銭のやりとりについて質問書を送ったが、回答がなかったため、明らかになっていない。

 北國新聞は15年7月と16年8月、ピースロードの歓迎式を後援。16年12月にも「世界平和統一家庭連合の集い『世界が家族になっていく』」というイベントを後援している。メディアが旧統一教会のイベントを後援することを問題視した「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は17年、北國新聞に対し、「統一教会の広報活動に加担していると言わざるを得ない」と申し入れを行っている。

 しかし同社は、申し入れをされた後の21年5月にも「県平和大使協議会オープンカレッジ」を後援。UPFジャパン、国際勝共連合トップの梶栗正義氏の講演内容を31日付の富山新聞で報じた。

 ピースロードの公式HPによると、21年のイベントは大手紙を含む45のメディアで57回報道されたという。

 旧統一教会の「狙い」を全国弁連の代表世話人である山口広弁護士はこう指摘する。

「市町村や地元紙がイベントの後援になると、市や新聞社の施設を借りられるとか、いろいろと便宜を図ってもらえる。寄付をしたり、活動実績をつくれば、花火大会とか清掃ボランティアの集まりに入り込み、そこで知り合った人を勧誘することができます。組織拡大のきっかけになるのです」

 旧統一教会はこうして活動の幅を広げていたようだ。

 

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選挙支援やイベント出席 旧統一教会で首長

2022年07月28日 11時21分18秒 | 新聞を読もう

7/28(木) 7:09配信 時事通信

本村賢太郎市長

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐり、首長の間でも、選挙で支援を受けたりイベントに出席したりなど関わりが明らかになる事例が相次いでいる。

 
 相模原市の本村賢太郎市長は27日、衆院議員だった2018年、後援者の紹介でさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)であった旧統一教会のイベントに国会議員の立場で出席したと記者会見で説明。「軽率だったと反省している」と語った。

 石川県の馳浩知事は26日の会見で、秘書に確認したところ過去に選挙で支援を受けていたと述べた。金銭面の支援はないとする一方で具体的な内容の言及は避け、「ポスターを張っていただく、後援者名簿を書いていただく、集会の動員をお願いする、集会を開いていただく、一般論で言えばこういうことだと思う」と話した。

 富山県の新田八朗知事は20日の会見で、2年前の知事選に絡み、「集会に招かれて話をした」と説明。福井県の杉本達治知事も関連イベントに祝電を送っており、「他の首長も含めて(イベントの)趣旨に賛同しているという話があったので、私費で送ったと思う」と会見で述べた。

 旧統一教会は、安倍晋三元首相銃撃事件で逮捕された容疑者の母親が入会しており、同教会への恨みから犯行に及んだとされる。 

 


旧統一教会と自民党、その関係とは? 安倍晋三氏との距離感の変化は

2022年07月28日 11時18分55秒 | 事件・事故

2022年7月14日 17時36分 東京新聞
 
2009年6月、特商法違反容疑で統一教会の施設へ家宅捜索に入る警視庁の捜査員


安倍晋三元首相銃撃事件で、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=の供述によりクローズアップされた宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」。山上容疑者は、母親が入信後に破産するほどの献金をして家庭が崩壊したため同会への恨みを持ち、同教会とのつながりが深い安倍氏を狙うことにした、などという趣旨の供述をしているという。同会と自民党との関係は、半世紀以上前までさかのぼるとされるが、その経緯や実態はどうなのか。(特別報道部・宮畑譲、北川成史)
◆霊感商法や合同結婚式が社会問題に
 旧統一教会とはどんな団体か。フランスの経済紙「レゼコー」は襲撃事件後、欧米では「カルト宗教」と認識されていると報じた。上越教育大の塚田穂高准教授(宗教社会学)は「活動の基軸はあくまで宗教的理念と実践。その活動の中において多くの問題を抱え、人権侵害や違法行為を積み重ねてきた宗教団体だ。他の宗教一般と同列には扱えない」と話す。
 旧統一教会は教祖の故・文鮮明氏が1954年、韓国で創設した。間もなく日本でも布教活動が行われ、59年には日本の旧統一教会ができた。ホームページによると、教義は文氏が考案した「統一原理」と呼ぶ思想・理論によって、理想の家庭や世界平和を実現する指針を与えるとする。
 宗教学者の島薗進氏は「ある時期までは、『異端のキリスト教』という枠内にあったと思うが、70〜80年代にかけ、非キリスト教化し、同時期に霊感商法に傾いていった」と分析する。島薗氏によると、新興宗教の中では比較的若い人の入信が多く、高学歴の者も少なくなかったという。「現代文明への失望感が背後にあった。また、離婚が増え始め、家族的な道徳基盤を求める人の流れもあっただろう」
 多くの信者を獲得したが、80年代には、先祖供養などを名目につぼや宝石といった高価な品を訪問販売する「霊感商法」や巨額の献金が社会問題に。歌手の桜田淳子氏が92年に信者であることを明かし、教団が配偶者を推薦する合同結婚式に参加したことも話題になった。この合同結婚式は信者の「婚姻の自由を侵害する」として違法と判断された判決も出ている。
 2000年には、旧統一教会系の企業が米国の通信社UPIを買収したこともニュースになった。この企業は米保守系日刊紙ワシントン・タイムズも所有している。
◆理念の近さで「右派政治家と互いに利用」
 旧統一教会が拡大していく過程で見過ごせないのが、政治との関係だ。特に旧統一教会の実質的な政治部門として機能してきたのが、保守系政治団体「国際勝共連合」(勝共連合)だとされる。
 勝共連合は1968年、文氏が韓国と日本で設立した。目的は反共運動。時代は東西冷戦が激しさを増し、米国はベトナム戦争を泥沼化させていた。共産主義の脅威が今より切迫して語られていた。
 初代名誉会長には、右翼の大物で戦後政界のフィクサーと言われ、日本船舶振興会(現日本財団)の会長を務めた笹川良一氏を迎えた。岸信介元首相を名誉実行委員長とする集会も開かれたという。
 塚田氏は「勝共連合の設立経緯から岸信介や福田赳夫といった理念的に近い保守政治家と結び付いていった」との認識を示す。その上で、「今は改憲や家族観、反ジェンダーフリーなどで考えが合致する政治家との距離が近い。団体にとっては理念の実現や運動が守られることへの期待があるのだろう。一方で、政治家は選挙などで支援が得られる。右派政治家と団体がお互いに利用し合う関係になっている」と解説する。
◆第2次安倍政権でさらに接近
 問題となっている安倍氏との関係はどうなのか。
 「各地の紛争の解決に努力してきた韓鶴子総裁をはじめ皆さまに敬意を表します」。昨年9月、旧統一教会の友好団体「天宙平和連合(UPF)」が開いた大規模集会「シンクタンク2022 希望前進大会」に、安倍元首相がビデオメッセージを寄せた。
旧統一教会友好団体のイベントで、ビデオメッセージを送る安倍元首相(「シンクタンク2022」のユーチューブチャンネルから)
旧統一教会友好団体のイベントで、ビデオメッセージを送る安倍元首相(「シンクタンク2022」のユーチューブチャンネルから)

