仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

困難にも感謝する

2017年07月03日 | 修養
 鍵山秀三郎先生の本は、出たら必ず買って読むようにしている。

 実践を通して得た知恵を具体的に述べているので、どのページを読んでも勉強になる。

 最近読んだのは、これである。

 「困難にも感謝する

 苦労人の鍵山先生に相応しいタイトルと言えるかもしれない。

 帯には、次のように書かれている。

 「運の悪い人はいない」

 「人生の試練に打ち勝つために必要な力とは?『掃除の神様』が示す問題解決のバイブル」

 ・ 過去も変えることができる
 
 ・ 小さなつまずきが大きなつまずきを招く

 ・ 不満のない人は成長しない

 ・ みっともないことを市内

 ・ 見て見ぬふりをしない

 ・ 綺麗な会社は発展する

 

 自分は、この帯を見ただけでも中を読みたくなる。


 どのページも勉強になるのだが、今の自分にとってためになったのが、次のページである。

 掃除直後に次の場所を決める(p.162)

 掃除をした後、そのまま解散する光景をよく見受けます。それでは、せっかくの気づきも水の泡。少しでも掃除後の気づきを次回につなげる工夫がほしいところです。

 例えば、会社の一部分を数名で掃除したとします。その掃除のためには、少なからず時間と労力をかけて準備したはずです。掃除の手順、役割、人数の配置、道具の準備。

 また、作業をしながら気づいたことも多々あるはずです。「こちらから始めた方がよかったのでは」とか、「この道具があればもっと効率がよかったのでは」というようなことです。

 さらに、思ってもいなかった汚れに気づいたり、問題箇所を発見することもあるかもしれません。

 こうした気づきを、そのまま置き去りにするようなことを繰り返していては進歩はありません。大切なのは、その気づきを次回掃除の課題として生かす工夫をすることです。

 気づきは、掃除をした直後が最もよく研ぎ澄まされています。その気づきを、鮮度のあるうちに処理する。そうすることによって、次回取り組むべき課題がよく見えるようになるのです。

 「あとで、次回の掃除場所は検討しよう」ではなく、掃除が終わった直後に、次の作業場所を決めておくことです



 上記の文章を読んだ後、鍵山先生の実践の重みを感じた。

 きっと、この文章を書くまでには、「あとで、次回の掃除場所は検討しよう」という場面に幾度となく遭遇したことだと思う。その度に、「すぐに決めればいいのに」と感じたのではないだろうか。

 

 ところで、この文章が私の心に残ると言うことは・・・


 そうです。自分自身が、掃除の気づきを次回に十分生かせていないことに気づいたからです。

 たしかに掃除をしている時には、気づくことがたくさんあるのに、その気づきを次の掃除に生かし切れていない自分に気づきました。


 掃除だけではありません。

 仕事だって同じです。今やっている仕事のめどが付いたら、きっと課題も見えているはずです。その課題にを解決することが、レベルアップにつながります。

 掃除の仕事も気づきを次につなげるようにしようと気づかせてくれたページです。
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