12月26日午前4時5分からCSテレビのムービープラスで観た。
これで2度目だが、美しい少女クローディアの姿が記憶に残っているが、30年も歳をとらず何時までも少女のままである。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(原題: Interview with the Vampire)は、1994年製作のアメリカ映画。
解説
自ら脚色を務めた原作者アン・ライスは、当初は吸血鬼役トム・クルーズの配役に反対。しかし最終的に過酷な減量で妖艶なムードを体現するトムを絶賛した。当時12歳のキルステン・ダンストも吸血鬼少女を好演。
野心的なライターの青年ダニエル・マロイは、吸血鬼と名乗る黒髪の青年紳士ルイにインタビューを始める。
ルイは、200年にもわたる半生を語り始めるのだった。18世紀末のアメリカ。フランス移民で農場主だったルイは、最愛の妻と娘を失って自暴自棄になっていた。
そんなある日、レスタトと名乗る妖艶な男と出会う。彼は永遠の命を持つヴァンパイアだった。レスタトはルイの首筋に噛みついて血を吸い、このまま死ぬか、共に生きるかの2択を迫る。そしてルイはヴァンパイアとして生きる道を選ぶが、それが苦悩の始まりだった…。
監督
概要
アン・ライスによる小説『夜明けのヴァンパイア』の映画化作品。
インタビュアー役は、当初リヴァー・フェニックスが演じる予定であったが、当人が死亡したためクリスチャン・スレーターが扮した[2]。
クリスチャン・スレーターは後に出演料を全て、リヴァー・フェニックスが支援していたボランティア団体に寄付した。
原作者のアン・ライスが1970年代に脚本を書いた時、ルイ役にはアラン・ドロンを念頭に置いていた。
映画の制作に入った時、ライスはイギリス人俳優のジュリアン・サンズをレスタト役に考えていたが、当時サンズは『眺めのいい部屋』で有名になったばかりで知名度が低かったため、レスタト役はトム・クルーズに与えられた。
ライスはこの配役を批判し、「クルーズが私の吸血鬼レスタトになるのなら、エドワード・G・ロビンソンがレット・バトラーになれる」とコメントし、この配役は「とても変。どうしてこれでうまくいくのかほとんど想像できない」とまで言った。
ルイ役のブラッド・ピットについても批判していて「クルーズとピットの組み合わせなんて、まるで「トム・ソーヤーの冒険」のトムとハックみたいよ」と述べた。
しかしライスは出来上がった作品を見てクルーズの演技に満足し、「彼が登場した瞬間から、トムは私にとってレスタトだった」、また「トムがレスタト役を成功させたことは、私には予知できなかったこと」と述べ、『デイリー・バラエティ』誌に7,740ドルの見開きページの広告を掲載して前言を謝した[4]。
出演陣も豪華で、舞台美術も評価され、第67回アカデミー賞では2部門にノミネートされた。他には第15回ゴールデンラズベリー賞でワーストスクリーンカップル賞(トム・クルーズとブラッド・ピット)を受賞した。
ストーリー
カリフォルニア州サンフランシスコ。とある建物の一室で、野心的なライターの青年ダニエル・マロイ(クリスチャン・スレーター)は用意したテープを回し、黒髪の青年紳士ルイ(ブラッド・ピット)へインタビューを始める。
ルイは、200年というその驚くべき半生を語り始める。
フランス移民で農場主のルイ。
最愛の妻と娘を同時に失い、絶望の底で自暴自棄になった彼に一人の男が興味を持つ。
レスタト(トム・クルーズ)と名乗るその男の正体は、生き血を糧に永遠の時を生きるヴァンパイアであった。
彼は、人間的で弱く繊細な魂を持つルイに魅力を感じ、永遠を共に生きる伴侶に彼を選んだのである。
首筋に牙を立てられ「このまま死ぬか。共に生きるか」という選択を与えられたルイは、ヴァンパイアとして生きる道を選んだ。
欲求に忠実で、ためらいも無く人を襲い続けるレスタト。
それとは対照的に人の良心を捨てきれないルイは、他人の命を奪うことが出来ず農場の小動物の血をすすって喉の渇きを凌いでいた[5]。
ルイはある日、美しい少女クローディア(キルスティン・ダンスト)に出会う。
ペストの蔓延によって両親を失い、力無く泣き縋る幼い少女をルイは抱きしめるが、喉の渇きに耐え切れず彼女の首に噛み付いてしまう。
その一部始終を陰で見ていたレスタトは大喜びし、クローディアをヴァンパイアとして蘇生させる。
そして、人と吸血鬼の狭間で悩み続けるルイにその幼い吸血鬼の世話役を与えた。
クローディアの子供特有の貪欲さを気に入ったレスタトはその教師役となった。
より良い血を得る術から忌むべきタブーに至る、レスタトの美学の全てを教え込まれたクローディアは次第に歯止めが効かなくなり、やがてレスタトと共に人々を恐怖に陥れる存在となった。
そんな彼女を心配しつつも本能的に湧き上がる欲求との戦い。ルイはいまだ良心の呵責に苛まれ続けていた。
数十年後。クローディアは大人の女性に憧れを抱き、その容姿に執着し始める。
肉体は少女のままでありながら、その心は知性を持った大人の女に成長していたのである。
真実を知ったクローディアは、「なぜ私は大人になれないの?」「私をこんな姿にしたのは誰?」とやり場の無い怒りと悲しみを爆発させる。
必死に許しを請うルイとは対照的に、レスタトは「永遠の命を与えられて何が不満なのか」と言い返す。
少女の憎しみの矛先はレスタトに向けられ、一線を越えた感情はルイをも巻き込んだ反逆計画へと変わっていく。
キャスト
役名 | 俳優 | |||
---|---|---|---|---|
レスタト・デ・リオンコート | トム・クルーズ | |||
ルイ・ド・ポワント・デュ・ラック | ブラッド・ピット | |||
ダニエル・マロイ(インタビュアー) | クリスチャン・スレーター | |||
クローディア | キルスティン・ダンスト | |||
アーマンド | アントニオ・バンデラス | |||
サンティアゴ | スティーヴン・レイ | |||
イヴェット | タンディ・ニュートン | |||
マドレーヌ | ドミツィアーナ・ジョルダーノ | |||
セントクレア | ライラ・ヘイ・オーウェン | |||
セントクレアの愛人 | リー・エメリー | |||
ギャンブラー | ジョン・マコーネル | |||
バーの女性 | ベリナ・ローガン | |||
ニューオーリンズの売春婦 | インドラ・オーヴ | |||
広場の女性 | ジャネット・コントミトラス | |||
ピアノの先生 | ロジャー・ロイド=パック | |||
人形作家 | ジョージ・ケリー | |||
ペスト犠牲者の運搬人 | モンテ・モンタギュー |
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