 UPFは文鮮明氏と妻で現在の教団トップである韓氏が2005年に創設したNGOだ。
 安倍氏は「UPFが家庭の価値を強調する点を高く評価します」「偏った価値観を社会革命運動として展開する動きを警戒しましょう」と家族観への共鳴を明示した。
 「積み重ねを経て、ついに隠さなくなった印象だった」。安倍氏と旧統一教会の関係についてジャーナリスト鈴木エイト氏は語る。
 安倍氏は官房長官時代の06年、旧統一教会の違法な勧誘などが問題化する中、UPFの集会に祝電を寄せた際、「誤解を招きかねず、担当者に注意した」とコメントしていた。
 鈴木氏によると、安倍氏と旧統一教会との関係の深まりは、12年に首相に返り咲いて以降になる。憲法改正と長期政権を目指す安倍氏や自民党にとって、「組織票に加え、秘書や選挙の運動員などの人員を提供してくれる旧統一教会は有用な存在だった」。
 安倍氏に限らず、教団関連の行事に出席したり、祝電を寄せたりする自民党議員が続出していたという。「単に容疑者の思い込みで片付けるのでなく、安倍氏と旧統一教会の関係を解明しないと、事件の全容はつかめない」
◆安倍氏ビデオメッセージへの抗議文は受け取り拒否
 全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)の山口広代表世話人は「旧統一教会を宗教団体と一般化してはならない。巧妙、計画的、組織的にカネを集める団体だ」とくぎを刺す。
 09年、旧統一教会の霊感商法に対して、警視庁が強制捜査を実施。教団施設や関連会社が捜索され、幹部らが特定商取引法違反(威迫・困惑)で有罪判決を受けた。山口氏によれば、この事件を受け教団は政治家への働き掛けが不十分だったと総括し、関係強化を図ったという。その時代に第2次安倍政権は重なる。
 11日に会見した世界平和統一家庭連合の田中富広会長は「09年以降は献金のトラブルはない」としているが、霊感商法被害救済担当弁護士連絡会の渡辺博事務局長は「来年5月までに韓国の教団施設建設のため、1人120万円献金せよという大号令が出ている。今もやっていることは変わらない」と話す。
 全国弁連では19年、全国会議員に、旧統一教会関連の行事に参加したり、メッセージを送ったりしないよう要望書を提出した。
 昨年の安倍氏のビデオメッセージに対しては、抗議文を内容証明郵便で送ったが、地元事務所からは返答がなく、国会事務所には受け取りを拒まれた。メッセージは事件の動機の一つとも言われる。
 山口氏は「霊感商法や違法な勧誘で社会問題化した団体に政治家がエールを送ると、警察が手を出しにくくなり、被害を拡大させる」と強調する。
 全国弁連は12日、記者会見を開催。事件の容疑者と同じように、母親が旧統一教会の信者という40代の女性も出席した。女性は一時信者となり、合同結婚式に参加して教団の指示で夫になった男性から暴力を受け続けた。プライバシー保護のため、ついたての中で話した女性は、絞り出すようにこう話した。
 「(事件は)間違っているが、人生を旧統一教会に破綻させられたというのは理解でき、苦しい心情だ。放置されてきた問題が少しでも解決に向かえばと願う」
◆デスクメモ
 宗教団体に限らず、政治家との結び付きを誇示し、広告塔扱いしたい組織・団体は多い。だが本来、支援してくれるならどんな団体でも、というわけには行くまい。ましてあれだけ世間から指弾された団体ならば、安倍氏も知らないはずはなかっただろう。なぜ、断ち切れなかったか。(歩)
【関連記事】岸信介元首相に反


