夏の中体連大会も終わり、中学3年生は、受験対策も考えないといけないそうだ。
中学3年生の子をもつ保護者から相談があった。
「うちの子、苦手な教科が色々あるんですが、どんな問題集をさせればいいですか?」
私の答えは次である。
「なるべく薄いものがいいですよ。」
聞いたところ、特に算数は、小学生の高学年ごろから苦手で、よくわからないそうである。
算数・数学は苦手意識が強いとのことだった。
次のように言った。
「書店に行ったら、数学コーナーに行きます。そこにある問題集や参考書のなかで、一番薄いものを選んでください。
厚いと、途中で挫折します。薄いと、最後までやり遂げらるハードルが下がります。まずは、1冊最後までやり遂げられると、その教科の得意な単元や苦手な単元がわかります。」
理由は他にもある。
○ 薄い分、その教科のエキスがギュッと詰まっている。1冊終えることで、大体の学習内容はカバーできる。
○ 問題集の場合、1冊目が終わったら、もう1冊買うのも良い。全く同じ問題集を2回すると、学習内容はかなり定着する。
薄い問題集は、2冊目になっても、やり遂げる可能性は高い。
自分は、高校生の頃、日本史を得意教科にしたくて問題集を買ったことがある。
その当時書店にあったもので一番薄いものを選んだ。
1回やると、少しは覚えるのだが、2回、3回と繰り返すうちに、かなり知識が定着した。
記憶が定着することで、出来事の因果関係を理解するのも容易くなった覚えがある。
「問題集は、なるべく薄いものを選びなさい。(特に苦手教科の場合)」
これが、自分が問題集を選ぶときのアドバイスである。(当たり前でしたか?)
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