創作欄 人生の計算

2022年07月30日 11時33分13秒 | 創作欄

何億円かの金があろうと、墓場まで持っていけない。

大きな家を建てても、4人の子どもたちが皆独立して、家を出て行った。

妻は、52歳の誕生日を迎える3日前に、肝臓がんで亡くなる。

彼女は、海外旅行へ行くことが夢であったが、姑と姑めの二人の介護生活に奔走する日々であった。

皮肉なもので、妻にとって義父と義母は、後を追うようにその年の暮れに逝去した。

妻は義母に苛め抜かれ、身を小さくして生活してきたのだ。

災害孤児で施設に育った妻は、中学卒だった。
「教養がない。知恵が足りない。子育てができない女だね」
義母の叱責は酷であった。

私は外国船の船乗りで、日本を離れることが多かった。

愚痴一つこぼさない妻であった。
それをいいことに、私は女遊びを続けてきた。

多くは混血のフィリピン女性たちだった。
アグネス(スペイン系)、テス(アフリカ系)、ジェシカ(アメリカ系)など、彼女たちは基本的には優しくて明るい人が多かった。
温暖な気候が大いに関係していると思れた。

 


数学は人生の中で出会う問題を解決する力になっている

2022年07月30日 10時40分37秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

三角関数は、人工衛星を使って距離を測定するGPS(全地球測位システム)に使われている。
ゲームプログラミングでキャラクターの動きを決めることに活用されている。
私たちにとても身近で、生活に欠かすことができない。

音楽分野では、音の測定に応用されている。

数学の学習を通じ、論理的に分析する思考が身に付くだろう。

多角的に考える力を養う側面もある。

日常生活でもいろいろな困難や課題に直面する。
そのときどんな解決策があるのか、誰しもが悩んだり苦しんだりしている。

その構造は計算を解く過程と、とても似ている。
そんなときに、数学的な思考は必ず役に立っているはずだ。

三角関数は、実社会に役立っている。

「三角関数の三つの内角の合計は180度」という定理。

何のために三角関数があって、どのように応用できるんかを本質的に理解している人は少ない。

三角関数を、多くの生徒に教えることは無謀。

まず生きていくために必要なことを優先的に学ぶべきだ。

数学の中でも確率や統計学は全員に教えた方がよい。

それを理解していないと世の中のデータを読み解けず、物事の判断を誤ってしまうリスクが高まる。

そもそも、日本の教育システムは「勉強ができるようになる」ことだけが目的になっている。
その後のキャリアに役立つかどうかは軽視されていることが問題だ。

教育の本来の目的は、知識と同時に考え方を身につけることにある。

数学を学ぶことは、目の前の問題を解きながら論理的な思考を身につけるトレーニングと言える。

身につければ、人生の中で何か課題にぶつかったとき、俯瞰してみたり、論理的に分析したりできるようになる。

では、なぜ数学が嫌われるたり三角関数が不要だという意見が出たりするのか。

教える側にまず学ぶ楽しさを伝える努力が足りていないのかもしれない。

「数学が社会でいかに使われているか」を伝えてこなかっのではないだろうか?

数学は人生の中で出会う問題を解決する力になっている。

 
 ベストアンサー

人生の教師ラフカディオ・ハーン

2022年07月30日 04時13分31秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 
内容(「BOOK」データベースより)
魅力つきないハーンの世界。ハーン文学の魅力は、ハーンという人間の魅力と一体である。
1890年(明治23)に39歳で来日し、54歳で没するまで、滞日14年半のうち11年も教職にあり、また家庭では、子供にスパンクも辞さぬきびしい教育を行なったというハーンの後半生は、その文筆活動とともに重要な意味をもっている。「怪談作家」として知られる一面だけでなく、すぐれた教育者としての側面にも光をあてながら、その文業と生涯を著者独自の視点から解明した、精緻文雅なハーン研究。
 
 
 
1933年秋田県能代市生まれ。県立秋田南高校から東京大学へ進み、1956年東京大学教養学部教養学科卒。1959年東京大学大学院修士課程修了、比較文学比較文化専攻。
清泉女子大文学部、中央大商学部、武蔵大人文学部などで教鞭をとる。武蔵大学名誉教授。2007年12月14日、永眠。享年74歳