旧統一教会、19年越しで名称変更のなぞ 下村文科相在任中に突如実現

2022年07月28日 11時14分20秒 | 事件・事故

2022年7月26日 17時00分 東京新聞

 安倍晋三元首相銃撃事件にからみ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関連が問題化する中、そもそもなぜ「旧」統一教会となったのか、をめぐる疑問が浮上した。旧統一教会側は1997年に名称変更を当時の文部省(現文部科学省)文化庁に相談したものの、同庁は水際で拒否。以降、名称変更は認められてこなかったが、2015年の下村博文文科相時代に突如、変更が認められた。いったい何があったのか。(特別報道部・宮畑譲、中山岳)

2015年2月、衆院予算委で答弁する安倍首相㊧と下村文科相(いずれも当時)

◆1997年の申請拒否が前例だったが…
 97年、旧統一教会が求めた名称の変更を断ったのが、当時、文化庁で宗務課長を務めていた元文科次官の前川喜平氏だ。その前川氏が25日、「こちら特報部」の取材に応じた。
 「いくつも訴訟を起こされ、社会的に問題がある宗教法人。そして、その実態は変わっていなかった。『申請されても認められない。申請しないでください』と伝えて断った」。前川氏が振り返る。名称を変更するには、社団法人などの定款に当たる規則を変えなければならない。申請があり、問題がなければ、文化庁が認める形を取る。
 この申請拒否が前例になり、そのまま18年が過ぎた2015年に突如、旧統一教会の名称変更が持ち上がった。文科審議官に就いていた前川氏は、文化庁の宗務課長が報告に来たことを覚えている。規則の変更は文化部長が決裁する。しかし、これまでの判断を覆して名称変更を認めるとは尋常ではない。
「政治の関与があったはず」と話す前川喜平氏=25日、東京・内幸町の中日新聞東京本社で
「政治の関与があったはず」と話す前川喜平氏=25日、東京・内幸町の中日新聞東京本社で

 前川氏によれば、日本の官僚は「官僚は間違ったことをしない」との前提に立つ。従って前例踏襲となる。それを覆すには強い動機が必要となる。
◆覆った前例踏襲「政治の強い意図が分かった」前川氏 
 「それまで何年も続いてきたことが変わる。これは役所にとっては大変に大きな出来事。それに教団は多くの問題があった。名称変更は官僚の『慣性の法則』から言えば、官僚の側から出てくる理由はない。政治の強い意図が働いているのがわかったが、駄目だと言っても無理だろうと、抵抗できなかった」
 この文化庁の対応に疑問を突きつけたのが当時、民主党の参院議員だった有田芳生氏だ。有田氏の質問に対し、文化庁は「本件(名称変更)については大臣に事前に説明いたしました」と回答。教団の過去や現状についても「周辺情報」として伝えていたという。
 前川氏は「これは役人としては大臣に判断を仰いでいることと同義だ。どうでもよいことなら報告しないし、前例を覆すこともしない。少なくとも大臣は名称変更にストップをかけられたはずだ」と考える。
◆事務方から説明あったが「関わっていない」下村氏側
 名称変更があった当時、大臣だったのが下村氏。どんな経緯があったのか。
 既に取材のあった週刊誌への回答として、下村氏は13日、ツイッターに「文化庁によれば『通常、名称変更については、書類が揃い、内容の確認が出来れば、事務的に承認を出す仕組みであり、大臣に伺いを立てることはしていない』」とする文書を載せた。
 しかし、あらためて「こちら特報部」が事務所に問い合わせると、「事務方から事前に説明があったことは21日に会見して説明した。名称変更について指示をした事実はなく、したがって本件に『全く関わっていない』のは事実です」との回答があった。
 前川氏は「まさに『通常、大臣に伺いを立てることはしない』が、官僚は報告した。それは政治的な圧力があった証拠。語るに落ちる。それに、報告を受けた上司が『全く関わっていない』と言える組織はどこにもない」と批判する。
 こうなると、なぜ事前に下村氏に説明したのか、当時の下村氏の反応はどうだったかが問題となる。「こちら特報部」は文化庁宗務課に尋ねたが、「当時の担当者がいないため分からない」と述べるに留まった。
 下村氏は13~14年、旧統一教会系の日刊紙「世界日報」や、同紙の月刊誌「ビューポイント」にインタビュー記事などが複数、掲載された。また、発行元の世界日報社は16年3月、下村氏が代表を務める「自民党東京都第11選挙区支部」に6万円を寄付していた。こうした関係性も、名称変更の不可解さを増幅させている。

