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算数力がつく教え方ガイドブック
10月以降に、算数の研究授業が3回することになった。 そこで、久しぶりに読み返してみた。
算数の指導に関して、基礎的、基本的な考え方や指導技術が書いてある。
これまでの自分の指導を確認する上で、とてもためになる本だった。 たま、新たな学びもたくさんあった。 例えば、 個別学習に関して、 学習は、究極的には一人で学ぶのである。つまり、個別学習なのだ。生涯学習の観点からいっても学校という集団だけで学び続けるということはない。最後は、一人で学ぶのである。だから、一人で学ぶ方法を教えるのが学校の役割でもある。p.155
一人で学ぶというのは、一人であっても、他の人や本、資料、いろいろな情報源を駆使して学べるようになるということであろう。
こういう考えを持って指導するだけでも、指導の在り方は変わってくる気がする。
安易に教師が教え込む授業にはならない。
この本は、算数の指導が分からない、基本的なことを学びたいという人には必読書である。
また、ある程度算数の指導を続けてきた人にとっても、自分の指導を振り返る上で、とても学びの多い本になる。
算数教育に関わっている人におすすめの本である。
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