百条委の奥谷謙一委員長によると、斎藤氏を支援するとして知事選に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志氏が奥谷氏の自宅前で演説し「出てこい」などと発言。その模様を動画で公開した。
SNSでは「クズ」「噓つき」など奥谷氏を中傷するメッセージが飛び交った。奥谷氏は母親を避難させたと明かし、「デマが広がることに恐怖を覚える」と述べた。
別の委員はSNSの投稿に身の危険を感じ、事務所を閉鎖。事務所周辺では他県ナンバーの車両やスマートフォンを手にうろつく若者をよく見かけるようになり、家族を含めて身の危険を感じているという。
安住紳一郎アナ 兵庫県知事選の報道でNHK党・立花氏の主張に触れ「私たちも何が起こっているのかを…」
[ 2024年11月18日 09:15 ] スポニチ
斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた。
安住アナは、選挙結果を伝えた後、「“いったいどの情報を信じていいのか分からない。地動説と天動説くらいだ”と言った方がいらっしゃいますが、皆さんもこういう選挙、初めて見たのではないかと思います。私もそうでした」と切り出し、「そして、テレビ、メディアに対する批判も十分に自覚しているつもりです。皆さんがテレビに物足りなさを感じている、SNSと比べて、などなど意見あると思います」と話し始めた。
そして、「私も放送局で働く1人として昨日の夜からずっといろいろ考えました」と明かし、「やはり情報番組を担当している司会者として、選挙になりますとやはり候補者を公平に扱うという決まりがある中で、なかなか選挙の情報について1番欲しい時に放送できないというジレンマもありながらですが、やはり今回はNHK党の立花さんが後半になって独自の主張を展開し始めたあたり、これが本当のことかどうか分かりませんが、やはりこのあたりで私たちもきちんと何が起こっているのかを報じるべきだったと思います」と“選挙報道の在り方”に言及。
「そして、もう1つは局長の死についてですが、死をもって抗議をするという遺書がいったい何を意味するのかをもう少し報じるべきだったと今思っています。SNSと同じようなことは、今のテレビにはできませんが、やはりプライベート、さらには裏を取ること、そして公平にということで信頼感がある情報をSNSと並んで選択肢として選んでもらえるようにもう1度、作業を丁寧に重ねていきたいと考えています」と自身の考えを話した。
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