◆悪名捨て勧誘、被害拡大か
 それにしても、なぜ旧統一教会は19年越しでも名称変更にこだわったのか。
 旧統一教会の動きに詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は「霊感商法で悪名高くなった統一教会の名称を変えることで、勧誘や伝道活動をしやすくなるからだ」とみる。
 鈴木氏によれば、旧統一教会は前川氏の「拒否」以降も、たびたび名称変更を文化庁に打診していたという。「当時は霊感商法などの問題から、文化庁は申請自体をさせないようにしていた。必要書類をそろえた申請書を受け取ると、認証せざるをえないからだ。そのため統一教会は13年ごろから自民党の文教族ら政治家へ接近するようになった」と話す。
 政治家との結び付きの強さをうかがわせたのは、名称変更が認められた約2カ月後の15年10月。旧統一教会が幕張メッセ(千葉市)で開いた「世界平和統一家庭連合出帆記念大会」だった。鈴木氏によると、国会議員たちから60通以上の祝電が届き、与野党の衆院議員らも祝辞を述べた。
 文化庁は名称変更後1年間、世界平和統一家庭連合に「統一教会」の旧名も併記することを課したとされる。ただ、鈴木氏は被害拡大を抑えたとは言い難いとし「つぼや印鑑などを高額で売り付ける手法は10年以降はほぼなくなったものの、家系図作成の受講料として数十万円を要求することや、多額の献金集めは継続していた。名称変更の1年後には、街頭で勧誘活動をする信者たちが『もう統一教会と言わなくていい』と喜んでいた」と語る。
 全国霊感商法対策弁護士連絡会は文化庁に名称変更を認めないよう再三、求めていた。山口広代表世話人は、名称変更後、文化庁宗務課の担当者が「書類がそろっていたら受理せざるを得ない。それ以上の説明はできない」などと言っていたのを覚えている。「名称変更後に、統一教会とは知らずに深みにはまった被害者もいる」と問題視する。
◆旧統一教会側は「働きかけたことはない」
 旧統一教会は、どう考えているのか。
 ユーチューブ上の公式チャンネルによれば、97年4月8日に団体としては名称変更をしていたという。世界平和統一家庭連合日本本部(東京)広報部は、韓国の教団本部が個人の救済を目指す宗教活動から理想家庭の実現へと活動の軸足を移すため、世界各地の団体を名称変更すると発表したと説明。広報担当者は「信者に丁寧に説明して違和感なく理解してもらい、(法人名の変更で)国の許可を得たのが2015年になった。下村氏に働きかけたことはない」と述べる。
 ただ、前出の有田氏は、名称変更の影響について「旧統一教会が霊感商法で巨額の資金集めをしていたのは日本だけだった。平和、家庭といった文言を使った名称に変わり、こうした問題点も消えてしまいがちになった」と指摘。山口氏も「名称変更によって被害の拡大につながったと言える。政治力が影響したのなら問題だ。今からでも経緯を検証すべきだ」と求める。

旧統一教会が名称変更を伝える動画の一場面=ユーチューブから 

◆デスクメモ
 18年もの拒否の理由について、通常はないはずの部下からの事前の説明は、下村氏にとっても重みを持ったはずだ。それを聞いてもなお、ストップをかけなかったので名称変更は実現した。少なくとも、説明を聞いてどう思ったか、どんなやりとりがあったか、詳しい説明が必要だ。(歩)
【関連記事】旧統一教会と自民党、その関係とは? 安倍晋三氏との距離感の変化は

 


ミヤネ屋が放送内容を訂正 旧統一教会追及「パフォーマンスっぽい」発言に共産党から抗議

2022年07月28日 11時06分38秒 | 事件・事故

7/26(火) 16:28配信J-CASTニュース

日本共産党ツイッターより

 ニュース番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)は2022年7月25日、日本共産党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係を巡り誤解を招く内容を紹介したとして、番組内で訂正した。

<【画像】吉川美代子氏の釈明全文>

 22日の放送では、野党の旧統一教会への追及について出演者が「パフォーマンスっぽい」と発言する一幕があった。共産党は事実無根だとして、謝罪を求めて抗議していた。

■共産党「公党の名誉を毀損する」

 発言は、元TBSアナウンサーの吉川美代子氏から飛び出した。

 野党による旧統一教会の問題追及チームについて「共産党などのコメントを見ていますと(中略)世間の注目が集まっているこの時に急に言い出すというのはちょっと一部パフォーマンスっぽい」と指摘した。司会者から、追及は政争の具にせず超党派で進めるべきではないかと問われての発言だった。

 共産党は23日、抗議声明を発表した。旧統一協会による霊感商法や高額献金、マインドコントロールなどの問題は1970年代以降、機関紙「しんぶん赤旗」や出版物、国会質問で何度も訴えており、「吉川氏の発言は、日本共産党が40年以上も前から、旧統一協会による数々の問題を追及するとともに、一貫して被害者救済に尽力してきた事実に全く反し、公党の名誉を毀損する誹謗中傷であり、コメンテーターとしての資格が根本から問われるものである」と反論。

 制作した読売テレビには「このような発言に疑問を呈することもなく放送を終了し、『事実に基づく報道』という放送局としては最低の基準さえ顧みない内容となったことに厳しく抗議する。番組内で、公党にたいする事実に反する誹謗中傷が拡散していることへの厳重な謝罪と、すみやかな訂正がおこなわれるよう強く求める」と要求した。

アナウンサーが訂正
 抗議を受け、ミヤネ屋の25日の放送では、アナウンサーが「(22日の放送で)共産党が旧統一教会の問題についてこれまで取り上げていないと捉えられるような内容がありましたが、実際には共産党は1970年代以降、旧統一教会の被害の実態について国会で取り上げてきた事実があります」と事実上の訂正をした。

 吉川氏の発言を「吉川美代子氏 共産党の旧統一教会追及は『パフォーマンス』」と報じたデイリースポーツも26日までに削除し、「共産党のこれまでの行動実績などが不足していた」と説明している。

