「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

2005・01・23

2005-01-23 07:00:00 | Weblog
 文芸評論家の川本三郎さんが書かれたものの一節です。

「夫婦というのは、大仰にいえば、同志的結合のようなところがある。物の考え方や感じ方、あるいは生きるための価値感(ママ)が似ていないと長くやってゆけない。」


 金婚式を迎えることが出来た作家の中野孝次さんは、「夫婦とは、何十年も連れ添ってはじめて夫婦というものになるのであって、昨今の芸能人のように数年でもう、やれ不倫のやれ離婚のどうのこうのというのは、結婚ゴッコとでもいうべきおふざけをしているにすぎないような気がする。」と書いておられます。


 それぞれの夫婦にそれぞれの歴史あり。長ければいいというものでもありませんが、傍からは窺い知れないところがあるのも夫婦です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする