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悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話

2015年07月02日 | 本と雑誌
 平光雄氏の新著が出た。

 悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話

 である。

 前作の

 究極の説得力 ~人を育てる人の教科書~

 子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話

のいずれもが素晴らしかったので、中身も見ないで注文した。

 やはり、教育現場で長年培ってきた経験に裏打ちされた話ばかりだった。

 素晴らしいのは、空理空論では無く、実際に保護者にも話してきたであろう話ばかりだったという点である。


 例えば、子育てや学級経営の話では、次のような言葉があった。

「先生は、一年間、『意見』はいつでも聞く。『文句』は一切聞かない。」p.57

「(子育ては)ラグビーの監督のように、試合が始まったら、グラウンドから離れ、観客席で今までの指導の成果を、『慈しみつつ見守る』ものなのです。」p.71

「(子供の言い分と向き合うとき)『ただで自由は手に入らない』と言うことです。「そうしたければ、『信用の貯金箱』に信用を貯めなさい。あなたは、どんな信用を貯めてきたのか。ということです。」

「『権利』と『義務』も同じです。義務を果たさない子に『権利』だけ与えてはいけないのです。」

 「子が親より大きくなることが親孝行」


 なぜそのように言うのか、本を読むと納得できる。


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