 吉川氏はインスタグラムで「コメント最後に『被害者がいる現実をきちんととりあげてほしい』と言ったことが一番伝えたいことです」などと釈明している。番組で吉川氏は「パフォーマンス」発言ののち、「本当に必要なのは、実際に被害者がいて、食べるものもなくなるくらいお金を出してしまった人もいる。そういうことをきちんと取り上げてほしい」と要望していた。

 


旧統一教会の名称変更めぐる「黒塗り開示」に批判 文化庁に理由を聞いた

2022年07月28日 10時57分01秒 | 事件・事故

7/27(水) 20:44配信 J-CASTニュース

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が長年希望していた名称変更が突然、文化庁に認められたことについて、2015年8月の決裁文書の開示を受けたところ、変更理由が黒塗りになっていたと、共産党の宮本徹衆院議員がツイッターで明らかにした。

【画像】共産党の宮本徹氏が黒塗り開示を投稿

 宮本氏は、宗教法人は税制上の特例を受けており、国民への説明責任があるとして、黒塗り部分は開示すべきだと批判している。なぜ開示しなかったのか文化庁の話を聞いた。

■共産党の宮本徹氏が、決裁文書の開示を受けてツイート

 名称変更するときは、宗教法人法に基づく規則を変更して文化庁から認証を受ける必要があるが、開示文書では、その「規則変更理由」の部分2、3行すべてが黒塗りになっていた。

 この開示文書の写真は、宮本氏が22年7月26日にツイッターで投稿した。

 宮本氏は、黒塗り開示を批判し、「隠さなければならない事情が書かれているのでしょうか。開示を求めます」と訴えた。旧統一教会からは、15年6月2日に申請があり、決済手続きが8月18日に始まって、同26日の決裁と同時に認証されていた。

 旧統一教会は、現在の「世界平和統一家庭連合」に名称変更できないか、1997年に初めて文化庁に相談している。しかし、霊感商法などが社会問題化していたことから、当時文化庁宗務課長だった前川喜平氏は、「実体が変わらないのに、名称を変えることはできない」と断ったと、20年12月1日にツイッターで明らかにしていた。

 その後も長い間、名称変更が実現していなかったが、自民党の下村博文衆院議員が文科相だった15年に、旧統一教会から申請が初めて行われて変更が実現している。

 下村氏はそれまで、旧統一教会系の日刊紙「世界日報」にインタビュー記事などが複数回載るなどして、教会との関係が指摘されていた。安倍晋三元首相の銃撃事件を受けて、週刊誌がこのことを取り上げようとすると、下村氏は22年7月13日、当時の文化部長が決裁しており、自分に伺いを立てることはしていないと文化庁に確認したとツイッターに投稿した。

 

 

「情報公開法に基づき、すべての法人に開示していない」
 下村氏は、7月21日の囲み取材でも、文化庁の担当者から当時、報告を受けたものの、文化部長の判断で変更を了承したとして、自身の関与を否定している。

 とはいえ、旧統一教会については、自民党など政治家との関係がメディアなどで取り沙汰されている。それだけに、決裁文書の開示を受けた宮本徹氏は、「申請前、あるいは申請から決裁までの間に政治家からどういう働きかけ、リアクションがあったのか」とツイッターで問題提起した。

 文化庁の宗務課は27日、宮本氏から国会議員として資料請求があったため、前日の26日に宮本氏に決裁文書を提出したとしたうえで、名称変更の理由を開示しなかったことについて、J-CASTニュースの取材にこう説明した。

「誤解がないように話しますが、今回に限ってのことではなく、すべての法人に対して同様に開示していません」

 開示しない理由については、情報公開法第5条2号のイに基づくと説明した。そこでは、行政文書開示について、「公にすることにより、当該法人等又は当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの」の情報を除くとされている。

「今回だけ特別な取り扱いをしたわけではなく、隠したということもありません。名称変更は、要件がそろっていればよく、申請が出ましたので受理しました。政治的な理由はありません。なぜこれまで申請がなかったのかは、法人側の事情もあると思いますが、こちらでは承知していません」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

 


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新興宗教が怖い、と言われる理由を教えて下さい。

2022年07月28日 10時41分44秒 | 社会・文化・政治・経済

創価学会や幸福の科学、エホバの証人等の新興宗教が怖いと言われたり、ヤバいと言われるのはなぜですか?(前提として新興宗教を信仰してい るわけではないです。)

日本は一応、信仰の自由があるので新興宗教と言われる類いのものを信じるのは自由だと思うのですが、自由な筈なのになんか差別的…偏見みたいなもので見られてると言う様に感じます。

確かにカルトに近いような新興宗教が怖い、と言われるのはなんとなくわかるのですが、新興宗教でもカルトチックでは無いものもあると思うし… 芸能人の方も「この人は〇〇を信仰してる」とわかるとなんか干されたりしてるイメージがあります。

(記憶に新しいのは清水富美加さんとかですかね…) もしかしたら自分の育った環境が新興宗教に偏見を持ってるだけなのでしょうか…自分で調べてもいまいちよくわからなかったので、偏見等は無しで、詳しく教えて下さい。

補足

出来るだけ多くの方の意見が欲しいのでギリギリまでBAは決めないです、よろしくお願いします

 

