仕事の道楽化

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「教育に関する勅語」を読んだことがありますか?

2016年01月05日 | 修養
 「教育に関する勅語」は、昔の考えだと思っていた15年前、実際にはどんな考えが書かれているのだろうと思い、読んでみた。

 びっくりである。生きる上での根本・本質・原点になる考えが書かれていた。

 古くさくない。今読んでも素晴らしい。

 きっと100年後であっても色あせることはないだろうと思った。

 次のような徳目が書かれている。


1.父母ニ孝ニ (親に孝養を尽くしましょう)

2.兄弟ニ友ニ (兄弟・姉妹は仲良くしましょう)

3.夫婦相和シ (夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)

4.朋友相信シ (友だちはお互いに信じ合いましょう)

5.恭儉己レヲ持シ (自分の言動を慎みましょう)

6.博愛衆ニ及ホシ (広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう)

7.學ヲ修メ業ヲ習ヒ (勉学に励み職業を身につけましょう)

8.以テ智能ヲ啓發シ (知識を養い才能を伸ばしましょう)

9.器ヲ成就シ (人格の向上に努めましょう)

10.進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ (広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)

11.常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ (法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう)

12.一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ (国に危機が迫ったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)

 読みもせずに、「昔の考えだろう」と思い込んでいた自分が恥ずかしかった。

 しばらくは、毎日のように読み、暗唱してしまった。(今はだいぶ忘れてしまったけれども)

 次のように音読していた。


 朕(ちん)惟(おも)うに 我(わ)が皇祖皇宗(こうそこうそう ※) 国を肇(はじ)むること宏遠(こうえん) に、徳を樹(た)つること深厚なり 我が臣民(しんみん)克(よ)く忠に克く孝に 億兆心(おくちょうこころ)を一(いつ)にして世世厥 (よよそ)の美を済(な)せるは 此(こ)れ我(わ)が国体(こくたい)の精華にして 教育ノ淵源(えんげん ※)亦(また)実に此(ここ)に存す

爾 (なんじ)臣民(しんみん) 父母に孝に兄弟(けいてい)に友(ゆう)に 夫婦相(あい)和し 朋友(ほうゆう)相(あい)信じ 恭検(きょうけん)己(おの)れを持(じ)し博愛衆に及ぼし学を修め業を習い 以(もっ)て智能を啓発し徳器(とっき)を成就し 進で公益を広め世務(せいむ)を開き 常に国憲(こっけん)を重(おもん)じ国法に遵(したが)い 一旦(いったん)緩急(かんきゅう)あれば義勇(ぎゆう)公に奉じ 以(もっ)て天壤無窮(てんじょうむきゅう ※)の皇運(こううん)を扶翼(ふよく ※)すべし 是(かく)の如(ごと)きは 独り朕(ちん)が忠良(ちゅうりょう)の臣民(しんみん)たるのみならず 又(また)以(もっ)て爾(なんじ)祖先の遺風を顕彰(けんしょう)するに足らん

斯(こ)の道は 実に我が皇祖皇宗(こうそこうそう)の遺訓にして 子孫臣民(しんみん)の倶(とも)に遵守(じゅんしゅ)すべき所 之 を古今(ここん)に通(つう)じて謬(あやま)らず 之を中外(ちゅうがい)に施して悖(もと)らず
朕(ちん)爾(なんじ)臣民(しんみん)と倶(とも)に 拳拳服膺(けんけんふくよう ※)して 咸(みな)其(その)徳を一(いつ)にせんことを庶幾(こいねが)う

明治二十三年十月三十日
御名 御璽(ぎょめい ぎょじ)
コメント
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