仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

余計なことで力を付ける

2016年01月01日 | 修養
 小学校の教員をしています。1年目は、学級崩壊に近い状態になりました。申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 「自分には指導力が無い。」「教員としての才能は、1ミリもない。」と痛感させられた1年でした。



 そこで、自分は、1割増しの努力をすることにしました。

 普通の人がやっていることよりも1割でいいから余計な努力をします。



 例えば、校内での研究授業です。自分の授業を見てもらい、他の教員からアドバイスをもらいます。当然はじめの頃は批判的なアドバイスばかりでした。ただ、その分改善点も見えてくるので、少しずつ少しずつ授業は良くなります。



 例えば、教育サークル活動です。勤務時間外に、自分の実践レポートを持って報告をします。当然未熟な実践ですので、批判されます。それでも代案を示してもらえるので、その後はもっと良い実践ができます。レポートも分かりやすく書けるようになります。



 例えば、研究会への参加です。休みの日に、身銭を切って、有料の研究会に参加します。公的な研究会に参加するのは誰でもしますが、民間の、しかも有料の研究会に参加する人は少ないです。(プロなら身銭を切って学ぶのは当たり前なのかもしれませんが。)



 例えば、頼まれ事です。
「バレーボール少年団の監督を引き受けてくれないか」

「教育雑誌の原稿を書いてくれないか」

「市町村の代表として研究授業を引き受けてくれないか」

「体育の実技研究会で講師をしてくれないか」

「保護者向けに立腰指導の講師をしてくれないか」

等の様々な頼まれ事ありました。そういう時は、断らずに、引き受けるようにしていました。

 「自分には無理じゃないか?」と思っても、頼んでくる相手からすれば、「この人ならできる」と思って頼んできます。「ハイッ」と引き受けてから、必死で努力することになります。かなり頑張らないと達成できないことも多々あります。



 ただ、そういう頼まれ事に応える度に、自分の指導力はレベルアップしていきました。

 今も、頼まれ事がいくつかあります。しかも、年々頼まれ事の難度が高まっています。今も「本当に自分にはできるのかなあ?」と感じながら、取り組んでいます。

 きっと、頼まれ事を達成したあとは、自分の指導力は、少しかもしれないけれど、レベルアップしている気がします。

 教員になりたてで、不安を感じている若い人がいたら、伝えたいです。

「今は、毎日きついかもしれません。きつい日々は、そう長くは続きません。努力する日々を積み重ねていけば、きっと仕事が楽しくなる日々が待っていますよ。」
 
コメント
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