ベストアンサー
羽衣ララちゃんルン@友利んりん

2020/4/23 2:55

伝統宗教と新興宗教は、政治で言えば保守と革新の関係です。 伝統宗教は長い年月の荒波にもまれて教義や歴史が研ぎ澄まされました。 対する新興宗教は試行錯誤を繰り返している渦中にあります。

伝統宗教は代々の信者と言う安定した地盤を持ってきました。

最近になって脅かされはじめていますけどね。

対する新興宗教にはそれがなく、急成長により一代限りの信者をたくさん囲みこんでいます。

つまり、世代交代すると信者が離れてしまいます。

ですから、神罰だの仏罰だので脅したり、他の宗教は害悪だと批判したり、自分たちだけが唯一正しいと主張する事で優位にたとうとします。 その結果、カルト的な思考に陥ります。

そのような理由から、新興宗教には信頼がなく、胡散臭いイメージが湧いてきます。

人というのは、やはり歴史の長さと言う安定性に安心感を感じます。 新興宗教にはそれがないのです。

 

宗教が怖いというくせに初詣や修学旅行等で神社、寺巡りをする理由を教えてください。

補足

哲学やスピリチュアル、自己啓発とは宗教は何が違うのでしょうか。

 

ベストアンサー
rac********

2021/9/24 9:33

他の方も仰ってますが、初詣や神社・寺巡りは宗教色よりも文化や歴史の側面が強いですよね。

一方、キリスト教の歴史など特に分かりやすいのですが、新しくできた宗教というのは得てして嫌悪の対象になりやすいのです。

それが何百年と時間をかけて様々な事件や喜ばしい出来事を経験し、年末年始に挨拶するような、また制服を着た子供が建物を見上げるような存在へと変わっていく。

古い宗教は、正しく文化というにふさわしいと思います。

新しい宗教は嫌悪の対象になりやすいんだから私は**や**は嫌。

怖い人もいるし。布教しようとがっついてくるような若者は嫌。

スピリチュアルは私もよく分からないのですが……あえて言うなら超小規模の宗教を自らの発声のみで表現している、ってところなのかも知れませんね……自己啓発と哲学は宗教とは違いますよ。

自己啓発は、著者の感性や経験による成功方法の提案。つまり『こうやったらうまくいったよ!皆もやってみようよ!』というお話。

哲学は、人間とは何か、心とは何か、といった課題を理論的に説明しようとする学問です。考えているだけなので押しつけはしませんし、他の興味深い意見が出てきたら真剣な目で頷くでしょう。 寺社仏閣巡り、始めてみると結構いいですよ。

ちょっとした本を読んでから行けば、『あっ、この印はこれだ!』『ここの形がこうなってるってことは……そうか、こう言いたいのか!』と、パズルのように楽しめます。おすすめです。 新しい宗教は怖いけど。

 

宗教は怖いイメージが強いのですがどうしてなんですか?やっぱり暴走してしまうと恐ろしいことになったり、自由がない。という理由からなんですか?

補足

宗教では盲目になってはいけないのですか?

 

ベストアンサー
myt********

2022/7/23 18:49

現在の宗教は多岐に渡り何が正しいかわからないですよね。

本来、神仏を信仰するということは、全てを内包するということで、真実を求める姿が正しい姿だと思います。 自分で学ぶこと、自分自身に自信を持つこと、排他的にならないこと❗️

こういう事が大切なんだと思います。 数の力は大きいです。

しかし、情報化社会ですので、学ぼうと思ったら一人でも学べます。 盲目になってはダメです。

全てを内包することが大切ですので、広い心で学びましょう❗️
怖いですね。 僕は理解できないです。 家庭が崩壊するほど献金したり。 何でそんなに信じるんだろうか。

自分の未来は自分で切り開かないと意味ないと思う。

 

 

 


宗教」が怖い!日本人

2022年07月28日 10時40分00秒 | 新聞を読もう

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人間観2009年3月


宇都隆史/卒塾生

解っているようで解らないのが「宗教」。
本文では宗教の本質について人間観に基づく考察を行うと共に、国家における宗教のあるべき姿についての見解を提唱したものである。

 
1 「日本人は無宗教」の嘘
 「あなたの宗教は何ですか?」と聞かれて、「無宗教です。」と答える日本人は少なくありません。日本人にとってはあまり違和感のないこの回答ですが、海外では目を丸くされることがあります。なぜならば、海外では無宗教の人間なんてあり得ないのが普通だからです。日本人にとっての無宗教というのは、「特定の宗教を敬虔に崇拝しているわけではない」という位の意味なのですが、それは複数の宗教を容認する文化のない西欧の人々には理解不能な感覚なのです。日本人が宗教的な感覚に恐ろしく鈍い原因は、成人になるまで公教育において宗教を学ぶ機会が皆無だからに他なりません。(一部のミッション系の学校を除く)ところが、実は日本人ほど非常に宗教に寛容な国民はいないのです。年の暮れともなると宗教の多様性はより顕著となります。多くの日本人の年末年始の過ごし方を見てみると、師走の二十五日にはクリスマス【キリスト教】を祝い、大晦日にはお寺の除夜の鐘【仏教】を聞きながら年を越して、年が改まれば氏神様の神社【神道】に初詣をし、ご先祖様の仏壇【道教】に灯明をあげる。たった10日間程の間に4種類もの宗教的行事を行いながら、少しも違和感を伴わないのは我々日本人くらいのものでしょう。

