仕事の道楽化

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こんな保護者だからこそ、こんな子供が育つ

2015年07月04日 | 出産・育児
 すごい親を見た。

 先日居残りして仕事をしていると、職員室に2名の保護者がやってきた。

 「ご用は何でしょうか?」

 と聞くと、

 二人とも、

 「うちの子を叱ってくださってありがとうございます。すみませんでした。」

と言われる。

 最初は何のことか分からなかったが、しばらくして思い出した。

 その前の日に、2名の保護者の子供を叱ったのである。

 ルールを守れなかったからである。

 部活動をしている子は、放課後に図書室で勉強をしていいと言うことになっている。

 ただし、「静かに勉強して過ごす」というルールだったのを、守れなかったのである。



 普段は、お利口さんにしている子である。部活動でもリーダー的存在になる2人であった。周りのみんなからも好感を持たれている。


 だからなおさら、叱ろうと考えた。お手本になってほしい2人だからである。

 
 ルールを守れないのは、

 心が弱い証拠であると言うこと、

 心のブレーキをちゃんときかせて自分の心は自分でコントロールできるようになること、

 心のコントロールができない人は、勉強もスポーツも上達しないこと


 を伝えながら叱った。



 叱られたことを知った2人の保護者は、部活のお迎えに来た際に、私のところまでわざわざ感謝の言葉を述べに来たのである。

 しかも、叱られたことへの感謝である。

 すごい保護者だと思った。自分もまねできないかもしれないと思う。


 私も、

 「可愛いからこそ、叱りました。」

と伝えたところ、

 「どうぞこれからも、よろしくお願いいたします。」

と言われた。

 こんな保護者の子供だからこそ、素晴らしい子に育ってきているのだろう。
 

 
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