体育では、運動量の確保が重要である。いくら楽しいゲームや遊び、練習を企画しても、児童が十分運動していなければ、満足感を得にくい。
水泳の授業では、どれだけ運動させているだろうか。多くの授業では、泳ぐ量が少ないと思う。もちろん、泳がせればよいというものではない。しかし、多くの授業で、泳ぐ距離が少ないと感じる。
これは泳いでいないなあとわかる授業の特徴は、これである。
「プールの外で準備運動をしている」
間違いなく、泳ぎ始めるのはチャイムが鳴ってから5分以上たってからである。下手をすると、10~15分くらいたってから泳ぎ始めることになる。
これではうまくなるはずがない。運動量が少ないので、満足感は得にくい。
水泳では、準備運動(ストレッチ)は、プールサイドで行えばよい。
本時の運動につながる運動は、プールには行って行えばよいのだ。
プールサイド、または、プールで準備運動を始める。
これだけでも運動量を確保しようとしている担任の姿勢が見える。
・・・と書いたが、尊敬する先輩教師達は、みな運動量の確保を意識していた。水泳の授業でも、プールに入らせるのは早かった。