 宗教問題を議論していると、日本人の国民宗教は何かというテーマが良く出てきます。評論家の山本七平氏は「日本教」という言葉を用いました。宗教学的には仏教も儒教もキリスト教も、日本に入ってくる時点で戒律や規範が取り払われ、エートスだけが抽出され「日本教」に変化されるというのです。つまり、日本人は行事の度に信者でもないのにキリスト教徒や仏教徒のように振舞うのではなく、日本教の信者として各々の行事を行っているに過ぎないと考えれば理解できるのです。

2 宗教とは何か
 さて、いったい宗教とは何でしょうか。この質問に対して、自分なりの考えで即答できた日本人をほとんど見たことがありません。何故私たち日本人の多くが宗教に疎いのかと言えば、教育の機会に恵まれていないということに加え、宗教を何か禍々しいものとして捉えているからではないでしょうか。知らない物に対する漠然とした不安が先に立つのでしょう。しかし、学ばなければ不安は消えませんし、宗教的無知はカルト教団などに対する精神的防衛力を欠くことにも繋がります。そこで、そもそも宗教とは何かという本質的な問題について、少し考えてみたいと思います。

 「宗教」という言葉は、明治時代になって「religion」の訳語として造られた新しい言葉です。レリジョンの元々の意味は「繰り返し読む」という意味です。キリスト教の文化圏である欧米においては「宗教と言えばキリスト教であり、神の言葉が記された聖書を繰り返し読み、神との契約を履行すること」これこそが信者の証なのです。宗教とは何かという問いに対し、社会学者のマックス・ウェーバーは「宗教とは行動様式のことである」と定義しました。つまり、人間の行動を意識的あるいは無意識的に突き動かしているものを総称して宗教であると唱えました。さらに言えば、信仰の対象となる神様の有無は関係なく、倫理道徳や習慣風俗も一種の宗教であるというのです。前述した山本七平氏は、このマックス・ウェーバーの説に則り、「日本人は特定の宗派に属していないだけで、日本人たる独特の行動様式を持っている。それが日本教である」という社会学的解釈をしたわけです。この説に則ると、信仰だけでなくイデオロギーもまた宗教の一種であると解釈でき、マルキシズムも資本主義もある意味、一宗教であると言えます。

 しかし、私は個人的にこの解釈に釈然としません。学問的にはそうなのかもしれない。しかし、何か自分の中で腑に落ちないところがあるのです。つまり、マックス・ウェーバーの解釈は私達日本人の宗教観にそぐわないのではないかと思うのです。そこで、宗教とは何かを考えるために、宗教は哲学や思想と何が違うのかということを考えてみます。この三者の関係を私は次のように解釈しています。哲学とは、宇宙や人間の根本原理を追求する学問の一つです。思想とは宇宙や人間の根本原理の中に、行動するための動機となりえる社会的意義を見出したイデオロギーの総称ではないでしょうか。そして、宗教とはこれに「信仰」というキーワードが加わったものだと思います。つまり、思想の中に人智を超えた神聖なものを見出し、それを畏怖し奉るときに、「宗教」と言えるのでしょう。この信仰の対象は、絶対者や神である必要はなく、自然の力や宇宙の摂理などでも良いのです。そう考えると、宗教は精神的に弱い一部の人が必要とするような禍々しいものではなく、人間が知的活動をし、社会的生活を営んでいく上で必要な精神的行動の一つではないかと私は思うのです。

3 宗教と政治の正しい関係とは
 ここで、宗教と政治の関係について考察してみます。良く聞きなれた言葉に「政教分離」というものがあります。しかし、誤った解釈がまかり通っているのが現状です。私は、日本国憲法が良くないと思っています。

第20条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
 この政教分離の起源は、ローマ教会にあります。政治の混乱と分裂の中、ローマ帝国は宗教の影響力を国の統治に利用するため、キリスト教を国教に指定します。しかし、ローマ帝国は東西に分裂したため、ローマ教会は政治的後盾を確保するために、協会が各国の国王に戴冠する教会と政治の二人三脚の体制が出来上がりました。これを、二王国論といいます。(政治的権力は国王が、宗教的権威は協会が握る二元的な体制)しかし、信仰と政治権力が強力に結びつくとロクなことはありません。なぜならば、信仰を理由に戦争を起こしたり、教義に反した政策はとれなくなったりするからです。そこで、ルターの行った宗教改革以降、信仰と政治を分離することを原則としたのです。つまり、憲法にある「政教分離の原則」とは、宗教的権威と政治的権力の分離を徹底させるということに他なりません。しかし、憲法の20条を見るかぎりでは、政治の中に宗教色が入ることすらも認めないようにもとられます。だから、国や公的機関が祭事を行ったり、公人がこのような行事に参加したりすることを極端に問題視するのです。ところが、ここで本質を考えてみましょう。政治が社会的生活を効率的に統治システムであるとすれば、宗教は社会生活を有意義に営むための精神的支柱です。この二つは国家を統治する上で、もっといえば人間が社会的な営みを行うために必要不可欠な両輪であるとは言えないでしょうか。政治は別の言い方で「政(まつりごと=祭事)」ともいいます。どの国家にとっても、政治は宗教的側面と切っても切れない関連性があるのが当たり前なのです。つまり、必要なのは両者のバランスなのです。「政治的権力と宗教的権威の分離は徹底する。しかし、一方が過ぎるようなことがないように双方の調和を保つ」これが政治と宗教の正しい関係であり、国家の安定を作り出す基本原則であると私は考えます。日本の歴史を眺めると、平和の続いた時代には宗教と政治の調和がとれていたのではないかという仮説が成り立ちます。このような仮説に立って大東亜戦争を振り返ると、最大の政治的失敗は、「軍部の独走」というよりも、天皇という宗教的権威を政治的権力の頂点に据えた明治以降の国家体制そのものにあったと考えられるのです。

