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月刊誌「致知」4月号「稲盛和夫に学ぶ人間学」からの学び・・・稲盛氏の「読む」「書く」習慣が分かった

2021年03月13日 | 修養
 前回「月刊誌「致知」4月号「稲盛和夫に学ぶ人間学」からの学び・・・特に心に残る言葉」の続き

 次は、稲盛氏の「読み書き」について。

 成功者は、読書をしていることが多い。

 また、書くという行為をしている人も多い。メモや日記、自分のアイデアを書き出すなどである。

 今回の特集には、稲盛氏が、どのように読書をし、どのように書いているかが分かる箇所があった。

 読書の習慣と書くことの習慣についての記述である。

 稲盛さんは若い頃から、どんなに仕事で疲れて帰ってきても、必ず三十分ほどは宗教や哲学に関するいわゆる良書を読んだと聞いています。多読でも速読でもなく、肚に落ちるまで一行一行心に刻み込むように読んだのだと。安岡正篤先生の『陰駕録を読む』やジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』も、丸賠記するくらい読み込んでおられました。
p.39



 稲盛氏は、多読というよりは熟読派だったようだ。

 丸暗記するぐらい読んだ本というのは、稲盛氏にとっての「古典」となる本であろう。

 そういう自分にとって「古典」となる本を持つべきなのだろう。

 (自分にとっての「古典」は、鍵山秀三郎氏の「凡事徹底」である。ただ、丸暗記するまで読み込んではいないなあ。)


 次は、稲盛氏の「書く」習慣について

 明治維新の時に立ち上がった薩摩出身の下級武士たちは、日本をどういう国にしたいかを常に議論し、目的の実現に命を懸けて行動してきました。同時に「書く」ことで内省していました。「書く」とは、意味を創造することです。

 稲盛さんも手帳にその日の出来事を心理描写も含めて詳述することを習慣化しています。正しい経営判断を行うために、相手の心理状況を正しく理解する必要があったからです。本質を掴むために、変化の只中で自分の内面を見つめ、書くことを通じて身体化しているのです。
p.42


 稲盛氏は、1日の終わりに書くという習慣を身に付けているようである。

 「心理描写も含めて」とあるから、かなり詳しく書いていたのではないだろうか。
 
 当然、思いついたアイデアも書き込んでいたことだろう。 

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