仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

昔学んだ古典を思い出す。

2016年06月09日 | 修養
 子供の頃覚えた古典の文章を時々思い出すことがある。

 例えば、

 佐藤一斎が書いた「学問と立志」である。
 
 次の文である。


  
 少にして学べば、則ち壮にして為すあり

 壮にして学べば、則ち老いて衰えず

 老いて学べば、則ち死して朽ちず


 若い頃は、あまり実感がわかなかった。当然である。壮年にも老年にもなっていないからである。
 
 壮年を超えて、若い頃の学びが今の自分を作っていると、つくづく感じる。

 きつい学びも楽しい学びもあったけれども、先輩や同僚からの学びは貴重である。

 おかげで今の自分は仕事が楽しい。

 壮年の今、学び続けていると、きっと「老いて衰えず」という境地になるだろう。

 私にとっての「老いて衰えず」のモデルは、まずは両親である。

 80歳で専業農家のバリバリの現役である。

 今でも朝7時から夜7時まで(場合によっては8時9時まで)働いている。

 子供から見ると、働く量を減らしてもっとのんびり過ごしてほしいと思う。

 ただ、働くこと自体が好きなのである。

 今でも土作りや苗作りの工夫をし、試行錯誤しながら、学びながら仕事をしている。



 「老いて衰えず」のモデルは、私が師匠と勝手に思っている野口芳宏先生である。

 今でも学び続け、新しい内容を教えてくださる。

 「老いて衰えず」の私にとってのお手本である。少しでも近づきたい。



 



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