 翻って、現代の国家体制を見てみると、政治的権力から宗教的権威は切り離されたものの、敗戦のショックにより、国家から「宗教」というものを極端に排除した、バランスを欠いた国家体制になっているのが非常に気になります。(公明党の問題は、紙面の関係上ここでは触れません。)

4 日本精神の再興には、知的闘争が必要である。
 最後に、何故人間にとって宗教が必要かということについて考えてみましょう。
 私達人間が他の動物と決定的に異なる部分は何でしょうか。それは、我々に知性があるということです。人間は生きる上で、普遍的な命題にぶつかります。例えば、「生きることに何の意義があるのか」「人は死んだらどうなるのか」「この世界はどのように生まれ、そしてどこへ向かおうとしているのか」など、ただ生きていくだけなら必要のないこのような問いの数々。しかし、知らないことに対して知ろうとすることこそが知性の知性たるゆえんであり、人間の本性であるのです。フランスの思想家パスカルの「人間は自然のなかで最も脆い葦にすぎない。しかし、それは考える葦である。」は至極名言であると言わざるを得ません。そして、歴史を大局的に眺めると、それは自らの存在意義を確かめ、それを肯定するために先人達が苦悶してきた「知的闘争の歴史」だということが解るでしょう。私たちの祖先は、人間が誇り高い存在としての地位を獲得するために、未知のものと格闘し、この世界や宇宙に対して、偉大な価値と意味を見出すための知的試みを繰り返してきた。その試みの一つが宗教であり、人類発展の原動力であったと言っても過言ではありません。

 ところが、昨今の日本人は、思考するという訓練をしていないために、精神的に非常に未発達なのが解ります。最近の犯罪の傾向を見てみても、短絡的で衝動的な理由による犯罪が多いのもそれを良く表しているではありませんか。かつて世界に誇った日本精神はいったいどこへいったのでしょう。国家崩壊の最大の危機は、外的の侵入などではなく、国民の精神の頽廃にあります。吉田松陰先生や安岡正篤先生といった、日本を率いてきた大思想家達はこのことをよく理解していました。

 よって、私は21世紀の日本の真の繁栄には、日本精神の再興が必要不可欠であると信じて止みません。そしてそれは、日本人が日本人たるゆえんに対して、もう一度知的闘争を挑むことを意味しています。そこに日本人が気づいたとき、我が国は再び世界に名だたる一流国家として他国の信頼と尊敬を集めることができるでしょう。その具体的手法である「行動哲学としての農本生活」の説明は、また次の機会に譲ることにいたします。

 終わりに、藤田東湖先生が若き松陰先生に送られた金言を持って結びといたします。

「国難襲来す 国家の大事と雖も 深憂するに足らず 深憂とすべきは 人心の正気の足らざるにあり」

<参考文献>

小室直樹 著  「日本人のための宗教原理」 徳間書店
橋爪大三郎 著 「世界がわかる宗教社会学入門」 筑摩書房
2009年3月 執筆

 松下政経塾とは
松下政経塾は、パナソニックの創業者・松下幸之助によって設立されました。その原点は、「物と心の繁栄を通じて、平和で幸福な社会を実現したい」と願う強い想いでした


7月の鈴木さんの絵手紙

2022年07月28日 07時11分15秒 | 日記・断片

10日ぶりであろうか、早朝散歩に行く。
そこで、7月の絵手紙を鈴木さんからいただく。
何時もの月なら26日前後の日付けであるが、今月は22日だった。
「絵手紙、早いですね」
「暑いので、気合を入れて書いたので」と鈴木さんが言う。

ちなみに、鈴木さんと西村さんコンビの午前5時からの早朝散歩は、15年余続いているだろうか?
実業家の鈴木さんは当時、現役であった。
往きは利根川の堤防から、約2㌔先の<かたらいの郷>まで行き、帰りは吉田地区の田圃道から青柳地区まで戻ってくるコースだった。
散歩のコースは現在、八重洲地区だけの約1・5㌔に縮小された。
鈴木さんは、キリンビールの工場に近いマンションから自転車でスーパーマーケットのオコウまで着て、体操を約15分。
それから散歩に向かう。
西村さんは、散歩の後に5分ほど体操をするが、当方は太極拳の真似事を1分ほど。
猫のタマや野良猫のチビ黒の写真を撮っている。
猫のシマやルークも時には、近寄ってくる。
当方が可愛がっていた猫の太郎は外に出してもらえず、家の出窓で外を見ているだけだ。
太郎は脚が短い猫で、実に可愛い姿なのだ。

「かたらいの郷」は、1階は研修室・クッキングサロン・和室などのコミュニティの場、2階はつつじの湯・大利根の湯の浴室をはじめとしたリラクゼーションの場があります。

あらゆる世代の交流を目的としたスペースで、どなたでもご利用になれます。