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映画「七人の侍」に見られる体使い

2016年09月12日 | 修養
 映画「七人の侍」を見た。

 何年かに一度、無性に見たくなる映画である。

 1954年公開の映画であるから、今から60年以上前に作られた映画である。

 しかし、迫力がある。今見てもおもしろい。

 今回見て、気づいたことがある。

 それは、侍役をしている人達の体使いである。

 たぶん、今の役者さんにはあまり見られない体使いをしている。

 リーダーの島田勘兵衛役の志村喬氏、剣豪の久蔵役の宮口精二氏もそうである。

 よく気をつけて見ないと分からないが、体の重心が低いのである。しかも、肩の力は抜けている。

 どっしり腰が据わっていて、状態はリラックスしている。いつも。

 相撲をしても、かなり強いだろうと思わせる身のこなしだった。

 つまり、立腰の姿勢ができているのである。

 だから、立っていても座っていても、身のこなしが綺麗である。しかも、強そうである。

 姿勢の観点から見ても面白い映画だった。「七人の侍」は。
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